いつからランニングシューズコーナーは厚底ばかりになってしまったのか。
(4月の日記より)
最近、電車で立っていると疲れるのは、5年くらい履いているニューバランスの踵がすり減っているせいもあるかな。 何だか土踏まずで立っているような感触だ。 でもこの不安定な靴底がバランス感覚を鍛えてくれるかも。 甲野善紀が日常的に一本歯の下駄を履いて歩いている話を読んだのを思い出し。 もう少し履こうかな。
(5月の日記より)
結局新しいシューズを探す。
ケニアのキプチョゲが非公式ながらマラソンで2時間を切ったのが2019年。
その後、ナイキの厚底モデルが世界のトップランナーを席巻。
ランニングシューズで厚底でない物を探すのが困難になってきた。
クッション性が高く足への負担が少なくスピードも出ると言うのだから厚底でない理由はないだろう。
最近の私はジョギング時には、スカイランナー用の軽量トレランシューズ、スポルティバ(LASportiva)社製「HeliosSR」を履いている。
もともとトレイルで過酷な地面から足を守る為にクッションは厚いのだが、踵と爪先の厚みに差は少なく、身体を前に送り出すような(私にとっては)不要な機能性が無い。さらにグリップ力も高く安定感がある。
今回買いたいのは、日常使いシューズ。
1~2キロ走れれば十分で、メインは電車で立つために極めてフラットなシューズが欲しい。
もちろんコンバース等のスニーカーのソールは全てフラットだが、デザインが好きではないし、通気性も欲しいので、スニーカーではなくメッシュの運動靴から選びたい。(ちなみにスニーカーというのはゴム底の靴ということで特にアッパーがキャンバス地や皮革の物を言うようだ。)
ところが、近隣のスポーツ店や靴屋を巡ると、厚底のものばかりで驚いた。
ランニングシューズコーナーにある中で最もフラットだったのはSaucony(サッカニー)のJazzLowPro。 老舗の定番モデル故、時代の潮流に巻き込まれず形態を維持しているのだろう。
サッカニーのJazzLowProを履いて二週間。 なんとすでに踵がすり減り始めている。 そういえば、べったりと吸い付くようなグリップ力があって良いなと思っていたのだが、ソールを触ってみるとかなり柔らかいゴムだった。 しかしこれでは1年と持つまい。 インソールがやたらすべすべするのも特徴で、足指は動かしやすいのは良いが、地を掴む安定感は低いかな。
次の買い替えの頃にはソールの薄いランニングシューズが流行っていると良いのだが。(もしくはベアフット志向の商品を選ぶことになるかな。)
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