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自分のままでいられる場所をつくりたい。

私は「場所作り」がしたいのかもしれない。


楽しさで誰かと繋がれる場所。
ほっと安心して、自分の気持ちを話せる場所。
好奇心旺盛な自分を隠さなくていい、セーブしなくていい場所。
自分にとって自然な自分を受け入れてもらえる場所。



そういう空間や場や時間を提供したい。

この気持ちはコミュニティ運営をしたりコーチングセッションの依頼をいただいたりする中で、少しづつ明確になってきた部分。


だけど元を正せば、自分自身が居場所のなさをずっと感じていたことが根っこにある。


***


私は家でも学校でも居場所がなかった。

別にホームレスだったわけでも親がいなかったわけでもない、ごくごく普通の家庭だったが、「居場所がない」という感覚はついて回った。



家にいるのになんだか疎外感がある。
私以外の家族だけが家族で、私は居候と思って過ごしていたこともあった。

学校でもクラスに馴染めず浮いている感じがある、友達はいるけどなんだか寂しい。いじめてくる人もいた。



ずっと心が窮屈で、誰にも自分の気持ちを言えなくて、誰かといても孤独だった。

悲しくて、寂しくて、でも一人で生きていくしかないんだと、静かに絶望していた。

そんな子ども時代だった。



***


「居場所がない」感覚の経験は、今「ないなら自分で作ればいい」という形に変わっている。

居場所は自ら作るもので、どこかの枠にしぶしぶ収まることではない。


私はもうあの頃の寂しい子どもじゃないから。
欲しいものは、自分で作れる。





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