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Pfand(ファンド/預り金)付きペットボトルや瓶、缶を返す

Pfand(ファンド/預り金)については以前にもチラチラと書いたのですが、返却の様子をご紹介します。

ドイツの飲料ボトルには、ペットボトルでも缶でも瓶でも、Pfand(ファンド)という預り金制度がよくついています。
ファンドマーク(Volvicボルビックペットボトル)↓

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※マークがなく、ただPfandflasche(ファンドフラッシェ/預り金ボトル)と書いてある場合もあります。Ohne Pfand(オーネ ファンド)と書いてあるものは「預り金なし」の意味で、普通の分別ゴミとして処分します。

対象商品購入時には、レジで自動的に預り金が加算されており、空きボトルを返却する事で返金されます。ジュース1本買うのに、価格ぴったりのお金を握り締めていたらレジで足りなかった…という出来事は、きっとこのPfandファンドのしわざ。。。

レジに直接空きボトルを渡しても返金してくれる場合もありますが、多くの場合スーパーや、大型の飲料屋さんの入り口付近には回収の為の機械が置いてあり、自動で返金額を計算してレシート(金券)にして出してくれます。
そのレシートをレジに出すことで、買い物時には金券として、又は、直接レジにそのレシートだけを出せば現金でも返金額を受け取ることが出来ます。

機械に回収されていく様子。この機械は、ペットボトルでも缶でも瓶でも入れて大丈夫な優れもの↓

…なのですが、機械の裏方では、ペットボトルや缶が、ある程度貯まると人が整頓しているようで、整頓が間に合わないと機械が自動で受付を停止します。機械と人の共同作業で成り立つシステム。

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↑下部の四角い大きな穴は、ビール瓶などのケース用。ケースだけ、又は、同じ瓶で埋まっている場合は瓶ごと読み取ってくれるみたいです。その上の小さな四角にレシートが出てきます。

1本1本の預り金は数十円程度ですけれど、貯まれば結構な額が返ってきます。

ビデオの時は沢山返したので、合計10,63€(1€ 120円計算でおよそ1276円分)も返ってきました。

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↑この真ん中の緑の丸に触れるとレシート(金券)が出てきます。最近はコロナ対策で「触れないで!」と初めに表示されていて、触れなくても暫く待てば自動でジジジーっと印刷されて出てきます。

この預り金システム、リサイクルボトルの回収率を上げるには、いい方法だと思います。


2020年8月2日



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