見出し画像

京都刀剣御朱印めぐりの回り方

こんにちは。

今回は、最近行けていない京都の刀剣関連施設の私的な回り方について書いていきたいと思います。

と言っても、主に京都刀剣御朱印めぐりを中心にした内容となります。

コロナ禍の序盤まで、毎年夏と冬に開催されていた京都刀剣御朱印めぐり。
『京都刀剣御朱印めぐり』とは、刀剣乱舞で有名となった刀剣に関連した神社で、それぞれの刀剣をモチーフにした御朱印を頂けるというものです。

平成27年に開始されたこのイベント、私は第3弾くらいから参加しています。
当初は、京都の地理にも疎く全て回りきれませんでしたが、今では無計画に行っても回りきれるくらいになりました。
そんな私の、主なめぐり方、ルートその他寄り道などを書いていきます。



*  *  *  *  *


まず、私の生活圏では近鉄電車が主流ですので、京都の始まりは丹波橋駅からになります。
そして、京阪電車に乗り換えて墨染駅へ向かいます。
(京阪電車の藤森駅もありますが、最短は多分墨染駅だと思います。京阪藤森駅へは降りたことがないので不確かですが)

墨染駅から10分程度歩いて、藤森神社へ。
駅には藤森神社への簡単なルートが書いてありますが、地元の道という感じなので、不安な方はGoogleマップ等活用された方がいいと思います。
また、道が狭いので地元の方の迷惑にならないように歩き方等も気をつけてください。

ちなみに、藤森神社は地図で見ると他の神社からかなり下の方に離れているので、京都駅から行かれる方でも藤森神社から始めた方が行きやすいのではないかな、と思います。
京都駅からはJRで藤森駅まで行って、徒歩で10分弱くらいなので、墨染駅から藤森神社までとそう変わりません。


1)藤森神社




こちらは、鶴丸国永さんがかつていたとされている神社です。

御朱印・御朱印帳の他、最近ではクリアファイルやマスキングテープ・付箋など鶴丸さんにちなんだかわいいグッズもあります。

宝物殿は無料で入館でき、馬関連のグッズはもちろん(馬の神社でもある為)、元々展示されていた九条家伝来の宗近の刀の他、近年作成された鶴丸国永写・三日月宗近写の展示もあります。
但し、刀剣の展示は期間限定のこともある為、確実に見たい方は事前に確認をされた方がいいと思います。
また、鶴丸国永さんを中心に、奉納された刀剣乱舞関連グッズの展示コーナー(伺う度に拡充されている気がする)もあります。大昔のグッズや、手に入りにくい人気の鶴さんグッズなども見られるのはちょっと嬉しいです。

そして、藤森神社といえば、紫陽花の咲く頃限定の紫陽花苑。
敷地内に2箇所、紫陽花苑がありまして、1箇所で入場料を支払うと両方見られます。
雨の後だと地面がぬかるんでいる為、サンダルでは行かない方がいいです(蚊もいるし、めっちゃ刺されました)
紫陽花苑が開催されている間は、多分毎回特別御朱印が用意されている為、こちらもぜひチェックしてみるといいと思います。


< 少し 寄り道 >

○伊藤軒

藤森神社からゆっくり歩いて30分くらい(Googleマップでは20分程度だけど、かなり遠い印象)(多分バスでも行ける)のところに、伊藤軒さんというお菓子屋さんがあります。
こちらは和菓子屋さんの様に見えますが、洋菓子も取り揃えており、カフェもあります。
そして、こちらでは定期的に鶴丸国永さんをモチーフとしたお菓子が販売されています。

私がかつてカフェで頂いたのは、鶴さんモチーフのラテ。


こちらを注文し、持って来て頂いた際に店員さんが「鶴ラテです」と言ったのを聞いた隣のお席のお嬢さん(5歳くらいかな?)がそのご家族に「鶴ラテって何?」と連呼していたのはなかなか恥ずかしかったですが、今となっては面白い思い出です。

・ ・ ・ ・ ・

藤森神社を後にし、再び墨染駅へ。
墨染駅から七条駅へ向かい、七条駅から徒歩で10分程歩いて、豊国神社へ。
七条駅から京都国立博物館前までバスがありますが、歩けない距離ではないので基本的には徒歩です。





