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時代が止まっている?地方に転職して経験した3つの衝撃

都市部から地方に引っ越しをして、1年4ヵ月が経とうとしている。
日々の暮らしには慣れ、最初は感じていた生活の不便さも、難なくクリアして、暮らしに楽しみさえも見いだせる余裕が出てきた。

田舎暮らしに順応できるようになった一方で、
時代に取り残されているような地方社会の風潮を目の当たりにし、軽く衝撃を受けたこと3つあるので書いていきたい。

本題に入る前に、ちょっとした私の背景です。
結婚に伴い地方に引っ越してきて転職をした。本社が東京にあり、地方にも隈なく根ざせるよう支店や事務所があり、私はその地方事務所の法人営業職として働くこととなった。

地方の事務所は、生まれも育ちも変わらず、ずっとこの地域に住んでいます、どこか他所へ行きたくありません。といった保守的な人たちが、大半を占めている。


今回の記事では、地方に転職してみて感じたことを主観的に書くだけなので、気軽に読んでもらえると嬉しいです。

早速、本題の経験した3つの衝撃を挙げていく。

1.立派なマイホームや車を所有することがステータス

地方に越してきてよく職場や、現地の人に尋ねられたのが、家買わないの?どんな車乗っているの?(車は私たち夫婦で1台なので)車増やさないの?

○○さんは、外車に乗っていて○○のエリアにマイホームを構えている凄いよね!といった、所有に関わることが他人への評価基準になっていることが頻繁にある。

その価値基準を振りかざされると、私たち夫婦の評価は著しく低く恥ずかしい感じになるので、少し困ってしまう。

私たちはというと、2LDK南向きマンション家賃5万円、中古車購入済なのでローンなし。私は公共交通機関で通勤できるので車は1台OK。2台必要な場合はレンタカーで充分。
固定費削減して、経験にお金を使い、いつでもフットワーク軽く動けるようにしておきたい、というのが私たち夫婦の考え方だが、どうも馴染みのない考え方のようだ。

2.昭和時代に良しとされた喫煙文化が令和でも継続中

この喫煙文化とは、おじさん・おばさんが路上にたむろして路上喫煙が行われていることである。
それが良くないことだとも認識しておらず、自信満々であたかも、俺たち私たちカッコイイでしょとばかりに、路上喫煙をしているのだ。しかもしゃがみ込んで。。

最近では、建物内では禁煙で、喫煙者は禁煙所に行くしかない。
都市部に比べて喫煙所が少ないのかは分からないが、オフィスビル前の一定の交通量があり、歩行者も通る路上で、おじさんおばさん達の路上喫煙は、毎日行われている。
だれかが注意したら、すみませんとも言わず、すっとその場から居なくなるだけで、次の日にはまた現れる。


見る限り路上喫煙者は団塊ジュニア世代が多そうなので、昭和時代にカッコイイと見なされていたことが、20年30年経った今でも彼らの中では変化していないのだろうと思ってしまう。

3. 色濃く残る、女性に対する見下し

法人営業職なので、地方の中小企業がお客様で商談や納品等で出向くことが多い。そこでは、女性蔑視発言を耳にすることもある。

例えば、
・最近の営業の女の子は、専門的なことは何も分かっていない。結局技術職の男性社員を連れてくるだけ。
・女の子に社用携帯を貸与するなんておかしい。(おそらく女の子=事務員)
・女の子が日本経済新聞を読むなんて珍しいし意外。
などなど、お客様なのでいちいち反応はしておらず無心でやり過ごしているが、こういったことを女である私の前で平気で話してくる。

たった1年4ヵ月ほどだけの経験だけど、地方で暮らし働く人に会って話して感じたことをつらつらと書いてみました。


わたしのいる場所は、時代の変化をどうしても感じにくい土地柄なので、保守的な昔ながらの風潮がまだまだ残っているのかなと感じました。

ただ、私が関わる世代が、30代後半~40代~50代なので、若い人がどう考えているのかは探りきれていません。

都市部で暮らしてきた時間が長いので、どうしても比較をしてしまう自分がいるが、地方の人たちの、ゆったりしてて温かい優しさにも沢山触れました。素敵なところも沢山あります。


地方の田舎暮らしか、都市部暮らしか、どちらが将来的に長く住みたいか、というテーマの結論はなかなか出すのが難しい。どちらも良いところ悪いところがあるから。


だけど、色んな情報に触れ、時代や考え方の変化に対応し、時代遅れの固定概念を他人に振りかざしたくはないなぁと、ふと思いました。

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