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「とりあえず動き出してみることが大事という話」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.02

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
大いにスキルが不足していて危険が伴うにも関わらず
モルディブのダイビングツアー行きを決めた
ひかるです

今回はスキルに向き合うために、どのように動き出したのかの話を

焦るだけでは何にもならない

このままのん気に春を迎えたら
死ぬかもしれないという危機感をようやく覚えた私は
なにか救いがないものか
どうしたら不安が拭えるかと
まずはwebを彷徨い始めまして

探してみると
スキル上達のための記事を書いてくださってる
ショップさんはそれなりにいらっしゃいますし、
YouTubeも動画は上がっているし

ただし、どうしても全体像が分からないので、
どこから手を付けたらいいか分からないのですよね

課題があるところから
できてないところから始めたらいいんだけど
言ってしまえば、どれもできてない・・・

動画も勉強になるけれど
見てるだけで巧くなるはずもなし
結局のところ、いろいろ試してみないと
動き出してみないと始まらないなと
次は渋谷の街に出ていきました

ちなみにYouTubeは
Totty Films さんと、SHUチャンネルさんが
動画の数も多く、内容も分かりやすかったので
オススメとしてここに無断でご紹介しておきますね

救いを求めて渋谷へ、グローブを買った理由

さて渋谷に行きまして、
訪れたのはダイビング器材のショップさん
いつも器材はレンタルだったので
器材ショップに来るのは初めてです

とりあえず買ったのは
ラッシュガードとグローブ
ラッシュガードは単純に古くなってほつれていたので。
グローブは、夏であっても、あるに越したことないなと思いまして

生き物を見たり、待ったりするために
海の底に着底したりすることがあります
そんなとき、岩を掴むと体が安定しますし、
写真も撮りやすくなります

下手くそなら、なおさらで、
ちょっと落ち着いて作業をしたり、
岩陰の生き物を探したり
慣れた人なら浮いたままできることも
下手っぴには、ままなりません

岩の間を泳ぎ抜けるときも
距離感や勢いを間違えたり
ついつい手で岩を掴んだり押したりする機会が生まれがち
そんなときに指先に傷がついていくのよね
地味に痛い
保温じゃなく、ガードのための手袋です

ダイビングの教科書を求めて彷徨

でも本当に買いたかったのは
アドバンスの教科書

ダイビングにはライセンスがあり
10年ほど前に一番初級のオープンウォーター講習は受けていましたが
記憶は遠い彼方
せっかくなので復習しつつ、
その次のアドバンスと呼ばれるものも覗いてみようかと
いきなり動画や記事を探すよりも
体系立ててインプットしたり
どこから意識を始めるか見つけるのにいいかもなあという狙い

ちなみにライセンスと呼んでますが
厳密には免許ではなく
ライセンスを取得しないとダイビングができない
という決まりはないです

あくまでこの講習を受けていますよ
という証明でしかなく
スキルを保証するものでも、ありません
ただショップさんや潜るポイントによっては
特定の講習を受けていないとダメ、というルールがあり
持っていると遊べる範囲が広がります

この時点の私は
追加の講習を受ける予定はなかったのですが
結果論で言えば、体系立てて学べますし
アドバイスも普段以上にもらいやすいので
講習を受けるのはオススメです

後から知りましたがモルディブツアーに参加するには
アドバンスの取得が必須でした
はい、先に調べとけって話ですね

そしてここで初めて知った事実
器材ショップに教科書(購入マニュアル)は売ってない!

講習を実施しているダイビングショップさん・スクールさんで
買う必要があると初めて知ったのです
器材ショップさんが講習をやっている場合もあるので
そういうところなら買えるのかもしれません
まぁ、出かける前に調べとけって話ですね、分かってます(2回め)

スクールの門扉を叩く

射すような日差しの中、
汗だくだくになりながら渋谷を横断し、
検索して見つけたスクールの扉を叩く

海坊主のような強面の
しかし気のいい男性!