2)豊国神社




こちらは、骨喰藤四郎さんを所有しています。(京都国立博物館に寄託)
また、骨喰藤四郎写も所蔵されています。

こちらも骨喰藤四郎さん関連のグッズがあります。
特に栞は精巧な作りで美しいです。
秀吉公を祀っている為、秀吉公の瓢箪のモチーフが多いイメージです。

宝物殿は、実はまだ入ったことが1度もありません。
社務所で声をかけてからという感じで書いてあるんですが、社務所と宝物殿の入り口がちょっと離れているので、良いのか・・・?と何故か不安になってしまい入れていないのです(小心者め)
今日こそは、と思うんですがそうこうしている内にコロナ禍になってしまって。。。
次、コロナが落ち着いた頃に行けたら、頑張って入ってみようと思います。

運が良ければ、結婚式が執り行われているところが見られます。
私も数回遭遇しました。


< 少し 寄り道 >

○京都国立博物館


豊国神社のすぐ横?裏?にありますので、豊国神社へ向かう道すがら見えます。

数年前に、とても大規模な刀剣展がありましたが本当に素晴らしい展示でした。
しばらくは同規模のものの開催は難しいと思いますが、またあれば伺いたいですね。
綺麗な建物で、館内も広々しているのでコロナ禍でも展示はしやすそうですし。
あと、レストランの食事も美味しいです。

○三十三間堂

京都国立博物館の道路を挟んで向かい側、赤い柱が美しいです。

実は、小学生の頃の修学旅行以来1度も行っていません。
この辺りは観光地ということもあり、外国の方も多くてなかなか行きにくいと感じていました。

○茶匠清水一芳園

三十三間堂の裏くらい?少し歩いたところにある、エスプーマかき氷が食べられるお店です。
かき氷以外にも海鮮丼とかもありましたが、夏に行った時はかき氷のみ頂きました。


今もそうなのか分かりかねますが、私が伺った時は、まず店舗の前に名前を書きしばらくしてから呼ばれる、というものでした。
時間の塩梅が分かりにくく、たまたまその時はすぐに呼ばれそうだったので店前で待っていましたが、混み具合によっては先に書いておいて観光してから再び伺った方が良い様です。

○豊国廟

京都国立博物館を通り過ぎ、京都女子大学からもう少し歩いたところにある、豊臣秀吉公のお墓です。
Googleマップの案内の通りに行くと、別の位置へ着いてしまうのである程度予習してから行った方がいいと思います。
実際に私はめちゃくちゃ迷い、めちゃくちゃ歩き最終的には頂上の裏側に位置する道路?へ着きました。

豊国廟へと上がる前に、社務所がありそこで入場料を支払います。
ここで、季節によって限定御朱印が頂け、私が伺った時は桜の季節だったので、桜の御朱印が数種類ありました。

社務所の方へ入場をしたい旨を伝えると、階段が大変だからお参りは下からでも大丈夫ですよ?と確認を取られます。
階段のすぐ傍まで行けるので、ご年配の方やご家族づれの方などはそこから参拝をされていました。
桜の季節には、この階段下でも綺麗な桜が咲いているので、この場所でも十分かと思います。

私は、せっかくだから上がらせて頂きましたが、ここに辿り着くまでに既に体力をかなり消耗していたので、休み休み登りました。
手すりもなく、かなりの急角度でゆっくりゆっくり一段一段上がり、第一段目をクリアしたものの、その先は更に急で階段の幅も狭くなっていました。
次の階段の前で少し座らせて頂き休憩。風が通る場所だったので、気持ちの良い風を感じながら体力を回復しました。


そして、頂上までの最後の階段。立ち止まり立ったまま休憩しつつ登りました。
階段が狭すぎて途中では座って休憩はできないような場所でした。

頂上は、まさに桜が満開。
秀吉公のお墓にご挨拶をして、写真を撮らせていただきました。

また、下りが本当に怖い。これこそ手すりが必要な階段でしたが、両手でバランスを取りながら一歩一歩降りました。

私が伺ったのは数年前ですが、その時より確実に体力は落ちているので、また行きたいかと言われれば、下まででいいですと答えると思います。


・ ・ ・ ・ ・


豊国神社を後にし、次に向かうのは粟田神社です。
この辺りから、どうしても観光地を経由していかなければならない為、私は2通りの行き方をしています。

まず、京阪電車で行く方法。観光客を避けたい時は、主にこの方法で行きます。
豊国神社から七条駅へ戻り、三条駅へ向かい、そこから20〜30分程度歩き粟田神社まで向かう方法です。
三条駅からほぼ1本道で粟田神社へ向かえるので、迷うことはないのですが結構歩きます。歩きすぎて、合っているのか若干不安になります。

