風評被害を広める東京新聞
◉うっかり見過ごしていましたが、東京新聞の原子力規制委員会が東京電力の放出計画を認可した件に関する記事が、酷いですね。福島の声を聞けとか、特定の活動家の偏った、しかも非科学的内見を見出しや記事冒頭で書き、しかも「汚染水を浄化処理した水」という回りくどい書き方。本当は、汚染水と書きたくて書いたくてしょうがない心情が、バレバレでは? なんですか、抗議の声が渦巻くとか、それが多数派のような書き方は。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福島県楢葉町の海だそうです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■マスコミのマッチポンプ■
民主党政権時代は、朝日新聞は同じものを〝浄化水〟と書いていましたけどね。そうやってマスコミが、風評被害を拡大再生産してるわけですよ。科学的に反論できないから、福島の方たちはこんなに不安なです→不安なんだから放出すべきではないという、お気持ち主義。科学的にはどこの国も放出していて、その理由も科学的に危険性はないから、です。非科学的なことを言う人間をたしなめるのが、社会の木鐸たる新聞の役目でしょうに……。
ほんと、10年一日のごとく進歩しない。Twitterを見ていても、初期の頃の処理機の方針を針小棒大に報じた記事を鵜呑みにしていて、ちっともアップデートされていないわけです。大手マスコミがアップデートに協力せず、不安を煽ってるんですから、そりゃそうでしょうね。確信犯の活動家と、情報弱者と、それを見越して巧妙な言い回しで不安を煽る左派マスコミの、連携プレー。
■科学対信仰■
自分のような、原発再稼働やむなし派からすれば、原子力規制委員会はかなりの慎重居士で、ハッキリ言えば左寄りのメンバー。ただ、逆に言えばそういうメンバーですら、海洋放出は問題ないと、認めざるを得ないわけで。当たり前です、処理済み水についてイチャモンを付けている韓国も中国も、莫大な量のトリチウムを海洋放出してるのですから。科学が風評に負けてはいけない。
科学は万能ではないです。かつてノーベル賞を受賞した学説が、否定されるように。それでも、再現性が有り検証可能な科学の手法を、議論のベースにしなくては。行き着く先は信仰告白であり、宗教戦争です。反原発派の言ってることは、放射性物質を穢れと見做す、言霊信仰でしかないです。トリチウム以上の放射性物質を我々は体内に持ち、日々被爆しているのですから。
■ジリ貧のマスコミ■
左派系マスコミ……朝日新聞・毎日新聞・東京新聞は、間接的な風評加害者です。直接的な風評加害者とならないよう、巧妙に言葉を選び、庶民の声を報道しているだけという、態を取っているから、単純に無知な反原発派や、言霊信仰に囚われた人間よりも、悪質だといえます。リクルート接待疑惑ですっかり堕ちた英雄となった本多勝一氏が、「中国の旅」の歴史的事実との矛盾を指摘され、自分は中国の言い分を報じただけで文句があるなら中国にと嘯いた頃から変わらぬ。
福島の人間の声と言いながら、朝日・毎日・東京のインタビューに出てくる福島の漁民は、いつも同じ人物達であるのが、ネットではとっくにバレています。もういい加減、そういう手法では安い拍手を老人層やお仲間からはもらえても、中道左派や中道右派からは見放されつつあると、気がつくべきでしょう。それができなければ朝日新聞も毎日新聞も、早ければ5年、遅くても10年でブロック紙に転落か、廃刊の危機さえあると思いますよ?
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