ふわふわ、ふわふわ

おはようございます、かなこです。

遠いイギリスからはるばる海を越えて、素敵なポストカードが届いた。イギリスの蚤の市の光景を描いたポストカード。

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店先に並べられた色とりどりの小物やバッグ、ハンガーにかけられた古着。しゃがみこんでそれを眺めているのは絵の作者自身だろうか。わたしも一緒に眺める。

イギリスのどこの街だろう。ポストカードには描かれていない背景を想像してみる。石畳の路地、日本にはないモルタルの壁の家が並ぶ街。路地に向いているベランダのない窓にはゼラニウムの花。

…なんだか、どれもこれもどこかのパンフレットや何かの写真集で見たようなことばかりだ。なんならBGMは「世界街歩き」だ(笑)

旅行という程の旅行をしたことがない。外国に行ったのもニューヨークに観光に行ったのと、弟の結婚式のために台湾に行ったことがあるだけ。

いつかシャーロック・ホームズが歩いていそうな石畳のイギリスの街を見てみたい。そのまま空に続いていくようなウズベキスタンの青いモスクや、地中海の強い陽光にキラキラ光るギリシャの真っ白な街、猫たちがそこここに寝そべるモロッコの真っ青な街を、自分の目で見てみたい。

いつか、いつかって言っている間にも時間はどんどん流れていく。10年なんてあっという間だ。

10年後のわたしはどこにいるだろう。何をしているだろう。その時にもまだ「いつか」って言っているのかな。「いつか」はいつか、現実になるだろうか。

「いつか」を現実にするのは力がいる。流されてる方が楽だもの。楽だけど、なんだか物足りない。

そんな物足りなさを振り払って、「いつか」を現実にするために、わたしは今日もちょっと力を入れて足を踏み出す。

わたしの足取りはふわふわしてないかな。しっかり地面を踏んで歩けているかな。自分ではどうにも心もとない。ふわふわしていて、何かにつかまりたいのにつかまるものがない。どこを目指してるんだろう。なにを目印にしたらいいのだろう。みんなはなにを目指しているの?

それを見つけるために朝起きて、仕事をして、書いている。

じゃ、行ってきます。

よろしけれはサポートお願いします。頂いたもので時間を買います。そしてまた書きます。