次に、バスで行く方法。
バスは京都国立博物館のすぐ前にあるバス停から乗ります(すぐ向かいの三十三間堂の前のバス停は逆方向なので注意)
ですが、京博も三十三間堂も観光客が多いので、乗り合わせになると大変です。
粟田神社の最寄りバス停までは結構距離もありますし、その道中も様々な観光地だらけなので人の出入りも激しいです。
座りたければ、七条駅まで戻り七条のバス停から乗るのも手ですかね。





3)粟田神社・鍛冶神社




まず、鳥居をくぐり、階段を上がらず左手の駐車場へ行くと、鍛冶神社があります。
上の写真は、少し前に改築されかなり刀剣や三条宗近・粟田口藤四郎吉光に寄ったデザインの神社になっています。
結構、小ネタがあるので、じっくり見ると面白いと思います。

私は、改築前の神社も、地元の神社感が合って好きでしたけどね。



そして、こちらのなかなか急な階段を登ると粟田神社です。
ちなみに、こちらの階段、タクシーが乗りつけられる様です。怖くないですか。



審神者であれば、必ず行きたいと思うであろう神社と思うのですが、私だけでしょうか。私は、とりあえずこの場所だけは絶対行きたいと常々思っておりました。

やはり、粟田口という地にある神社であり、粟田口の刀たちには常日頃からお世話になっていたので、是非ともご挨拶にお伺いしたい、と。
まぁ、宗近さんと吉光さんは先程の鍛冶神社で祀られているのですがね。こちらでは、毎年夏にビアガーデンが行われていて(コロナ禍では中止されている様です)、いつかは行きたいなと思っておりました。

そして昨年、なんと宝物殿が完成され公開もされているとか。
まだ行けていないので、是非とも伺える様になった暁には拝見したいものです。


< 少し 寄り道 >

○合槌稲荷神社

粟田神社の少し離れた鳥居をくぐり、大きい道路を渡って、赤い鳥居のあるところを入っていった奥にあります。
完全に住宅の狭い通路を進んだ奥にありますので、入っていっていいのか迷うような場所です。
当然ながら、そちらの住人の方へのご迷惑にならないよう静かにお参りしましょう。

こちらは、名前の通り小狐丸さんの伝説に関連した神社です。
神社といっても、本当に小さいです。

ちなみにこちらも御朱印はありますが、上記の通り小さい神社で人もいないので、粟田神社の社務所で頂けます。


○本能寺

こちらはまぁ、言わなくてもみなさんご存知あの本能寺です。
なぜ、この項目で書くのかというと、粟田神社から徒歩で伺ったことがあるからです。最寄りの京阪の駅が同じ三条なので行けるだろうと思ったら、とてもとても遠かった(当たり前)

解説は不要だと思いますが、こちらには織田信長さんのお墓があります。
宝物殿でも、定期的に関連刀剣の展示もあるので楽しめると思います。

ちなみに、焼けた本能寺とは別の位置に再建されたものなので、元の場所もまた行ってみたいと思っております。


・ ・ ・ ・ ・


粟田神社を後にし、次に向かうのは建勲神社。
建勲神社の最寄りバス停はいくつかあり、時間帯によっても色々あるので、いつもGoogleマップで検索をかけながら行っています。

また、バスで50分くらいかかり、百貨店や観光地などを通っていくので、休み休み行くのもいいと思います。
私は、この長時間のバスの間に体力を回復させて、船岡山に挑んでいます。

どのバス停で降りても、必ず船岡山を登らないと行けないので、船岡山内の公園で休みつつ登っています。夏場は蚊が多いので、虫除けスプレー必須です。
トイレもありますが、電気が付かずトイレットペーパーも無かったので、夕方行かれる際は気をつけてください。
たまに、不審者情報があったりして、特に夕方は人もほとんどいないので不安な方はお昼間に伺うようにした方がいいと思います。


3)建勲神社



こちらは、織田信長公・織田信忠卿を祀った神社で、宗三左文字さんを所有(京都国立博物館に寄託)、最近では薬研藤四郎写を所蔵しています。
薬研藤四郎写が完成した際には、こちらで展示もされていた様です(私は行けませんでしたが)

