ももやまもふふ
日本の暦、二十四節気と七十二候。美しい表現をイラストに落とし込む連載です。
みんなのフォトギャラリーに追加したイラストのまとめです。
徒然なるままに。
12/21~1/4頃、二十四節気は「冬至(とうじ)」です。 1年でいちばん日の短い季節、すなわち陰が極まる季節です。 「一陽来復」。ここからはどんどん陽気が増して、活動的になってゆきます。 #もふもちらじお でも冬至についてお話ししました。 乃東生 (なつかれくさしょうず)12/21~12/25頃 乃東が芽を出し始める頃です。 夏至の初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」と対になっています。 乃東は「夏枯草 (かこそう)」の古名です。 乃東生 (なつかれくさしょうず)と
12/7~12/20頃、二十四節気は大雪 (たいせつ)でした。 閉塞成冬 (そらさむくふゆとなる)12/7~12/11頃 本格的な冬が訪れる頃です。 古代中国、周から漢にのころのまとめられた儒学の書物『礼記』の月令の一節から引用された七十二候です。天の気が昇って、地の気が降りて、天地の疎通が閉じ塞がって冬になる、という意味だそうです。 うーん、わかるようでわからない微妙な感覚です。「気」の話ですから陰陽論の影も見えますね。 ところで今日『素問』をポチりました。『黄帝内経
11/22~12/6頃、二十四節気は「小雪(しょうせつ)」でした。 虹蔵不見 (にじかくれてみえず)11/22~11/26頃 虹を見かけなくなる頃で、清明の末侯「虹始見 (にじはじめてあらわる)」と対になっています。 もしかしたら今年は1回も虹を見ていないかもしれません。 スマフォの写真を見返してみましたが、それらしきものはありませんでした。 見ていたら撮ってる気がするんだけどなぁ。 代わりといってはなんですが、白馬山頂で出会ったブロッケン現象の写真があったので載せち
あらBさんの素敵企画「じゆうちょう Advent Calendar 2022」に参加しました。 12月16日のコンテンツを担当します、もふふです。 あらBさんが設定してくださったテーマ、「2022年のマイニュース」とも「マイブーム」とも「マイレボリューション」ともいえる、ぴったりな話題があるではありませんか。 2022年、壁に登り始めました! きっかけわたしは山に登ることが好きで、とりわけ北アルプスの景色が大好きです。 いまのところの実力は、白馬岳や立山、唐松岳や五竜岳
11/7~11/21頃、二十四節気はり「立冬(りっとう)」でした。 ついに来ましたね、冬⛄️ 山茶始開 (つばきはじめてひらく) 11/7~11/11頃 山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃です。 「山茶」は「ツバキ」科の植物の総称を意味する漢名です。 ここでは、「山茶花(サザンカ)」のことを指します。 椿は漢字そのまま春の花、山茶花は冬の花ですが、おもしろい違いがありました。 ツバキは小鳥の媒介によって受粉する「鳥媒花」でサザンカが昆虫の媒介によって受粉する「虫媒
10/23~11/6頃、二十四節気は「霜降 (そうこう)」でした。 霜始降 (しもはじめてふる) 10/23~10/27頃 北からだんだんと霜が降り始める頃です。 朝晩の冷え込みがぐっと増して、早朝には霜が降り始めます。 晴れの日の日中はまだ20℃を超える日もあり暖かく感じますが、日が落ちると途端に寒くなりますね。 出かけるときはゴアテックスアウターが欠かせません。有能すぎる。 登山用のゴアテックスアウターはコスパを重視してmont-bellですが、私服はそこまで性
10/8~10/22頃、二十四節気は「寒露(かんろ)」でした。 草木にひんやりとした露が宿る頃です。 鴻雁来 (こうがんきたる) 10/8~10/12頃 雁が北から渡ってくる頃です。 清明の次候「鴻雁北 (こうがんかえる)」と対になった候ですね。 これから北からやってくる渡り鳥たちで水辺がにぎやかになってきます。 池や湖でよく見かけるカモたちにもいろいろな種類がいます。去年にハンディタイプの野鳥図鑑を買ったのでよく持ち歩いています。 茨城県つくば市の洞峰公園はわたし
9/22~10/7頃 二十四節気は「秋分(しゅうぶん)」でした。 雷乃収声 (かみなりすなわちこえをおさむ) 9/22~9/27頃 春から夏にかけて鳴り響いた雷が収まる頃です。 春分の末候、「雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)」と対になる候です。 雷は「稲妻」とも言いますね。 稲の妻というくらいですから、何かしら稲作との関係がありそうじゃないですか? 稲作においては先人たちが残したこんな言葉があります。 「雷ひと光で一寸伸びる」 雷で苗が3cmほど伸びるとい
9/7~9/21頃 二十四節気は白露 (はくろ)です。 朝晩の気温差が大きくなり、草花に朝露が宿り始める頃です。 草露白 (くさのつゆしろし) 9/7~9/11頃 草花に降りた朝露が白く光って見える頃です。 まだ晴れの日中は暑い日も多いですが、だんだんと朝晩は涼しくなってきました。風もひんやり感じられます。 帽子で日差しさえさえぎってしまえば昼休みジョギングも楽に走れる機構になってきたので、徐々にスピードをあげるため試行錯誤していこうと思います。 鶺鴒鳴 (せきれい
ふたたび、ポッドキャストあらB.fmさんに出演した振り返り会です。 前半のおたより部分で結構尺を使ってしまい、時間的に無理そうだな~と思ってカットした小話なんかもあるので、補足としてこちらに書いていきます。 ぜひお聴きになってからこの記事を読んでくださいね。 Ep.72-1はこちら☟ フランス人権宣言 かの有名なフランス人権宣言は実は男性だけのものだった!についてです。そんなこと歴史の授業で習っていないのでびっくりですよね。 何を隠そうもふふさんは、哲学科
ポッドキャストあらB.fmさんに出演させていただきました。 とても緊張していましたが、あらBさんとピジェさんと楽しくお話しできました。ありがとうございました。 聴き返してみて、頭をよぎったけれども話さなかったこと、今思うことなどをつらつらと書いていこうかなと思います。 ジェンダーやっていき度 あらBさんご提案の「やっていき度」概念おもしろかったですね。収録のあと、「やっていき度」はアイデンティティと規範の内積では?と雑談もあってさらにおもしろかったです。 わた
8/23~9/6頃、二十四節気は「処暑(しょしょ)」でした。 「処」は落ち着くという意味ですから、だんだんと暑さがやわらいで秋の涼しさが感じられる頃です。 綿柎開 (わたのはなしべひらく) 8/23~8/27頃 綿の実がはじける頃です。 「柎」は「うてな」と読み、「花のがく」のことを指すそうです。 綿のがくが開いてふわふわの綿毛が顔をのぞかせます。 わたしは衣服にこだわりがあり、とりわけ素材は天然繊維のものを好んで選びます。夏の暑い日は麻で涼しく軽やかに、ブラウスやパ