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商品・サービスを世の中に貢献させるたった一つの重要なこと|非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術【要約・解説】

こんにちは。virapture株式会社もぐめっとです。

最近気温が上がってしまったのですっかり春模様なスキー場になってきています。

突然ですが、質問です。

あなたのしている仕事は世の中に貢献できてますか?

広告を出してくれ!といわれたけど、ヒアリングをしていくと、最終的には売上を上げたいというためで、そのためには先に商品の質をよくしないといけなかったり、利便性をあげないといけなかったり、、と広告は目的ではなく手段だったという事があったりします。

いろんな商品やサービスが溢れている今日、これからの時代は経営課題やビジネス課題を観察・分析しビジネスのクリエイティブを作り出して売るしかないです。

今回は斎藤太郎さんが書いた非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術からクリエイティブな課題解決方法をみつけるについて解説していきます。


結論から言うと
課題の本質を見つけ、仮説を立てて、解決策につなげる
といったことで良質なビジネスのクリエイティブを作ることができます。

本記事ではこの3つの方法を紹介しつつ最後に課題解決力を高める方法を紹介していきます!

それでは解説していきます!

課題の本質を見つける

課題の本質の見つけ方について4つ紹介させていただきます!

ビジネス全体像を理解する

仕事していると目の前の業務に忙殺されて担当している領域しか見ないことが多くなります。しかしこれでは課題の本質を見つけることはできません。担当領域以外にも企業、ビジネスモデル、収益構造、業界の状況などを見ないといけません。

ビジネスの仕組みが分かれば別の解が出せるようになります。

最初から着地点を決めない

課題からスタートして、仮説をたてて解決策を考えるようにしましょう。

よくあるのが解決策から走ってしまうことが多いので気をつけないといけません。

もぐめっとの経験としても施策が先に出てしまっていて、結局それって何を解決したいの?といった質問に答えられないものが出てしまうプロジェクトにも遭遇したことがありました。
すぐ忘れがちですが、そうならないように課題から考えるようにしましょう。

質問力を鍛える

商品・サービスを考えたら下記のような質問をしていくことで課題の本質を磨くことができます。

  • この商品で世の中はどう変わりますか?

  • こだわりは何ですか?

  • 何が大切ですか?

  • 凄さはどこにありますか?

  • 上手くいった時の世の中はどうなっていますか?

  • この商品が当たり前になった時5年後はどうなっていますか?

日頃から目の前の人に興味をもつことによりこういった質問力はより高めることができます。

もぐめっとの性格上、割とあまり話すことができず、人の話を聞くことが多いのですが、ある日友達に言われてハッとしたことがあります。
「今日俺から質問たくさんしてるけどもぐめっとからは一度も質問ないよね」
それを言われてガツンと来ました。それ以来もっと人に対して興味を持ってどんどん質問するようにしようと心がけています。

3つの目で物事を見る

物事を見るときに鳥の目、虫の目、魚の眼と3つの目でみることによって、より深堀りする方法を紹介します。

■鳥の目:俯瞰で見る
商品を企業、業界、世の中のレベルで見て意味のあるものか見る。
鳥のように空から見渡すことで全体像を把握して解を導きやすくなります。

■虫の目:日常レベルで見る
商品を使いまくってみる。一般の消費者としてどう感じるか、ユーザの立場になって考えます。

これ意味ない?これ必要?どうやって知る?といったユーザ視点の感想がわかるようになります。

■魚の目:時代の流れを見る

最近だとキャンプとサウナとか流行ってますよね。
流行ってるものがなぜ流行るかを考えると次の兆しがわかるようになります。
何が消費者に受け入れられているのかを把握してそれに乗っかる形で課題解決を図りましょう。

Twitterのトレンドとかをみると今の世の中の注目度みたいなのはわかりやすいですね。

仮説を立てる

課題を見つけたら次からは仮設を立ててみましょう!
4つの仮説の立て方について紹介させていただきます!

憑依する

商品のターゲットならどう考えるか、どんな気持ちになるか、どんな現状を抱えているかという視線を持ち続けるために実際にそのターゲットに憑依してみましょう。
例えば女子高生がターゲットなら

休みの日朝起きて、お化粧をしてから原宿までいって友達と合流する。
原宿ではウィンドウショッピング初めて8軒回ったけど買ったのは980円の服一着。
午後はサイゼリアで3hお話しまくって友達と分かれて家路につく

こんな感じで行動をイメージして、どんな、行動をするか計算します。
憑依するターゲットについてサンプリングすると仮設を立てやすくなります。するとターゲットが喜ぶ未来を考えることができます。