こちらでも、織田信長公ゆかりの刀剣たちの御朱印が期間限定であったり、モチーフにしたグッズもあったりするので、行くたびに楽しみだったりします。

地図で見るとわかるのですが、他の3社に比べると結構離れているので、京都刀剣御朱印めぐり初心者の時は、建勲神社は抜かし気味でした。



* * * * *


以上、私の京都刀剣御朱印めぐりの回り方、でした。
何度も行かれている方にはあまり意味のない解説だったかもしれませんが、私的な記録として書きました。

上記以外にも、近辺にはたくさんの刀剣関連施設もありますが、書いていない部分は私が行ったことがない場所だったり、私の中で優先して伺いたいと思っていない場所だったりするので、今後お伺いすることもあるかもしれません。


・ ・ ・ ・ ・


< ぷらす あるふぁ >


ここからは、建勲神社を後にしてから伺っている場所について、補足的にご紹介していきたいと思います。

建勲神社は、私的には結構奥の方にあるので、せっかくなので少し足を伸ばせば行ける場所へ行っています。




①北野天満宮



こちらは、髭切さんを所蔵している神社です。
学問の神様として、いつ行っても観光客が多いです。

宝物殿では展示替えもありますが、刀剣展であればほぼ確実に髭切さんに会えますし、スマホであれば写真が撮り放題なのでありがたいです。
割と序盤の頃、私が初めて伺った時、宝物殿の受付の方々がニコニコして「スマホやったらいっぱい写真撮ってもいいからね〜」と丁寧に説明をしてくださっていて、にわかな審神者たちのたくさんの参拝を喜んで受け入れてくださっている印象でした。
近年では、入館料が値上がりしていますが、刀剣の保存や展示に役立ててくださってるのだろうなと思います。

髭切グッズも豊富で、その他所蔵の刀剣類の御朱印もあります。

そして北野天満宮といえば、梅と紅葉。
私は、両方の季節で伺ったことはありますが、梅苑はまだ入ったことがありません。
なぜなら、梅苑でなくても梅が咲き誇り美しく、苑で人が多い中見て回るのが億劫だったからです。
紅葉苑には入ったことがあります。
色づいた紅葉がとても美しく、小川と空と紅葉がとても絵になっていたのですが、なんせ人が多かったのが辛かったですね。終点で、お菓子とお茶をいただけたのですが、こちらも人が多くさっさとお暇しました。


・ ・ ・ ・ ・


北野天満宮を後にし、次に向かうは大覚寺。
バスでも電車でも行けますが、まぁまぁ距離もあり乗り換えが必要です。

②大覚寺



こちらは、膝丸さんを所蔵しており、膝丸本体の展示自体はあまり多くはありませんが、大沢池を一望できる場所に膝丸パネルが常設されています。

こちらも一般のお客さんがたくさんいますが、私は大体旅の最終地点にしているので人も少なく、天気が良い日はよく日向ぼっこをしてのんびりさせていただいてます。

膝丸グッズも多く、匂い袋や鈴が欲しいなーと思いつついつも完売している時に伺ってしまっています。

春には、大沢池の周りで桜が咲き誇り美しいです。
のんびりお散歩しつつ写真が撮れます。

嵯峨菊も時期になると、お寺の周りに展示されてとても綺麗です。


・ ・ ・ ・ ・


大覚寺を後にし、京都駅へ帰ります。
なぜ、大覚寺を最終地点にしているかというと、大覚寺から直通で京都駅行きのバスが出ており、大覚寺から出発するので、ほぼ確実に座ることができるからです。
時間はかかりますが、寝ている間に京都駅に着くのでいつもそうしています。
ただし、時間をミスすると座れなくなってしまい、大覚寺からバスに乗る人はほぼ京都駅まで降りないのでほぼ1時間立ちっぱなしになるので注意です。



* * * * *


以上、私の京都の巡り方でした。

私は、平安から戦国時代あたりまでの刀剣が好きなので、新撰組関連は実はあまり興味がありません。
なので、あまり優先して伺っていませんが、行けるのなら是非行きたいという気持ちはあるので、コロナ禍が明けたら行けたらいいなと思います。


早く、自由に旅ができるようになってほしいものです。


ここまで随分長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?