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私たちは再び大恐慌に向かっているのか?

2024年8月26日 ZeroHedge タイラー・ダーデン
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概要
...今日、1920年代後半と同様に、賃金と富の格差が著しく拡大している。最近のエネルギー消費の伸びは低く、1920年代と同様である。著しい違いは、米国政府の債務水準がすでに極めて高いレベルにあることだ。今、さらに債務を増やすことは危険を伴う。
...債務の増加は経済を前進させる上で重要であるが、実際に物理的な商品やサービスを生産するにはエネルギー供給の増加が不可欠である。
...世界経済の大部分が成長モードから縮小モードへと移行しつつあるように思われる。化石燃料エネルギー供給の消費における成長が、より低い水準へと後退しているという事実は懸念すべきである。
...言うまでもなく、経済が縮小している状況では、利子付きの負債を返済することははるかに困難になる。米国では、1981年以来、経済を刺激するために「あらゆる政策手段を駆使する」という金融政策が取られてきたことが根本的な問題である。経済をより速く成長させるための政策手段が、今や底をつきつつある。
...カマラ・ハリス氏は、現在の食料価格の上限設定を提唱している。これは都市住民には喜ばれるだろうが、農家が農業を辞めることを奨励することになる。
...実際、米国が貧困層への支援を増やした場合(そして、その支援を債務の増加によって賄う場合)、米国も同様に、他国からの輸入が困難になる可能性が高い。中国やロシアは、貿易目的で米ドルを放棄する動機が、現在よりもさらに強まるだろう。米国、欧州、その他の先進国は、輸入品がますます手に入らなくなるだろう。
...風力、太陽光、電気自動車は、現在の経済を救うものではない。これらの取り組みに助成金を支給するためにさらに債務を増やすことは、貧困層に助成金を支給するためにさらに債務を増やすことと同じ悪影響をもたらす可能性が高い。
...米国の選挙後、米国が2つの地域に分裂するシナリオを想像できる。米国の中心部にトランプ派、そして主に2つの沿岸部と、おそらく北部のいくつかの州からなるハリス派だ。トランプ派はカナダ中部とメキシコと手を組み、あと数年は活動を続けるだろう。ハリス派は、カナダとヨーロッパの大半の沿岸地域と合流し、ロシアと中国と戦争状態になるだろう。

出典:https://www.zerohedge.com/economics/are-we-headed-another-great-depression

所感
読み上げ時間がおよそ25分の長文。米国経済・歴史に興味のある人向けの内容。筆者によると、歴史は繰り返すようだ。今のアメリカの状況は1929年の世界恐慌およびその後の第2次世界大戦に至るプロセスに似ている。ここまで来たら株価暴落や金融危機は仕方ないと思うが、世界大戦だけは勘弁してほしい。

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