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RPAがExcelになるために

この記事はUiPathアドベントカレンダーに参加しています。
https://qiita.com/advent-calendar/2021/uipath

皆さんご無沙汰しております。にゃごろうです。
さて、またコイツ変なこと言い始めたぞ、という感じのタイトルですが、今回は、「RPAはExcelになるためにどうしたらいいか」です。

いや、RPAはRPAだし、ExcelはExcelだろと言われるでしょうが、そういう話ではありません。「RPAツールがExcel(のように幅広く使われるツール)になるためにどうしたらいいか」という話です。
(タイトル詐欺、回収!)

まあ、RPAツールにしても、Excelにしても、「そんなに幅広く使われて、無闇矢鱈な使い方をされると迷惑だ!」と考える向きもあるでしょうが、「世の中、大きい会社ばかりではない」と言うことを主張したい。
たしかに、野良ロボット・野良マクロが増えると、セキュリティ的な問題になりがちです。メンテの属人化問題も出現するでしょう。
しかし、従業員数が30人に満たないような小さな会社で、全部を手作業でやっているがために、生産性がなかなかあがらない、長時間労働になりやすい、という状況も存在しています。
セキュリティのことは考えなければならない。しかし、だからと言って「使うな」ではなく、「安全な使い方」を学んで欲しいと思っています。

すぐに使えることは、広まりやすいということ

以前から、事あるごとに「アウトプットしましょう」という話をしていますが、なぜそんなことを言っているかと言えば、Excelのようにユーザーが広げることを考えると、「始めようと思った人がすぐに使えること」が必要不可欠だからです。
では、「すぐに使えること」って何だろう?という話ですが、以下のような条件が整うと使われやすいのではないかと思います。

【すぐに使えること】
1.はじめやすい
2.使いやすい
3.困った時に頼れる先がある

「はじめやすい」の最も足る条件はバンドルされていることなのですが、まあ、それは置いておいて、無料版があれば、比較的はじめやすいと言って良いでしょう。最近では、ソフトウェアのインストールをしたことの無い人が増えているので、そこは課題ではあるものの、はじめやすいの範疇と言ってよさそうです。
そして、次の「使いやすい」「困った時に頼れる先がある」ですが、「使いやすい」にはソフトウェア自体の使いやすさ以外に「どうやって使うのか」「具体的な使い方」などの情報が豊富であることも重要なファクターです。
いくら直感的に使えるソフトウェアでも、わざわざ利点を考えなければならないようなものを、人は使いたがりません。一方、信頼できる(とその人が思っている)筋からの情報で「良いソフトだよ!こんなところが良いんだよ!」と言われると、試してみたくなるものです。
また、使い始めたものの、困った時に対処方法がわからないと、人はすぐに離れてしまいます。「使い始めた」ものを「使い続ける」ためには、対処方が不可欠です。

皆がRPAについてアウトプットする世界

さて、ここまで書くとわかったと思うのですが、「使い方」や「良さ」の発信は、新たな入門者の「使いやすい」につながり、「すぐに使えること」は、RPA人口の広まりに寄与します。
RPAも、普及期に入ってきており、今後「気になるけどヨクワカラン」勢はますます増えるでしょう。
そうした時に、色々な側面から、様々な人達が発信していくことは、使い始めた人たちを助けるだけでなく、現在使っている人たちの情報を整理したり、見直したりすることにもつながっていきます。
もちろん、安全性を高めるためにも、情報発信は大事です。
特に僕は「素人のうちは、顧客が関わるようなことをするな!」と強く言いたいので、そのあたりはまたブログに書きます。

アウトプット先としての同人誌

さて、アウトプット先として、Twitterやブログ、イベントでの登壇など、そうしたものも良いのですが、同人誌を作るのも良いのでは無いかと思うので、推しておきます。
RPAツールはExcelと違って、各社が出しているので、操作方法がまちまちです。また、進化も速く、すぐに変わってしまうので、どうしても商業誌(書店で売っている本)で出しづらい側面があります。
しかし、RPAを広めることを考えたときに、書籍は欲しいですよね。
ブログや動画でも良いのですが、例えば、友人にRPAを薦められた時に、本で現物を渡されるのと、URLを貼って情報を渡されるのとでは、「すぐに情報にアクセスするかどうか」が違います。
本という現物の圧力のせいか、ブログや動画と比べ、本の方がパラパラっとその場で見て貰いやすいです。
そこで、同人誌です。
同人誌って何?という人には、以下の記事に詳しいので、そちらを見て欲しいのですが、RPAツールのような進化の速いツールと大変相性が良いのではないかと思っています。特に、商業誌と比べ、改訂しやすいのも魅力です。

商業誌の著者には同人誌執筆をオススメしておりマス。https://note.com/mofukabur_tech/n/n895a4ff51a24

【商業誌と比べた同人誌のメリット】
・出版社で企画を通さなくても、個人がすぐに出せる
・改訂がしやすい
・ページ数が少なくてもいいので、ブログやLTをまとめたものも出せる

既に、同人活動をしているサークルもありますし、RPAツールによっては、商業誌もでていないものもありますから、ぜひ挑戦してみてください。
なお、2021年12月現在、技術書に特化した同人誌のイベントである技術書典(1月オンライン)も、技書博(2月イベント会場)も参加サークルを募集しています。
(※技術書典は6月にイベント会場での開催が決定した)
特に、技書博は小規模で、初心者でも参加しやすいのでおすすめです。うちのサークルも最初は技書博に出ました。
ヨクワカラン勢の方は、相談にのるので、ぜひ気軽に話しかけてください。









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