ドイツWespe(ヴェスペ/スズメバチの一種)

車で数十分の、バイエルン州の地域料理をメインに扱うレストランへ行きました。

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Schinken (シンケン/ハム)ステーキの黒ビールソース、ポテトサラダ添え 9,90€ (1€ 120円計算で1188円)

コロナの影響でテラス席だけの営業でした。お料理は美味しかったのですが、この時期の屋外はドイツWespe(ヴェスペ/スズメバチ)の季節なのです。

スズメバチと聞くと大きな怖いハチを想像しますが、ドイツスズメバチは蜜蜂と変わらないサイズで、こちらが激しく手で払ったりしない限り刺しては来ません。

ですが、食事中にお皿の周りをブンブン飛び回られるとやはり怖いです。舌など口の中を刺されると腫れることで窒息してしまうそうで、食べ物を口に運ぶ際にはWespe(ヴェスペ)が飛び込んで来ないか(付いていないか)気をつけなければいけません。

今日は、1匹私の飲んでいたジュースにじゃぼんと飛び込んで、泳いでいました。…暑いもんね。でもそれ、私のジュース…。

たまたまその場にいたウェイターさんが気付いて新しいものと交換してくれました。新しいものを持ってきてくれた時に、紙のコースターも渡してくれ、私はコースターをグラスの下ではなく上に蓋をするように被せました。

ドイツでは夏の屋外テラス席でよく目にする光景なのですが、これはWespe(ヴェスペ)が入るのを防ぐ為なのです。

その後の食事中も3、4匹が私達のお皿や身体周りを飛び回り、落ち着いて食事が出来ません。最近男性の友人が、短パンの中に裾からWespe(ヴェスペ)に入られて驚いて叩いてしまい、腿を2カ所刺されて大きく腫れたという話を聞いたばかりなのです。激しい動きは禁物です。

対策としては、食事が来る前に、コップ一杯の砂糖水をテーブルに置いておくといいそうです。Wespe(ヴェスペ)は砂糖水を見つけるとそこに集中して、仲間もそこへ集まるのだそうです。(聞いただけで、私は実践したことはないです。今日のようにまで困った事はありませんでした。)

ですが、私達の場合は時既に遅し。

ウェイターさんの助言で、なるべく刺激しないようにメニューで仰いで散らしたりもしますが余り役には立たず。常に怖がりながらの食事となってしまい、ハムステーキが少し残っていましたが食欲をなくし食事を諦めました。

お皿を少し自分から遠ざけて置いておくと、1匹がハムにとまり、お肉を噛み切り始め、小さな塊を獲得して飛び去って行きました。

guten Appetit!(グウテン アペティート!/美味しく召し上がれ!)

美味しいよね、そのお肉!

ソースも美味しいよね!!

ゆっくり楽しみたかったのだけれども!!!

夏のドイツの屋外での飲食はとても気持ちが良いのですが、Wespe(ヴェスペ)にはお気をつけください。

以下にお肉を噛み切る様子を載せます。苦手な方はここまでで。


2020年8月13日


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