コロナ禍で個人レベルで行動した事

前回の続き。さて個人レベルで行動にうつす事を決める時に何を考えていたか。

もちろん最初に心配したのは所属オケの経営状態ですが、オケに対する考えは前回のノートに。

ここでは個人レベルで考えた事を時系列で書いてみたいと思います。

演奏家はこれからどんな仕事が出来るのか

3月にオーケストラもスタジオレコーディングもレッスンも続々とキャンセルになる状態で、冷静に真っ先に考えた事は、この先は自宅からオンラインで何かやる事になるだろう。というよりオンラインで出来る事を探さなくてはいけないだろうという事でした。

我が家は楽器演奏可能ですが時間制限があるマンションで10時から20時の間という規約があります。もちろんこの時間内でしたら数時間は練習可能なわけですが、近隣住民の方々への配慮もしつつなので、これまではリハーサル会場等、早めに行ったり、居残りしたりして家以外では心置きなく時間が許す限り練習してました。

しかしこれからはずっと家で練習しなくてはいけない。家で時間内で全開に練習して一回でも苦情が来てしまったら…。と考えました。

その為にまずは自宅に防音設備を入れる事が先だろうと、すぐに手配する事に決めました。

そしてそれを直ぐに決断した理由はもう一つ。

自宅でレコーディングをできる環境が作れるかもしれない

これまでのスタジオミュージシャンの仕事が無くなるのは正直モチベーション的に苦しくなるだろうなと予想しました。というのも僕がオーボエでソロやメロディーを吹く事ができる仕事は最近はスタジオでの仕事がほとんどです。オーボエはよくソロ楽器と言われますが、メロディーを吹いての達成感や幸福感を感じる事が出来るのは僕にとってはレコーディングの現場。ドラマや映画などで流れる音を田舎の両親に聞かせる事が出来るのもこの仕事ならでは。

そしてこの先国内の素晴らしい名手達がこぞって暇になるのは目に見えていたので、とにかく急いで宅録ができる環境を作らないとあっという間に仕事がなくなると思いました。とはいえ防音室を購入できる資金などありません。あったらとっくに引っ越してます(笑)

そこで直ぐに思い出して連絡したのがこちら

10年以上前、別のところに住んでいた時にヤマハの防音室のレンタルをした事があったので直ぐに連絡しました。3月中旬だったと思います。ところがその時はコロナ禍の影響で申込不可。それから毎日何度もこのページにアクセスして申し込み可能か確認。ようやく問い合わせ可能になり電話をして申し込みしたら工事可能日が4月下旬。長い道のりでした。(※6月頭現在上記の防音室レンタルの申し込みはストップしてます。)

防音室が来るまで、とにかく近所に気を遣いながら自宅で練習してましたが、それと同時に防音室を入れる為に一部屋あけなくてはいけませんでした。

必然的に部屋の大掃除と断捨離が始まるわけですが、その間、仕事上でのグループラインの仲間達とある話が進む事になるのです。

続きはまた次回…。


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