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2020年NPB日本シリーズ第1戦


福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツの決戦。コロナ禍で何もかもが異例ずくめの2020年でしたが、この時期までプロ野球が楽しめるのは、日本シリーズ進出チームのファンの特権。そこは素直に、喜びたいです。相手は、2年連続で読売ジャイアンツ。1リーグ時代の南海ホークスの頃から、別所引き抜き事件など因縁が深い相手です。レギュラーシーズン1位同士の頂上決戦。

【ソフトバンク短期決戦で強すぎる…日本シリーズ新9連勝、ポストシーズン13連勝】西日本スポーツ

 ソフトバンクが日本シリーズ新記録となる9連勝を達成した。
 昨年の第4戦まで8連勝で、1988年第3戦~91年第1戦の西武、2000年第3戦~02年第4戦の巨人、74年第4戦~10年第1戦ロッテのプロ野球タイ記録に並んでいた。

ということで、5-1の快勝。今シリーズは、両チームの第1戦の先発が最多勝のタイトルホルダーという、まさに横綱千秋楽相星決戦みたいな様相です。ホークスは唯一、読売ジャイアンツだけを日本シリーズでは苦手にしており、レギュラーシーズン38勝4敗という驚異的な成績を収めた杉浦忠さんの、4連投4連勝という獅子奮迅の働きでの勝利以外は、9敗。昨年ようやく、2勝目をあげましたが。

まだまだ苦手チームなのは事実。ですが、ポストシーズン新記録の13連勝に加えて、日本シリーズ新記録の9連勝で、先ずは一安心。打撃力的にはほとんどの項目で、ジャイアンツがホークスを上回っています。柳田対策は練ってきており、千賀のフォークボールは捨てて、狙い球も絞っていました。さすがです。ただ、CSでは不信だった栗原選手が爆発。全部長打の3安打4打点。

特に、先制の2ランと中押しのタイムリーは大きかったです。短期決戦の神様・三原脩監督は、日本シリーズでは超二流の出現が不可欠と、語っています。日頃は二流選手だが、短期決戦で目覚ましい働きをする、ラッキーボーイのこと。栗原選手は今年がようやくレギュラー定着なので、一流も二流もないですが。柳田を警戒したら、未来の四番候補に手痛い打点を入れられた感じでしょうか。

加えて、周東出塁→盗塁成功→中村晃タイムリーの様式美も出現して、攻撃陣に関しては理想的な活躍。投手陣は、千賀投手の調子自体はけして良くはなかったのですが、159キロの速球とお化けフォークで要所を締め、バットをへし折るなど印象的なピッチングでした。エース同士の投げ合いに、競り勝ったのは大きいです。問題は、東浜投手がいない第二戦ですが。石川投手もタイトルホルダー。

丸選手による中村選手へのスパイクや、両チームに死球が出たり、ちょっとイヤな面もありましたが。本日の第2戦にも期待したいです。今日は打撃戦になりそうな予感ですが、中継ぎ陣の活躍に期待です。

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