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「やってよかったプール練習」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.03

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
大いにスキルが不足していて危険が伴うにも関わらず
モルディブのダイビングツアー行きを決めた
ひかるです

今回はプール練習の話
ダイビングのスキル、上達したいからって
実際プールいって練習するひとって多分、そんなにいませんよね?
どんな感じだったか記しておきます!

いろいろと、まずは動いてみることにした

このままモルディブに行くと死ぬな、と
怯えた私は、とにかく動けることからやってみることに

渋谷のスクールにプール講習を依頼した
石垣のショップさんに紹介してもらい、
伊豆のショップさんに予約も入れた
友だちのお陰で少し浮上した気持ちのままに
とにかく漕ぎ出すことにした

7/29土
正直な話
新たな学びを得られるだろうか
今さらプール練習ってのも恥ずかしい気もする

そんな半信半疑な気持ちもありつつ
先週覗いたスクールさんに
プール練習を申し込んだ

さらに渋谷の器材ショップにももう一度

フィン、ブーツ、メッシュバッグ
そしてダイコンを購入
ついに器材も買い揃えることにした
まずは軽いものから

フィンはフルフットのものが
履いたり脱いだりが楽そうだが
前回の石垣ダイビングの際に
海中で脱げて、落としてしまったトラウマが拭いきれず
ストラップのタイプを選択

結果的にはこれが正解だった
練習のためには都内から潜りに行きやすそうな
伊豆に何度か潜りに行ってみようと思っていたのだが

伊豆には、というかビーチには、
フルフットフィンじゃない方があっていた模様
伊豆はボートでポイントまで行って潜るポイントもあるが
ビーチから入って泳いでポイントまでいくところもたくさんある

その場合、波際まで器材を背負って歩いていく必要があるのだが
フルフットだと裸足で歩くことになってしまう!
ストラップのフィンの場合はブーツを中に履けるので
ブーツで歩いていける

危うく痛くて歩けない!みたいなことになるとこだった
はい、そうです、事前に調べとけよって話ですよね
分かってますよ(3回め)

器材を買った理由や選び方は
また別の機会に、まとめてみようかなと思います

プール練習ってどんな感じ?

7/30日、いよいよプール練習当日
都立大学駅まで出て
自由が丘のセントラルフィットネスクラブへ徒歩で

ここには水深4メートルのプールがある
4メートルだと浅いんじゃないのと思ったりしたが
練習にはまったく問題なかった

練習のテーマとしてお願いしたのは
フリー潜行、ヘッドファースト、
そして永遠の課題、中性浮力

結論から!
プール練習、本当にやってよかった!
いくつものヒントを得られた!

海では当然、波があるし
ファンダイビング中は
どうしたって他のお客さんもいて
自分のペースで、やりたい練習をできない

何度も何度でも納得いくまで
試してみることができる
アドバイスをもらえるというのは
非常によい機会だった

クラブで受付したら、着替えて上の階に
てっきり地下かと思った

ふつうのプールのさらに上の階に
そのプールはあった
プールとしては一見狭い
まぁ泳ぐわけじゃないもんね

中を覗くと確かに深さがある
水中の壁には窓があり、下の階、
通常のプールが見えていた

渋谷で出会った海坊主ならぬ大先生に
マンツーマンでのご指導
数年間のブランクがあるような
リフレッシュの方の利用が多いみたい

安全だし、いくらでも質問できるし
何度も試させてもらえる
1回で十分だと思ったけれど
1回は試してみるのもいい

得られた学びをいくつか紹介

耳抜き

耳抜きの際、
苦手意識があるからこそ
無意識に歯を食いしばっていた
その緊張が阻害要因でもあったようだ

  • マウスピースを噛みすぎない

  • 顎を緩める

前進した気がした

ちなみにこの噛みすぎないとか顎を緩めるとかは
要はある意味、リラックスするということで
これはあらゆるスキル向上の上で
鉄則だったんだなと、後になって体感します
これは、とても大切な学びだったので
別の機会にちゃんと、まとめてみようと思います

中性浮力

次に、中性浮力の練習
フィンピポットを10年ぶりにやった

フィンピポットは
一度、着底
BCDに空気を入れて
フィン先だけ底に付けたまま上体が浮くのを待つ
息を吐けば少し沈み
息を吸えば少し浮く
呼吸しながら、特定の目線の高さの位置が平均になるように
BCDの空気量を調整する
といったような練習

