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ペットと一緒に「被災」したら?

こんにちは。
株式会社Wizleap ペット保険相談「MOFFME(モフミー)」
広報担当の佐々木です。

MOFFMEでは、LINEから気軽にペット保険の専門家に直接ペット保険の相談ができるサービスを提供しています。

5月5日石川県能登地方を震源とする地震及び、5月11日千葉県南部を震源とする地震で被災された方、親しい方が被災された方に、心よりお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。

今回被災されていない方も、相次ぐ大きな地震に不安な気持ちをお持ちの方も多いかと思います。

今回は、『ペットと一緒に「被災」したら?』
というテーマで皆さんと一緒に考えていこうと思いますので、今一度備えが十分であるか、ぜひ見直しの参考にしていただければ幸いです。

■ペットと被災したら

日々のペットとの幸せな日々。
しかし、私たちが暮らす日本では、そんな日々を突然脅かす「災害」が訪れる可能性もあります。

ペットと一緒に被災した場合、人間だけで被災した時よりも、
多くの制限があるため、事前準備をしている場合としていない場合ではとても大きな差が生じてしまいます。

被災した状況では、普段ペット用品を購入するお店が通常のように機能していない状況ではなかなか埋めることのできない大きな差になってしまうのです。

例えば、以下のような点に特に注意が必要です。

・ペットの食料問題
・ペットと一緒に避難できる場所はある?
・もし飼い主がすぐに帰れない場所にいたら?
・持病があって決まったお薬の投与が必要

今回は上記について簡単に解説してみようと思います。

■ペットの食料問題

被災をした時に、飼い主である私たちも食料問題に悩まされる可能性がありますが、ペットの食料については、さらに困難な状況になることが考えられます。

人間の食料や飲料は、一時的に入手困難な状況となり、1週間ほどで水の配給や、食料の配給などが開始されることがほとんどです。

ただし、ペットの食料については配給は後回しになってしまいます。

ペットは人間が食べているものの中でも有毒となってしまうものや、
調味料が多く体調を崩してしまうような食べ物が多いです。

そのため、もし自宅にペット用のフードストックがない状態で被災をしてしまった場合、ペットに食べさせてあげるものがなく、飢えの状態になってしまう可能性があるのです。

なるべく自宅にペットフードのストックをしておくこと、被災した時にすぐにストックを持ち出せるような準備をしておくと良いです。

また、せっかくストックしていても、持ち出せないような状況になってしまった場合は、人間の食べ物の中でもペットが食べても問題ない食材の知識を持っていることで飢えを防ぐことも出来るので、知識をつけることも防災の1つと言えますね。

■ペットと一緒に避難できる場所はある?

次に被災した際に自宅が危険な状況で、避難所などに避難が必要となってしまった時に、どこならペットの受け入れをしているか事前に把握しておくことも重要です。

避難所は大人数が避難する場所のため、ペットのアレルギーがある方やトラウマがある方なども中にはいらっしゃる可能性があります。
先にお伝えしていた通り、被災した際は人間の安全が最優先されますので、そういった方が来る可能性も考えて、ペットと一緒に避難所に避難することを拒否されてしまう場合があります。

また、受け入れが出来る場合でも、ペットは人間とは別のスペースに他のペットと一緒にゲージやキャリーなどに入れて避難という場合がほとんどなので、普段からキャリーに慣れさせておくことや、他の動物が近くにいてもストレスにならないように社会化させておくことも重要になります。

事前に自分が住んでいる地域で被災した際の避難所がペット受け入れ可能な場所かどうか確認しておきましょう。

■もし飼い主がすぐに帰れない場所にいたら?

飼い主のみなさんの中には、自宅でペットにお留守番をしてもらい、日中は外にお仕事に出ている方もいらっしゃると思います。
普段は自宅にいるけど、ペットにお留守番をしてもらってお出かけするという状況はみなさん考えられる状況ですよね。

そういった外出中に、飼い主さんは外出先で、ペットは自宅で被災した場合の想定も事前にしておくと良いでしょう。

地震などの際にペットが身を隠すことが出来るスペースや、ペットが安心できる空間を作っておくことや、自宅の家具などが倒れてしまってペットが怪我してしまう可能性はないか、もし窓が割れてしまってペットが外に出てしまわないように外出する際はしっかりゲージなどにいれるなども検討しましょう。

外出先で被災してしまった場合、交通機関が機能しなくなってしまったり、自家用車で出掛けていたとしても、道路が割れてしまっていたり、渋滞になってしまったりなどの状況からすぐに自宅に戻れない場合も考えられます。

ご近所さんでペットが好きな方がいたら、事前に情報交換や、被災した際にお互いが確認し合えるようにお話しできていると安心ですね。

■持病があって決まったお薬の投与が必要

もしペットの持病があり、決まった頻度で投薬の必要がある場合、
被災している状況では動物病院も機能していない可能性が考えられますので、お薬も定期的に通院してストックがなくならないように注意しましょう。

臨時で獣医師の診察を受けられる臨時施設が開かれる場合もありますが、被災している状況だと、そのような施設があるという情報が入ってこない可能性があったり、お薬が十分に揃っていない場合もあります。

ペットの命を守るために、飼い主さんが「被災したら?」という状況をしっかり想定して備えてあげてくださいね。

MOFFMEマガジンでは、「ペットとの防災」について以下のような記事を公開していますので、こちらも防災対策の準備の参考にしてみてください。

■参考記事

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