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二面性を持って生きていく

就活が終わった。長い戦いだった。
就活エージェントに登録したのが去年の5月。そこから考えると13ヶ月の戦い。
本当に終わりの見えない辛い戦いだった。

本気で真正面からぶつかりに行ったのが結局今年の5月からだったこともあり、終盤はかなり焦っていた。この時期から何振り構わずESを出し続けた。
その中でも縁を感じた企業から内定をもらうことができた。入社してみないと本当のところはわからないが、規模感も雰囲気も自分に合っていると直感している。
こんなブレブレな自分を拾ってくれて本当にありがたいという気持ちでいっぱいだ。
諦めずに戦い続けてよかった。


就活中の悩みは自分の中でリアルすぎたのと、進捗は人それぞれではあるが、誰か傷つく人が絶対出てくる気がして書けなかった。
終わった今振り返ってみると、本当にいろいろな選択肢を試していたなと思う。
就活エージェント。スタートアップ。ITベンチャー。香川県へ2日間のインターン。OfferBox。文系大学院。utsuさんチャンネル。地方中小企業。大企業。 
いろんな扉を開けてみては自分に合うかどうかを見て、ここだと思った道を進んでは戻り、違う道に進んでみてはまた戻るということを繰り返していた。
「やかんは熱いから火傷するでと言っても、直接触って火傷しないとわからない人」
これが母の口癖で、本当にその通りの行動だったなと思う。


定石を疑い自分の思う通りにまず進んでみるこの性格が、人より容量が悪く遠回りしてしまう結果になる。だが、自分の目で見て肌で感じながら進んでいくことで見えてくるものもあった。

『二面性を持って生きていく』
これが自分の中の現時点での結論になった。

お金を生むための努力をする自分と、心を満たすことをする自分。
何かに向かって進む自分と、どこにも向かわず自由に生きる自分。

どっちが本当の自分かこの1年間考えていたが、どっちも持っているのが本当の自分だと今では思っている。
中途半端な生き方だが、バランスよく生きるという結論は実は浪人時代から思っていたことだった。

回り回って辿り着いたこの結論。アリストテレスの『中庸』の考え方にしっくりきたのがこれで2度目なので、恐らく今後も変わらない結論だろう。


社会人になるまであと8ヶ月。お金を生むための努力と心を満たすための努力の両方を追い求めながら、残りの大学生活をやりきりたい。

不安なことは山ほどあるが、諦めずに続けてれば光は見えてくることをこの就活で学べたので、これからも幸せな未来が必ず見えてくると信じて諦めずに進んでいきたい。

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