実は器材ショップをうろついているときに気になっていた
バネ式のバンジーストラップのフィンが
ここにも置いてあったので履かしてもらったり
練習するならヘッドファーストの前に
フリー潜行からだと助言をいただいたり
いろいろと、とても親切!
目的のアドバンスの教科書も購入!

せっかくなので
プール練習の相談もしてみた
都内のプールを利用した練習も開催してると
webサイトにあったので
ちょっぴり気になったのだ

そう、渋谷の街を歩きながら
どうしようかなと悩みながら
結局向き合うことに決めたのだ

ただ歩くという行為であっても
陽射し浴びながら体を動かすことは
人を前向きな気持にするのかもしれない
もちろんいろいろ調べ回ったり、
少しでも動き始めたのもよかったのだろう

まずは向き合ってみよう
どうしても不安を拭いきれなかったら
申し訳ないけれどモルディブツアー、キャンセルしよう
どちらに転んでもスキルを伸ばすよい契機だと心が定まった

まぁ、カッコつけたように書いたが
要は、ジタバタもがいてダメだったら諦めようってことなので
単なる思考放棄かもしれない

私はただのエンジョイ勢だった
ダイビングを少しばかりは、できるつもりだったし
趣味はダイビングだと周囲には言ってきたが
2、3年に一度行ってるだけで
身につけた感覚は毎回リセットされて
常に初心者だった

おそらく2013年に初めてダイビングに行き、
(もしかしたらその前に沖縄本島で一度、やったかもしれないが)
2014年にオープンウォーターを取得し、
昨年までで30本ほど重ねているはずだが、
10年で30本などスキルの上では無いに等しく
初めてスキルに向き合うことにした

経験本数すら曖昧なのは
真面目にログブックも付けてなかったからである!

思えばスポーツに関しては
水泳以外は常にエンジョイ勢で
特段、向き合うことはしてこなかった
周囲にいた部活勢や弟と比べて
そういう面が弱みなのであろう

とにかく動き出すことだけは決めた
そうすることで気持ちが浮上することを願いながら

自分を追い込むために友人たちに宣言

けんちゃん、姉さん(あだ名であって姉ではない)との飲み
仕事の話をするはずだったが
まぁ、いつもどおりに雑談に流れ
本当になぜか分からないというか覚えてないが
海の危険って自ら避けるか、みたいな話になった
危ないと近寄らないのか、気をつけながらやるのか
きっかけはタイタニックツアーの潜水艦事故のニュースだったろうか

その流れで
腹をくくるため
自分を追い込み、逃げ場をなくすために
モルディブに行こうと思っていることを告げた

初めてスキルに向き合う
今のスキルのままだと死ぬかもしれない
そんな話をした

ダイビングをあまり知らない2人に
なにが危険なのか説明を求められ
流され逸れる危険や
安全停止、減圧症の話をしたが
姉さんにはあまり危険性の理解が得られず
もやもやする一方で
不思議と、
たしかに大したことないのかもしれない
という気持ちも生まれた

よくない、油断するな
ちゃんとスキルに向き合え
そう戒めながらも
どこか気持ちが軽くなるのを感じた

仲間というのはいいものだと
柄にもないことを思う自分を笑いながらも
ようやく温かな浮力を得たように感じた


今回のポイント(今回はメンタルぽい内容)

  • じっと考え込むより、何かちょっとでも動き出したほうが前向きになる

  • 物を触ったり、人の話を聞いたりすることで、いろいろな気づきがある

  • 人に話してみるのは、思いの外、心がほぐれる

あと本当に当然のことかもしれないけれど、
私ができていなかったポイントとして

  • ダイビングのポイントによっては、
    特定の講習や指定本数以上の経験を求められる場合があるので、
    ちゃんと事前に調べておく

  • 何がどこに売っているのか、ちゃんと事前に調べておく


さて、次回はプール練習の話
ダイビングのスキル、上達したいからって
実際プールいって練習するひとって多分
そんなにいませんよね?
どんな感じだったか記しておきます!
次の話へ

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