見出し画像

付き合うっていちばんになれるって事だと思ってた

あけましておめでとうございます🎍新年だというのに縁起が悪いタイトルです。(苦笑)

突然ですが、わたしずっと「いちばん」というものに強い憧れがありまして。

勉強も頑張って10番そこそこ。スポーツは超頑張って地区大会準優勝。いちばんの友達だと思っている子も、その子にとっては何番なのやら。

なんかいつもなんとなく頑張ってはいても、なんとなく「いちばん」にはなれない。というか、人間関係においては「いちばん」が目に見えない。

だけど、ひとつだけこれは揺るがないんじゃないかと思っていたのが恋愛。

もう笑っちゃってる人もいるんじゃないかと想像してますが、そうですよね、笑っちゃいますよね。こう思っていたのはちょうど2年前くらいのわたし。

だって相手が好きで好きでしょうがないんでしょ!?彼氏彼女がいたら付き合い悪くなるじゃん!?それって「いちばん」だからでしょ!?それなら彼氏がいれば「いちばん」になれるじゃん!と。本気で思ってました。

今になって考えるとそんなことはないのは重々の、百も承知なわけです。

お恥ずかしながら、彼氏というものはハタチを超えるまでできたことがなく、憧れが先走り、恋は素晴らしいものだと勘違いしまくりだったのでこんな思考に至っていました。(恥笑)

そんなわたしに、マッチングアプリという文明が彼氏という存在を2年ほど前にわたしにもたらしてくれました。

想像に想像を重ねていた、憧れの彼氏と彼女としての生活がスタート。

真っ先にわたしは、「連絡は毎日したい」、「週末はなるべく会いたい」、「できれば電話もしたい」と、カップルってこうだよね!みたいなお願いをあくまでもお願いとして厚弱めで言いました。

こんなに憧れていたんだもん!できれば全部叶えたい!

しかし、彼からの返事は「連絡は2週に1回でいいよ笑」、「土曜か日曜のどっちかだったらいいよ笑」、「電話にがて〜笑」でした。

え!?は!?え、え、は!?!?

こんなにも恋愛は思い通りにいかなくて大変なものだと思い知りました。

だけど諦めきれなくて、「連絡は3日に1回」、「週末は土日どっちか会う」、「週に1回電話する」と折衷案を提案し、彼は渋々オーケー。

でもやっぱり、早速始まった日々にピキピキとひびが入っていくのはすぐでした。

付き合いたての頃はほぼ毎日していた連絡が、スタンプだけになり、既読スルーされるようになり、はたまた既読すらつかなくなり、それなのにインスタは更新されていて、最後の最後は2週間返事が返ってこないまま彼のインスタにいいねを押すだけの生活が続きました。

彼のクレバーで温和なところが好きだったけど、それは理屈っぽい内弁慶なところに変わりました。

「黒は似合わないのになんで着てきたの」、「このモデルが最高にかわいい」、「クックドゥーは料理じゃないよ」

彼に言われた最低語録まで誕生する始末。

もうこれは、好きじゃない。彼にとっての「いちばん」でもなんでもない。

限界を迎えたわたしは彼に別れを切り出しました。泣きじゃくって別れたくないと言われたけど、わたしにはもう好きという気持ちはないしその涙は彼女という存在が無くなることが寂しいだけだよ、と捨て台詞まで吐きました。

絶対間違ってないけど、寂しい。心が痛い。また「いちばん」になれなかった。

しばらくは喪失感というか、がっかり感というか、悲しいよりも寂しいという感覚がずっと続いていました。

だけど、別れたことを家族や友達たちに話したら、自分のことみたいに悲しそうな顔して、がんばったよく言ったね、って褒めてくれる人ばっかりでした。

ずっと何かの、誰かの「いちばん」でありたいと思っていたけど、今もまだ誰かの「いちばん」に憧れはあるけどわたしはわたしが好きだと思う人だけと一緒にいたい。

家族や友達たちにとってわたしは何番なのかはわからないけど、わたしの話をゆっくり聞いてくれてこんなにも悲しい顔までしてくれちゃう人は少なくともちょっとわたしのこと好きでいてくれてるんだよな、と。

最近はちょっとだけ思うことにしました。

メンタルが弱ってくるとまたこの思考回路になってしまうのでそれを防ぐためのメモと、あんまり良くない思い出の中の彼を成仏させるためのお経としてここに記します。

もしここまで読んでくださった方がいましたら、心より御礼申し上げます。

残業終わりの寒い車のなかより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?