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転がる石には苔むさず

この言葉には二つの解釈がある。らしい。


1つ目は、何度も転がってはまた転がって、気が付けば苔の生えていないきれいな石になっている。

つまり、何事にも挑戦して、失敗して、また立ち上がって挑戦して。

これをずっと繰り返すと、輝いた人間になれる。

そういうメッセージが込められている。



私は初めてこの言葉を聞いたときに感じたのはこっちの、七転び八起き的「いしこけ」だった。



2つ目は、あちらやこちらに転がって不安定な石には、長年の継続の証である苔が生えない。

つまり、同じことをずっと続けることによって深みのある人間になれる。

このようなメッセージがこもっている。


私はこちらの意味を知った時、少し混乱した。

「そんなん、どっちの意味でもいいように言うてるだけやん」


でも、今になってもう一度考えて一つの新たな解釈にたどり着いた。

それは、


「石は苔が生えていてもいなくても素晴らしい」


いやいや、ちょっと待てよと、

結局都合のいいように言うてるだけやん。

と思う方もいるかもしれない。


けれど、私はそうは思わない。

なぜなら、1つ目の意味である苔の生えていない石は輝いて、

2つ目の意味である石は深みがある。これは両立することなのである。



若いうちはいろんなことに挑戦して、輝いている。

年を重ねるうちに自分の得意分野で深みがでてくる。

転がる石は人間にとって一つではないのである。



私は出来るだけたくさんの石を並べたいと思う。

今は自分の興味のない石もあるけど、いつか拾ってきて

大きな自分だけの庭園を造りたい。



きれいに輝いている石も、苔がたくさんついた趣深い石もある

大きな庭園。




私はこの考え方を「いしこけ」と呼んでいるが

皆さんの「いしこけ」はどんな風に解釈するのだろうか?

ぜひ、周りの人たちと語り合ってみたいものである。


見出し画像の提供は「こころな」さんでした!


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