余談〜君たちが権威と感じているものは大した権威じゃない〜

新卒、中途の採用に関わらず、やはり面接を受ける企業には一定の権威性を感じてしまうものかもしれない。それはそれで別に問題ないし、求職者の立場に立てばある程度しまっていこー感で面接に望めるのはより良いことだと思う。

が、一つ注意して頂きたいことがある。何かというと、結果的にあなた達に権威を振りかざしてるように面接で接する人間も、結論、ただの会社員だと言うことだ。

彼らは、面接の場ではあなたにもっともらしい面接や周到に正当化の準備をした圧迫面接をしかけてくるかもしれない。それは新たな会社への一歩を踏み出そうとするあなたにとっては、当然のように思えるものかもしれない。

だが、結論で言おう。この時代、個人営業むき出しの会社ならまだしも、ある程度社会の公器になりつつある規模の企業の面接で圧迫面接や?がつく質問をしてきた会社があったら、それは問答無用にアウトだ。繰り返すが、風土的な観点なら個人営業剥き出しの会社や年収が将来的に1000万を超える企業なのであればまだしも、その大台を越えることもないのにわざわざ人間の根幹にまで面接官の気分で迫ってくる企業には要注意だ。

最近、某大手起業の新卒採用の牽引役がそのままだと落とすけどどうする?といった発言を面接内ですることがあるとの記事が出ていた。

ハッキリ言おう。

おめーその新卒の上司にならねーだろ、なのだ。育成に責任持たねーだろ、なのだ。内定出して入社させたら終わりだろ、なのだ。

公私混同も甚だしい。零細企業で少人数の会社でするような質問を超大手の新卒採用が一学生にそんなことを言っているのだ。立場、物の動かし方をわかっていないと言わざるを得ない。その発言をしていいのは何の縛りもない、これからストックオプションも付与できるベンチャーのみだ。数千名の企業でやろうものなら、ただただ個人の見解を優先している、独断専行な価値観であると言わざるを得ない。もっと言うと、こうした人間を広告塔にしていることそのものが、その企業の経営陣のスタンスではないかと、私は思ってしまう。

特に新卒学生の皆さんに伝えたい。結論、あなた達がどんなに夢を見て大企業に入ったところで、歯車の一つとして扱われるのが関の山だ。事実、新卒時の能力は高いのに大企業に入って待遇の良さからその水準を落とせず、結果、30代で転職を希望しても年収と能力がアンマッチな人材などごろごろいる。これからの時代、あなた達はそんな人間になってはいけない。

話を戻そう。

あなた達が権威に感じている大人というのは、面接先の社員というのは、そんなものなのだ。ヒーロー気取りで自分の考えをメディアに載せて、【オメーラ俺の価値感に従え】的な素振りが面接で出てきたら、それはアウトなのだ。

時代はすでに、オールフラットなのだ。

11月8日、誰かの寝息を聞きながら記す。

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