制約なく未来を描いてみる

商品についてこうなったら最高!を描きましょう!
また、誰が使ってくれたら1番うれしいか?といったところも描いてみます。

もぐめっと的には、憑依に関連するところではありますが、ビジョンを作る上でも大切になっていきそうな要素と感じています。

タグラインをつける

タグラインとはターゲットが便益を理解できるものです。
一言で言えばそれって何?
の質問に、答えられるものです。

インセプションデッキで用いられるエレベータピッチで言う「重要な利点、対価に見合う説得力のある理由」に親しいですね。


法人の人格を意識した解決策を考える

ドコモ、楽天、au、ソフトバンクといったキャリアの会社のイメージは皆さんある程度お持ちだと思います。
例えばドコモは重量・安定感、楽天はチャレンジングなところ、など。
組織の文化や体外的なイメージがあるので会社組織のブランドを大前提として解決策を考えましょう。

例えば、ジャイアンは歌が下手で勉強はするほうではないのに、出来杉君のような宣伝方法をすると人が変わった?みたいな感じで違和感抱きますよね。
チャレンジをするという点で考えると外すところは外すのは大事だったりもしますが、法人においてはある程度外してはいけないラインは保っておいたほうがいいです。

解決策につなげる

部活のようなチームを組成する

チームの人数は少くすると、責任の所在が明確になります。
また、意見交換や報連相もしやすいので小回りもききます。

もぐめっとはラグナロク株式会社という会社で少人数精鋭でプロダクトを作っていますが、とても意見も出しやすくやりやすい環境でプロダクト作りに勤しんでおります。
そういった経験からも部活のような少人数と楽しさでやれるのも大事と思っております。


コンセプトワードをつくる

コンセプトワードはこのプロジェクトはここを目指す!!といった一言で表すワードになります。
これがあることで、目指す方向と最終的な着地点は明確になりやすくなります。
タクシーアプリのGOの場合、「困ったらGO!」からキャッチコピーとして「どうする?GOする!」といったものを作り出していました。

勝てる案を選ぶための武器

新規にサービスを作るとき、アイデアをたくさん出しますが、いつかはどのアイデアで行くかは絞る必要があります。そのときにダメなものはダメと決める指標をもっておくことで選定をしやすくあります。
基準の例えとしては、「求める品質レベルに達しているかどうか」といった観点などをもつといいでしょう。

課題解決力を高める

課題解決力を高めるにあたっていくつか紹介されています、アウトプットとインプットの方法について紹介させていただきます。

書き出す

書き出す方法として2点紹介します。

  • アイデアをベン図で書く

  • 自分の重大ニュースを10個書き出す

もぐめっとは毎年自分の振り返りを年末年始あたりに実施していますが、重大ニュース10個みたいな簡単で書き出したことはなかったので次からは10個の観点でやっていこうかなと思います。


インプットの流儀: 何をどうインプットするか

インプットする上でも意識している点についてもぐめっと的に響いた点が5点あったので紹介します。

  • 流行は常に抑える

  • 街を眺めて自販機のラインナップ、売り場の流行りなどをみる

  • 自分でどう考え、どう感じたかを発信する

  • 見る、観察する、分析する、考える、伝えるのサイクルで自分のものになる

  • 自分からアウトプットして、お返しに相手からインプットを貰うことが必要

特に最後についてですが、人との付き合いもインプットになるので、その人からなにかもらうといったことでも、まずは自分からアウトプットすることによって、お返しとしてもらうといった点を紹介されてました。
ギバーになるといった観点でもこれは重要な点だなと感じております。

まとめ

クリエイティブなビジネスを作る上では下記を4点を意識してみましょう。

  • 課題の本質を見つける:様々な観点や質問から俯瞰して課題をみつける

  • 仮説を立てる:ターゲットの心情行動から仮設を見つけていい未来を描く

  • 解決策につなげる:少人数精鋭で基準をもって解決策を探る

  • 課題解決力を高める:常日頃からインプットしてアウトプットする

課題と向き合い、世の中を変える商品・サービスを作っていきましょう!

もぐめっと的補足

作ったものを世の中に貢献させるたった一つの重要なこと

わかりました?もぐめっと的には下記が答えでした。

課題の本質を見つける

正直これが一番大事だと思います。しかしこれがべらぼーに難しいです。
車を作っているフォード社の社長の話で有名なものとして下記があります。

馬車が主流だった時代に、顧客に望むものを聞いていたら「もっと早い馬がほしい」と答えていただろう

本当に欲しいものとはなかなか見えないものだったりするのです。
人々の意見に惑わされず今回の紹介した方法を使って課題の本質というのを見つけるように注力したいと思います。

おすすめアクション

今回の本から学べたすぐできるアクションとしてプロダクトに対して質問を投げかけるを早速やってみましょう!

この商品で世の中はどう変わりますか?

"質問力を鍛える"より

これに明確で魅力的な答えが出ないのであれば課題の本質を見抜けてない可能性が高いです。課題から練り直しましょう。


最後に、ワンナイト人狼オンラインというゲームを作ってます!よかったら遊んでね!

他にもCameconOffchaといったサービスも作ってるのでよかったら使ってね!

また、チームビルディングや技術顧問、Firebaseの設計やアドバイスといったお話も受け付けてますので御用の方は弊社までお問い合わせください。




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