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キクイムシの被害

Brocken ブロッケン山に登って驚いたのが、あちらこちらで森の木々が枯れてしまっていた事です。

今年、ドイツの森ではFichtenborkenkäfer(フィヒテンボァケンケーファー/トウヒ(マツ科)キクイムシ)の被害が大きいのだそう。

登山道にも、枯れてしまった木々を前にキクイムシについての情報や、でもまた森は生き返るよ!という案内板が立てられていました。

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安全のためでしょうか、山道に近い枯れてしまった木々はどこも切り倒されていました。

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↑キクイムシ。

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枯れてしまった木々の切り株と、その手前に咲く紫の花々が雰囲気を作り出して、皮肉にも山道沿いの様子は綺麗ではありました。

木々が枯れてしまったことは残念で、元に戻るまでにも長い月日が掛かるのでしょうけれど、また緑の森に戻って欲しいものです。場所によっては木々が切り倒されて広く空っぽになってしまった場所の、奥の木々が立ったまま更に枯れ始めていました。被害の広がりを防ぐのは難しいのかも知れません。山が丸裸になってしまうと他の生き物たちの生態系にも影響するでしょうし、水捌けなどのバランスも崩れてしまうでしょうから、心配です。

一説には、同種の木ばかりを植えたから一気に山が木を失うことになったのだ(実際に、枯れ木の中でも数本混ざった別種の木は元気でした。この辺りは植林だったのでしょうか。)とも言われているようですが、詳しいことは分かりません。早く被害が落ち着いて、森がまた復活することを祈るばかりです。


2020年8月27日




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