2023/10/6 21:30 🇺🇸雇用統計の振り返り

【経済指標速報】

米雇用統計（9月）
非農業部門雇用者数 前月比 結果：+33.6万人 予想：+17.0万人
失業率 結果：3.8% 予想：3.7%
平均時給 前月比 結果：+0.2% 予想：+0.3%
平均時給 前年比 結果：+4.2% 予想：+4.3%

みんなのFX｜トレイダーズ証券【公式】さんのポストよりhttps://x.com/Min_FX/status/1710271430636814595?s=20

これを見てどう考えるか。
雇用者数は予想を大幅に上回る＝利上げするかも＝株安
失業率と平均時給が予想より悪い＝利上げは見送られる＝株高
株価は上がるの？それとも下がるの？

では、実際のチャートを見てみよう！
結論は指標直後に株価は下がり、指標の１時間後の米国市場がオープンして暴騰しました。

まずは5分足チャートから見ていきます。
9:30                    発表直後に株価を下落しました。31,160→30,910（−250円）
9:35~40           10分でフィボナッチ38.2%ライン付近までリバウンド。
9:45~50           30,855まで下落
9:55~10:30     リバンドしフィボの78.6% 31,110までリバ
10:35~23:20   30,865まで再下落。ダブルボトム完成。
23:25~               30,200のレンジ上限をブレイクし、31,395まで上昇。

2023/10/6 21:30の雇用統計から6:00までの先物の様子

米国の市場がオープンし始めの5分は下落、ふるい落としの後急騰しました。

もちろんダウ先物は指標発表後しっかり下落をしていました。今回の雇用統計の結果と株化の値動きを見ると

• 雇用者数が予想を大きく上回り、利上げの可能性から株価が急落した

• 失業率と平均時給が予想より悪かったため、利上げの可能性は少なくなり株高＆出尽くしによる急騰

ということだったのかな、と思います。

今回の結果を受けて感じるのは、やはり指標が出た途端株価が大きく上下に大きく動くので指標前と指標直後にポジションを持つ頃は危険であること。
１時間くらいは様子を見た方がよさそう。
米国が始まる時間と指標後の１時間後とかぶるときは、米国市場の値動きを30分ほど見てから判断しよう。

ここからは私のやっちまったトレードのふりかえりです。

１時間足がわかりやすいのですが、このときはレンジ相場でした。実は指標直後に1日に稼ぎたい金額である5,000円の目標に達成したから、次トレードするならより確実なところがいいと思い「レンジの上下で逆指値を入れておこう♪」と思い、31,205円以上で買い、30,830以下で売りの注文を出しておりました。しかしそれらをキャンセルして指標後の相場に突撃してしまったのです（；＿；）バカタレ

1時間足

レンジであることなどすっかり頭から抜け落ち、このまま下落して30,835を下に抜けるのではと思い、30.890でショート。その後、30,865でダブルトップを作り反転しto the Sky!
30,960でナンピンし、30,925で２枚とも指値を入れ同値撤退できるようにお祈り🙏
勢い止まらず上昇し、いつの間にか強制決済。。。１週間の利益全てを溶かしてしまいました。

1分足で見ていきます。
チャートってよくできてておもしろいですね。
オレンジの縦の線が、私が30,880と30,960で購入したところです。

振り返りをして気がついたこと

• 1分足で見ると、大きなダブルボトムのそれぞれボトムとトップの部分にもダブルボトムとダブルトップを形成していた（パープルのまる）

• ダブルトップやダブルボトムは相場転換の合図になるかもしれないので、上抜け、下抜けしなければ直前の安値、高値ですぐさま損切りをすべきであること。

• 私のショートのエントリー（オレンジ）については、ナンピンをするのではなく、青の水平線で結んでいる直近高値30,955を上抜けしたら＝30,960で本来は損切りをすべきだった。そうすれば7,000円の損失ですんだ。実はこのとき「今日稼いだ分全部なくなって、ちょっと−になるから嫌だな」と思ってナンピンしてしまった。

• そもそも30,835~31,200のレンジ相場なので、レンジの下限にきてショートはしてはいけない。下限ではリバウンドして上限に向かうはずだからである。

• 同様に上限を超えていないのにロングはしない。上限を超えてレンジを抜けたことを確認をしてロングでエントリーする。（＝緑のまる）

ふと考えると、やはりトレンドがないとき＝レンジでは失敗しやすい。トレンドがあるときはトレンドフォローで「押し目買い」or「戻り売り」。トレンドがないときはトレンド発生（＝下位足全ての短期移動平均線が上位足のそれと一致したとき）まで待たないと。もちろん上位足をエリオット波動で分析し、修正波（2波、4波、B波）だと認識できればフラクタルで下位足の動きを予測してエントリーできる。
今は、上位足の環境設定をしっかり頭に入れて、そしてトレンドフォローで短期で売買をしていこう！

１週間分の利益は失ってしまったけど、ふりかえりをして今後の改善につなげられるのでとてもいい学びの機会をいただいたと思います。今後も前向きに分析とトレードに取り組みたいと思います＾＾

Have a nice weekend!