ここで覚えておくといいなと思ったことはふたつ

ある程度の深さまで潜ったら、割と遠慮せず
BCDに空気を入れて大丈夫ということ
それで浮いていってしまったりはしない
もちろんシュコシュコとちょっとずつ入れるのだが
浮くことに怯えて入れなすぎるとBCDの意味がない

もうひとつは息を吸ってから浮き始めるまで
息を吐いて沈み始めるまで
どれくらいの時間差があるかを体感すること

これを覚えておくと海の中で焦らなくていい

少し時間差があると分かっていれば
少し早めに呼吸の調整を始められるし

時間差があると知っていれば
息吸ったのに思うように浮かないからと
慌ててBCDに空気入れて結局過剰な浮力になる
ということもなくなる

BCDの説明なんて、毎回受けたりしない
丁寧な解説があるわけでもない
結果なかなか、おさらいする機会ってない

知ってたつもりのことを
改めて整理してもらえることって
意外と貴重な時間

肺と呼吸だけに頼りすぎていたのかもしれない
BCDをもっと意識的に使うようにする
ある程度、沈んだらBCDに空気を入れて調整する
そんな当たり前のことを結構雑にやっていた

BCDの効果を改めて体感したのは
実際に、この後、海に潜りにいってからのこと
自分なりに試してみたときのことなので
また改めて別の機会に語るが

振り返ってみれば
BCDが何をしてくれるものなのか
自分なりの体感を得られたのは
本当に大切なプロセスだったように思う

急浮上を恐れて使わないのは違う
BCDだけで制御するのも違う
プール練習してみなかったら
上達にもっと時間かかったかもしれない

潜行

あとは潜行の練習!
最初にスムーズに潜れると
焦った状態からのスタートを避けられるので
ダイビングを楽しみやすくなるし
エアの消費にも大きく影響する

水温が高いためスーツは付けず
裸にBCDを着込んでタンクを背負う
ヘッドファーストは脚を揃える

  • 慌てすぎない

  • バタバタしない

  • BCDからしっかりと空気を抜く

  • 頭を下げるだけで人は沈む

  • 足を揃えて伸ばす

  • つま先まで入ったら強く蹴る

下を向いたままだと耳抜きがしにくいので
背を反らしながら耳を抜く
ひとつひとつおさらいしながら試していくと
できる気がしてきた

このバタバタしないというのが
実はものすごく大切で
この後、あらゆる場面で活きてくる
水の中だと、人はどうも無意識に
足を掻いてしまうのかもしれない
これを意識的に停めるだけでも
得られるものがたくさんあった

これもまた今後まとめてみようと思う

動画や記事も学びにはなるが
視聴してすぐに試せるわけではない
実際にダイビング時に試そうとするも
動画の内容を詳細まで覚えているわけではない
いろいろと試したい、学びたいという
まさに私のようなタイミングであるなら
プール練習は一度検討してみてもいいかもしれない

覚えは早い
センスはある
お世辞かもしれないがそう励まされ

さて果たして海でもできるだろうか

お礼も兼ねて、このスクールが持つ
ダイビングショップにも予約を入れた

さて、いよいよ次回は伊豆の海へ!


今回のポイント

  • プール講習をオススメできるのは、こんな人
    ①いろいろ試してみたい、練習してみたいことがある人
    ②セッティングや潜行から浮力調整まで一連の流れを
     ゆっくり自分のペースで、おさらいしたい人
    ③納得いくまで練習したり、質問したりしたい人

  • 潜る直前のリラックスは耳抜きも潜行も救う

  • 肺だけで頑張ろうとしてると、上達しない、BCDはちゃんと使う

  • 息を吸って浮くまで、息を吐いて沈むまでのタイムラグを覚える


プール練習をお願いしたのは
SCUBA PRO SHOPの渋谷店さん
感謝を込めて、ここに無断で紹介しておきます

次回は、初の伊豆ダイビング
ダイビングといえば南国レジャーという
固定観念があった私にとって初の伊豆であり
スキルに向き合うと決めてから初のダイブでもあり
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