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数字へのこだわりが強い

私は人より少しばかり、数字へのこだわりが強いと思う。

例えば、順番。昔から平均より低めの身長だったため、背の順はいつも「1番」前だった。当時は腰に手を当てるポーズがすごく嫌だったことを覚えている。

しかし、途中から「1番」が好きになった。最初に選択する機会を得ることができる。「1番」より前は誰もいない。そして何より、単純でわかりやすい。「1」という上から下に真っ直ぐに線を下ろした形から、ブレない軸を持っているような、力強い印象さえ感じている。実はラッキーナンバーなのではないかと考えを改めた。

他の気になる数字として、エアコンの温度がある。冬場の設定温度は、基本的に「24℃」「26℃」特に理由があるわけではないが、必ず偶数と決めている。これが23℃や25℃だとなんとなく落ち着かない。誰かがリモコンで別の温度に変えたところを目にすると、なんとなく気分が悪くなってしまう。

同じ類のもので言うと、テレビの音量。小さいときは「18」、大きいときは「30」に固定している。音量は調整するときにしか画面に表示されないものだとしても、きちんと偶数で止められているか、確認する癖がついてしまった。

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だが、奇数で許されることもある。個包装のお菓子を食べる場面だ。小腹が空いたり、食後のデザートを欲したりしたときは、だいたいチョコレートや飴を選ぶのだが、どんなに食べたいものでも「3つ」までにしている。

ピノのチョコアソート、瀬戸しおのせんべい、ロッテのガーナ&クランキーシェアパックあたりは、3種類セットで販売されている。この場合、「3」は区切りが良い数字として、自分の中で受け入れることができる。そうは言うものの、実は1種類ずつ食べたいという欲望から生まれたこだわりではないかとも思っている。

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次に、素数について考える。私は素数が好きだ。1より大きい自然数で、正の約数が1と自分のみであるもの。そして、素数は無数に存在する。初めて素数を知った時は、その概念の美しさに感動したものだ。

2、3、5、7、11、13、19…と、20までの素数を上げてみた。どことなく独りよがりというか、仲間がいなくて、寂しげな雰囲気の数字たち。

そんな素数だが、数ある中でも私が愛でるべきは「11」一択である。前述に上げたように、強い印象を持った「1」が2つ並ぶだけで、無敵になったと感じる。私が11月生まれということも、好む理由に少なからず影響しているだろう。

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色々と数字へのこだわりを綴ってきたが、最近新しく気になったものについて言及したい。『Take a picture(NiziU)』という楽曲だ。

この曲は、サビの部分で歌詞にある数字に合わせて振り付けをする「ナンバーダンス」を繰り広げている。

One  for our love
Two  若さと
Three  こんなに大切な思い出
Four  君のsmile
Five  今はyoung and wild
覚えてて forever

なかなか興味深い。「Five」までなのは、メロディの関係からなのか。この後に「Six」以降の歌詞は存在するのか。想像を巡らせながら聴いてしまった。

最終的に「Five」から先は「Ten」まであるだろうと考えた。実際は、サビで何度も「One」から「Five」が繰り返されるだけであった。このような思考になるのは、学生の頃に勉強した10のかたまりや、5の倍数といった知識が、今も活きているからなのかもしれない。


数字へのこだわりを深掘りしてみたが、なかなかシュールな感性を持っていると、書きながら思った。今後、何かしらの行動指針となることを願おう。

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