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今年育て始めた”2人”の赤ちゃん

最後にnoteを更新して気がつけば2年以上の月日が経ちました。
2年前の僕は独身で普通の会社員。
2年後の僕は既婚で、息子が生まれていて、そしてスタートアップの起業中。
何がどうしてそうなったのか、今も少し驚いています。

久しぶりの更新のきっかけをくれたのは、僕がお世話になったコーチ養成講座を開講している”ZaPASS”のnote企画。同じように養成講座に通った25人一人一人が、違う”問い”を受け取ってアンサーを投稿するというもの。

こうしたきっかけでもなければ、noteをもう一度投稿しようとは思わなかったかもしません。この場をくれたことに本当に感謝しています。


僕が受け取った問い


「あなたが今年大切にしてきたものの中で、来年も大切にしたいことは何ですか?」

企画に参加して問いが届くまでの間はワクワクしながら待っていました。
一方で、文章を書くのが久しぶりだったこともあり、ちゃんと書けるか不安でもありました。

でも届いた問いを見た瞬間に、その不安は飛んでいってしまいました。まるで最初からこの問いが来ることを知っていたかのように、問いの答えがスッと頭に浮かんだからです。

最近の僕の生活は大小様々な驚きに事欠かないようで、今自分はそれをとても嬉しく思っています。


大切にしたい"2人"の赤ちゃん


さて、冒頭でも触れましたが僕は”2人”の赤ちゃんを育てています。
この2人を僕は今年とても大切にしてきましたし、また来年も大切にしたいと思っています。

1人目の赤ちゃんは僕の息子。
もう1人の赤ちゃんは自身で創業しようとしているスタートアップ。

この2人は偶然が重なって今年産まれてきてくれました。
こんなことになるなんて全く思っていなかった僕の生活は、あっという間にこの2人を中心に回るようになりました。(驚いている暇もないくらいだった。。。)

正直いまだにこの事実に焦点が合わないような瞬間が時々訪れます。僕は本当はまだ独身で、会社のためにせかせかと働いていて、今日も目覚めるとあの昔住んでいた1Kのお家にいるんじゃないか、と。

もちろん目覚めると僕の横で、奥さんと赤ちゃんがすやすやと眠っています。いつから僕はこんなファンタジーの世界に迷い込んでしまっただろうと、心の中は不思議な気持ちでいっぱいです。

一体いつまでこの不思議さと付き合うことになるのか、皆目検討もつかないのですが「どうせなら醒めないファンタジーであって欲しい」そんな風に願っている自分が心のどこかにいることも事実です。

この2人の赤ちゃんをずっと大切に育てていきたい、と考えている僕の本当の願いはこれなのかもしれません。


1人目の赤ちゃん


1人目の赤ちゃんである僕の息子は4月に生まれてきてくれました。
生まれた時から大きめだった彼は、僕らの想像と成長曲線を超えて大きく育ってくれています。同じ月齢の他の赤ちゃんを抱っこさせてもらう度に衝撃を受けています。

「こんなに小さくて軽くて抱きやすいのか。。。」と。

小さなカミングアウトをさせて頂くと僕はあまり子どもが好きではありません。そしてそれは今もあまり変わっていません。でも、自分の息子はめちゃくちゃ可愛いんです。この清々しいほどのダブルスタンダートには我ながら呆れてしまいます。

今もこれを書きながら赤ちゃんと遊んでいるわけですが、まあ本当に可愛らしい。最近言葉を少しづつ話せるようになっており、「ぱぱ」「だだ」なんて言いながら近寄ってくる姿はなんとも言えません。

同時に僕の服は着実に彼のよだれの餌食になっていくわけですが、不思議と気になりません。弟のよだれが服に飛んだ飛ばないで殴り合いの喧嘩をしていた幼少期が嘘のようです。

彼がこの先どのように成長するのかとても楽しみですし、今年同様来年も大切に育てていきたいと思っています。


2人目の赤ちゃん


2人目の赤ちゃんであるスタートアップですが、これは息子が生まれた次の月である5月に芽吹きました。それまで転職して入った会社で正直パッとしない日々を送っており、同じ環境で働き続けることに漠然と不安を抱えていました。このままパッとせず、やりたくもない仕事をしているのは嫌だな、と悶々とする日々が続いていました。

そんな時に彼が生まれてきてくれて、育休という選択肢が生まれます。同時に自分はこの子にとって誇れる父でありたい、そんな風な思いがどこからともなく湧いてきました。その結果として「育休を取って子育てをしながら空いた時間で起業にチャレンジしてみよう」と決断することになります。

僕は漠然と「子どもが生まれたら自分の選択肢は狭まる」そんな風に思っていました。でも実際は狭まるどころかむしろ大きな可能性が拓けた。

この予想外には本当に驚かされました。でもそれ以上に喜んでいる自分がいます。だって僕はこの先の人生「この子が産まれてきてくれたから大きな可能性が拓けた。本当にありがとう。」と心の底から思うことができる。こんなに嬉しいことがあるでしょうか。

それから育休を取ることを決めて現在まで起業に取り組んでいます。
うまくいかないことも多いし、不安になることもあります。それでも僕の日々は、これまでよりもカラフルで、生きている喜びに溢れています。

さらに幸せなことに、僕はついてきてくれているメンバーや助けてくれる人にも恵まれています。1人でやっているのではない、これがどれだけ心強いか。心の底から感謝しています。本当にありがとう。

できていないことの方が遥かに多くて、日々自分の至らなさが嫌になります。そしてこれからは、もっと大変なことを乗り越えていかなくてはならないでしょう。難しい決断に迫られる場面もあれば、やめたくなるほど辛い経験もするかもしれません。

それでも僕は自分の決断に納得しているし、そんな自分が好きです。分かりきった明日よりも、どうなるか分からない驚きに満ちた明日に飛び込む毎日を、僕は愛しています。

いつの日か僕らが作ったプロダクトが皆さんの元に届き、生活に根付き、心地の良い日常をそっと支えている。そんな夢のような日が来ることに僕は心の底からワクワクしています。そして、そのために自分たちにできることを一つづつ着実に進めて行こうと、日々プロダクトと向かい合っていますし、それは来年も変わりません。

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
拙い文章で大変恐縮なのですが、少しでも楽しんで頂けたのであれば、それ以上に嬉しいことはありません。

最後に

今年はスタートアップの創業やキャリアコーチ、はたまたデータ分析の講師までたくさんのチャレンジを始めました。そんなチャレンジを応援しても良いよ、という心優しい方いらっしゃればnoteとtwitterのアカウントのフォローなど頂けると嬉しいです。小躍りして喜びます。なにとぞ。

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