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あやうく一生懸命生きてしまいそうなあなたに開いてみてほしい一冊「あやうく一生懸命生きるところだった」

みなさんはゆるゆるしてますか?

私はゆるゆるは大好きなのですが、真のゆるゆるさんではありません。憧れの存在です。実際せっかちだし、休み下手です。世間の目がまだまだ怖いです。まずは、ゆるゆるで生きているゆるゆる先輩を見てみようと思ってこの本を読んでみました。

私と同じように何かに追われて生きる人、休み下手さんに開いてみてほしい一冊としてこの本を紹介したいと思います。

エッセイ「あやうく一生懸命生きるところだった」

著者:ハ・ワン

ハ・ワンさんとは
イラストレーター&エッセイストとして活動。40歳を目前にしてやりきれない気持ちが限界に達し、ノー・プランのまま会社を辞めて頑張らない生活を始める。

頑張ることをやめて生きてみた、をエッセイ調にかかれている本です。
まず、このタイトルがすばらしくキャッチーです。本当に「あやうく一生懸命生きるところ」でした。あぶないあぶない。

この本を読むことで韓国の文化に少し触れることもできます。本書の中で

  • いい学歴、いい会社に入らなきゃ

  • マイカー、マイホームは持っていなきゃ

  • 結婚しなきゃ

…と多くの人が思っているそうです。日本の多くの人が抱いている「しなきゃ」と同じですね…親近感。

心に残ったことば

実は、ずっとキリギリスになりたかった。ビビッてアリでいただけ。
(略)凍てつく冬が来たらどうするのかって? そのときになったら作曲でもやってみようかな。またはエッセイでも書いてみるか。
「あやうく一生懸命生きるところだった」より

そうなんです。ビビってアリでいます。…でもこの文章を見てキリギリスでも考え方次第では冬も幸せに生きられるんじゃないかなと思えました。

●アリとキリギリスのお話

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはヴァイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう。
Wikipediaより

まとめ

  • 人と比べること

  • ステレオタイプ(多くの人に浸透している固定観念や思い込み)に踊らされること

  • やみくもにがんばること

…をやめることで自分らしく生きてみようと思える本です。とても読みやすい本なので気軽に読めます。めちゃめちゃ学びがある!!!という本というよりはこんな生き方もいいよねという感じ。

あやうく一生懸命生きてしまいそうな方は、一度読んでみませんか?

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