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花粉症は初期対応が大事。点鼻薬の使い方にについて

2021年は花粉の飛散数は例年より多くなると言われています。花粉シーズンは2月上旬からスタートし、3月にピークを迎える地域が多いようです。

花粉症の治療は、花粉の飛散開始日もしくは症状が出た時点で治療を開始する初期治療が推奨されています。
今から治療について検討しておくと辛さを和らげることができるかもしれません。

花粉症の対処療法として、点鼻薬・点眼薬・抗アレルギー薬がありますが、今回は点鼻薬の使い方について書きたいと思います。


点鼻薬のポイント

・初期治療では、まず鼻噴霧用ステロイドを使用する。
・点鼻用の血管収縮薬と区別して使用する。

市販の点鼻薬には、ステロイドを使用したタイプと、血管収縮薬を使用したタイプがあります。
ステロイドを含むタイプは、アレルギー反応による鼻粘膜の炎症を強力に抑え、これだけでコントロールできる方も少なくないそうです。

一方、血管収縮薬のタイプは、鼻粘膜の血管を収縮させることで、一時的に鼻閉を改善しますが、使用後はリバウンドして血管が拡張し、鼻詰まりがひどくなってしまうこともあるそうです。
市販では、ステロイドタイプより数百円安く購入できる印象があり、手軽に買えますが、1日に何回も使用していると、効果が続く時間が短くなってしまうため、正しく使うことが大切です。


ステロイドを含んだ点鼻薬の使い方

・毎日決められた回数使用する
 症状が治っても使い続けることが大切です。
・鼻の通りを良くしてから点鼻する
・鼻腔が広がっている時に点鼻する
 お風呂上がりは鼻腔が広がるのでおすすめです
・鼻腔内の同じ部位に噴霧しない
毎回同じ部位に噴霧すると、鼻粘膜が傷つく場合があります。


さいごに

これから市販の点鼻を購入される方も増えると思いますが、薬剤師さんに使用方法や薬に種類を聞いて、ご自分に合うものを購入されることをお勧めします。
症状を悪化させないため・鼻粘膜を傷つけないためにも、正しい使用方法を守って使用しましょう。
私も花粉症と上手く付き合って行きたいと思います。

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