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「子どもからお年寄りまで誰もが気軽に訪れる場所として」 神水山 清林寺 2/2

出会いは大学生の頃

 お二人の出会いは、渡邊住職がまだ大学生の頃。東京都世田谷区にある駒澤大学に在学中、同じ駒澤に住んでいた章子さんと出会います。最初はメールのやり取りから始まったそう。お互いのことを少しづつ知っていく中で、ある偶然を機に意気投合します。渡邊住職の通っていたのは戸沢村にある「神田(じんでん)小学校」に対し、章子さんが通っていたのは神奈川県平塚市にある「神田(かんだ)小学校」だったことを知り、お二人は大変驚いたそうです。
 平成二十二年、渡邊住職は北海道中央寺へ三年間の修行へ。十年という長き期間を経てお二人はめでたくご結婚され、現在も清林寺を二人三脚で守り続けています。

仲むつまじく猫を見つめる渡邊住職と奥様の章子さん

寺としての役割

 最上地域では、他寺院と合同で年に一度、夏休みに一泊二日の子ども向け「坐禅会」を開催しています。ドッチボールや鬼ごっこ、夜はBBQ、三十分程度の坐禅を二日間で数回行う坐禅会。目的は、言葉や文字で残すことではなく自分で感じ取ることに意味があると言います(曹洞宗の教外別伝不立文字の教え)。朝起きて顔を洗いご飯を食べ、掃除を行いお風呂に入り、そして寝る。当たり前の事を当たり前にやるという事を何より大切にし、学校とは別の新しいコミュニティと位置づけているそうです。
 また、毎年一月十八日に「ごほうら」、五月八日は「大般若」と「花まつり」を開催。梅花流四級師範である渡邊住職による梅花講「浄心会」は月に一度行なっている。尚、講員を随時募集中。詳しくは清林寺までお問合せください。

月に一度の梅花講「浄心会」

檀信徒様から奉納された清林寺の「地獄絵」と「極楽絵」

清林寺本堂の廊下に飾られた大きな二枚の絵は、檀信徒様より奉納された「地獄絵」と「極楽絵」。

地獄絵
極楽絵


曹洞宗 神水山 清林寺(じんすいざんせいりんじ)
清林寺は、新庄市会林寺の末寺であり永禄六年に会林寺の秀山宗建大和尚により開山された曹洞宗のお寺です。

場所/ 戸沢村大字神田50
電話/ 0233-72-2348
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