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国道8号が通行止め解除

◉今回の令和6年能登半島地震の被害を象徴するような、土砂崩れの画像のひとつが、国道8号の状況だったのですが……。予定よりも2週間近くも早く、通行止め解除になったようです。これこそプロの仕事ですね。国会議員がパフォーマンスや 売名のために現地入りしても、ほとんど役にも立ちませんが。現場のプロたちは粛々と、やるべきことをやっている、ということですね。

【「え、あす復旧!?」土砂崩れの国道8号、通行止め解除に驚きの声 2週間近く前倒しできたワケ】乗りものニュース

日本海にそそり立つ崖が崩れた国道8号、復旧へ
 国土交通省 高田河川国道事務所は2024年1月26日(金)、国道8号の新潟県上越市内で実施していた約3kmの通行止めを27日(土)10時頃に解除すると発表しました。元日の能登半島地震以来、27日ぶりの通行再開となります。

 地震により、国道8号では日本海に沿う崖の下を通る上越市茶屋ヶ原で大規模な土砂崩れが発生し、大量の土砂が道路を覆いました。

 通行止め解除は2月中旬と見込まれていたものの、土砂撤去の結果、崩落土による路面や海岸擁壁の損傷は軽微であったため、大幅に早めたということです。

https://trafficnews.jp/post/130664

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、能登半島輪島市 海の見える千枚田だそうです。

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能登半島や福井、新潟などの原子力発電所がある地域に多い、切り立った崖の波打ち際に敷設された道路であり、上部から大量の土砂が崩れ落ちて道を封鎖していたのですが。こういう地形だと、土砂を取り除けば良いというものでもなく。余震も続いていますから、さらなる土砂崩れも起きますし、下手すれば二次災害が起きかねません。そういう意味ではまず、道路の上部の崖の状況を見極めないといけませんから。

能登半島の場合は、珠洲が七輪の名産地で、この七輪は珪藻土から作られるわけですが。多くの 珪藻土はジュ ラ紀以前に積み重なった珪藻の化石です。つまり能登半島はそれだけ 、固くて古い岩盤が多い地域です。これは福井の東尋坊や、新潟の親知らず子知らずも同じ。道路の多くは崖の下の海岸沿いを走るか、崖の上の方に作るしかありませんから。これが復旧を難しくしており、自衛隊員を大量に投入しての人海戦術が取れない面も。下の図は、Wikipediaの国道8号線の図ですが。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%938%E5%8F%B7

まさに、新潟から富山・石川・福井という、まさに今回の地震の主要地を横断する、主要幹線。大動脈です。それでも、こういう危機的状況時に日本人は、突貫工事的にやり遂げてしまう部分があります。個人的には、その突貫工事主義自体に対して批判もあります。過労死とかの原因でもありますしね。ただ、それでも適切な作業環境を与えれば、並み外れた集中力を見せるのが日本人でもあります。シベリア抑留で強制労働をさせられた日本人兵たちも、しっかりとしたいい仕事をやり遂げたように。職人の国。

震源地に近い能登地方ばかりが注目されますが、富山も新潟も福井も、被害は甚大。パフォーマーたちは、そういう場所にはなかなか行きませんね、注目を浴びられないから。でも、富山が地元の立憲民主党の近藤和也議員とか、その点では素晴らしかったです。あれこそが、与野党問わず国会銀のやるべきこと。超党派とか口にするくせに、自民党や政権批判に血道を上げてるんですから、呆れます。旅行キャンセルも多いのですが。他の道路も少しずつ、復旧していくことを願います。

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