もが金魚

小さな出版社勤務。

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井の頭公園休職日記

休職しました 上京してから1年も経たず2ヶ月の休職となりました。 心の病に罹りました。 ゆっくりと療養しようと思いますが、家でボーッとしていると意識が穴底へ落ち込んでしまいそうになります。 公園へ 私はよく公園へ足を運びます。 何かと公園へ向かいます。特に理由はありません。 この間井の頭公園に行ったら奇遇なことに盆踊りをやっていました。地元の人が集まる地域のイベントのようでした。 盆踊り 盆踊りの1番上の段で太鼓を叩く親子(?)がいました。お父さんの太鼓は一味

    • 人生を変えるなんてない

      「人生を変える」という言葉に踊らされている 「人生を変える」なんてないと思う これを読めば…これを習慣に…これを買えば… 様々な売り文句が眼前に広がる 一発逆転心機一転を狙おうとすればするほど、現状の変化の無さに辟易とする 自分をゆっくりと受け容れていくしかない くよくよ悩んでしまう人は 「くよくよ悩む」を含む自分として生きていく 気が小さい人は 「気が小さい」を含む自分として生きていく 自身の自然な感情を全て巻き込んで生きていく 虚無感をも抱えそれでも生きてい

      • 夏の背に蝉の声

        私は自転車を漕ぐ。 夏の街路樹に挟まれて駆け抜ける。 行くあてもなく、がむしゃらに前へ進む。 蝉の声が響き渡っている。 不安と緊張を振り切るようにペダルを漕ぐ。 後ろを振り向かないまま颯爽と漕ぐ。 蝉の声が一段と大きく響き渡っている。 頭がぼんやりとしてくる。 風景が滲み出す。 どこに行こうとしていたのか、本当に行くべきところが果たしてあったのか分からなくなる。 車体が揺れて現実に振り落とされる。 視界がはっきりと見えるその時まで、 同じことを繰り返す。 #夏の1

        • それはスポットライトではない

          私にはずっとお気に入りの曲があります。 「それはスポットライトではない」 /浅川マキ 前置きとして 「私の目にいつか輝いていた光」を 私はまだ失っていないのでしょうか。 聴くたび身が引き締まります。 今私の目に映っているものは、数多く点々としていて景色がぼやけて見える。 その輝きはそれぞれ小さいものかもしれないけれど、それでもその光を絶やさないように生きていたい。 いつか輝いていた自分の目を忘れない。

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        井の頭公園休職日記

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          生きづらさを綴る日記

          こんにちは。休職中のもが金魚です。 日々の生きづらさ 生きづらいなとふと気付かされること。 生きづらいという感情が日常の瞬間に現れる方もいらっしゃるかと思います。 電車編 電車を降りてエスカレーターに並ぶ。 気づいた時にはもう遅く私の前に2名ほど割り込みで入ってきている。 憤っているとまでは言いませんが、気の弱そうな容姿を見て足下を見られたんだなと感じてしまう。 だからといって割り込まれないよう前の人に詰め寄ることもなんだか心が小さい人間のようでできないのである。

          生きづらさを綴る日記

          多摩川ぶらぶら日記

          こんにちは。もが金魚です。 気晴らしについて 気晴らしだとか自分の機嫌を取るなんてとても大変なことだと思います。自分の「好きなことやもの」を見つけられない方も多いと思います。 そして、「好きなことやもの」がなければならないといった世間の風潮も強いようです。そういった風潮は現代日本を生きる人間にとって強迫観念になっています。 本来、気晴らしや好きなことやものなんて平たく言うと何でもいいのです。SNSに蔓延する「楽しんでいる姿」「好きなことで生きる」に惑われていては我が身

          多摩川ぶらぶら日記

          初めましてもが金魚です

          初めまして。もが金魚と申します。 自己紹介 20代前半 東京都在住 岡山県出身 趣味:本屋さんと古本屋さんに行く 出版社で本に関わるお仕事をしています。 生きのびていくためにnoteを書き始めました。 望月ミネタロウ先生の『バタアシ金魚』が大好きですが、その内容とは全く関係なくバタ足で水中をもがくように生きているところです。 なぜか金魚の話 これまたあまり関連はありませんが、金魚と一緒に生活を始めました。金魚が生きている限り私も生き延びることができるからです。

          初めましてもが金魚です