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国連が福島の健康被害「考えにくい」と報告

◉国連科学委員会(原子放射線の影響に関する国連科学委員会:United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation UNSCEAR)が、被爆を直接原因とする健康被害が、識別可能な水準で確認されることは今後も「考えにくい」との報告書を公表したそうです。東日本大震災から10年、ようやっと国連から御墨付きが出ました。遅いと言えば遅いですが、長期の研究が必要な分野ですから、こればっかりは仕方がないですね。

【健康被害「考えにくい」 甲状腺がん増は検査の結果―国連、福島事故で報告書】時事通信

 【ベルリン時事】原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は9日、東京電力福島第1原発事故について、被ばくを直接の原因とする健康被害が、識別可能な水準で確認されることは今後も「考えにくい」とする報告書を公表した。周辺地域で甲状腺がんと診断される子供が増えているのは、被ばくの影響でなく、広範なスクリーニング検査の結果とみられるという。

しかし、反原発というイデオロギーに囚われた左派マスコミは、放射性物質の恐怖を煽り、世論を脱原発に誘導しようと必死です。そこで利用されてるのが、福島県の甲状腺癌の検査。甲状腺癌は発症しづらい癌なので、現在の検査態勢と手術は過剰なんですが、反原発のマスコミは、そこを隠してこんなに癌が増えていると、喧伝します。福島は不幸であって欲しいという〝福島への呪い〟です。

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■白石草氏の負け惜しみ■

この報道に対して、エビデンスも不確かなことを言い続けている白石草氏が、口惜しげにツイートされています。いつもは、国連国連と、ナントカ小委員会なるものの「勧告」や「報告書」を大袈裟に騒ぐ左派マスコミですが。それらは国連が公的権限を付与したものではなく、あくまで私的な存在です。でも、国連科学委員会のような国連によって設置された委員会の報告書にイチャモンを付けるわけで。

作られたかわからないと言いたいんでしょうけれど、それって白石草氏の主観ですよね? エビデンス、ありませんよね? どんな歪んだプロセスで作られたか? それも主観、あるいは願望の投影ですよね? エビデンス、ありませんよね? 怒りしかないのは、岩波書店と組んでエビデンスのないことを垂れ流す、白石草氏に対してです。

そう思うなら、あなたが論文を書いて世界に向けて発信すれば良い。あるいは、そういう人の研究を紹介すれば良い。できませんよね? なにやら、論文をちゃんと読まずにハーバード大学教授に講義する、韓国のマスコミみたいな感じになっていますね。つまり白石草氏は研究者でもジャーナリストでもない、ということです。

一橋大学准教授とか、肩書きに騙される人は一握りかと。そういえば、SEALDsの奥田クンも、広義のしばき隊界隈の梁クンも、一橋大学でしたね。いつから、こんな左寄りの大学になったのやら……よくわかりませんが。

■反省なき人達■

菊池誠阪大教授の反論も乗せておきますかね。筋違いの絡み方をする人間もいますが、キクマコ先生はメルトスルーの表現に間違いがあったら撤回するが、辛淑玉ジラ女史は福島県の風評被害助長をどんなに批判されてもしない。それどころか、取り巻きが林裕章氏を勝手にファクトチェック福島の筆者扱いして、攻撃する。とっくに訂正したことを持ち出して、執拗に絡む。それだけで、どっちがまともかわかりますよね? 

そして、福島に呪いをかけ続ける、もう一人の三浦英之朝日新聞記者。彼は、ジャーナリストとしての功名心に駆られているのですかね、先輩の本多勝一氏のように。いくら批判され、科学的根拠を示されても、謝罪も訂正もしない。自分の本を売りたいだけなんでしょうかと、勘繰ってしまいます。ある種の人達を相手にすれば、エビデンスなしでも商売が成り立ってしまうのでしょうけれど。

朝日新聞のデマに、国民が戦って勝利した、と? そっちの意味ですよね。小手川太朗記者という、これまた科学に基づかない主張をする後輩が育っているようですが。いっぽう、一律160万円の給料カットに、労働組合副委員長の自殺という、朝日新聞のジリ貧状態が、明らかにされています。インターネットの登場で、若者は広く情報を採り、極端な情報に流れるのは10%前後ですから。後生畏るべし。

■反原発芸人の悪あがき■

本当は取り上げたくもないですが、十年後に備忘録になるでしょうから、転載しておきます。

あなたのデタラメな科学知識を信じるガッカリです。

あなたが反原発芸人になった理由は、想像がつきます。

あなたも過剰診断って情報を、いい加減共有してください。

被爆被爆と、放射線障害のド素人が聞きかじりの不可知論、と。

素人の調査ごっこに信憑性はないです。

あなたのツイートにイイネが400付かなくなったのは、日本国民の成熟だと思いますよ?

■ドイツ脱原発の偽善■

いっぽう、まだまだこんなことを書いている方もいます。在独ジャーナリストの熊谷徹氏ですが、福島をカタカナで〝フクシマ〟と表現する人には、非科学的で感情的な人が多い印象です。ドイツの脱原発を滔々と語っていますが、会員登録しないと読めない部分は、読む必要無しと判断できます。理由は簡単、ドイツは自国だけ原子力発電所を廃止し、隣国の原発大国フランスから電力を買うので。

【フクシマの教訓からぶれないドイツ、脱原子力政策を貫徹へ】日経ビジネス

 東京電力福島第1原子力発電所の炉心溶融事故から今年で10年。ドイツはこの事故をきっかけにエネルギー政策を根本的に変えた世界で唯一の主要工業国だ。同国は10年前に決定した通り、2022年12月末に最後の原子力発電所のスイッチを切る。
(中略)
 メルケル首相は、なぜ原子力擁護派から批判派へ「転向」したのか。彼女の心情は、同氏が2011年6月9日に連邦議会で行った演説に表れている。この演説には、福島事故や原子力のリスクに対する彼女の見方と、科学者らしい分析的な思考スタイルがにじみ出ている。

そいうのは、偽善ですよね? 日本が同じことをやったら、批判しませんか? かつて、日本社会党などの非武装中立論などのお花畑な意見が、一国平和主義と批判されましたが。ハッキリ言って、現状のドイツがやっていることは一国平穏主義と変わりません。このnoteでも度々書いていますが、第四世代の原子炉は研究が進んでいて、今年は中国の商用実験炉が稼働する予定で、2030年前後は、大きな動きがあるでしょう。

こういうジャーナリストやジャーナリズムと、科学を根拠に真っ当に積み上げる記者を、同一視はできませんが。コチラの記事【「ネットが社会を分断」は不正解、10万人の調査結果が明かす真相】を読むと、朝日新聞や毎日新聞、岩波書店が凋落した理由がわかります。若い世代は広く情報を右からも左からも採り、非科学的なマスコミは見放されるだけ。イエロージャーナリズムの敗北です。

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