超簡単!アバターの表情を改変する方法
例によって、無駄話の前書きから入ります。簡潔に方法だけ知りたい方は目次をご覧ください。
表情改変って実はめちゃくちゃ簡単
「新アバターが旧アバターの表情設定と違くて使いづらい!」
「デフォルトの表情が好みじゃない!」
「物を掴むと表情が変わっちゃう!」
となるとやっぱり表情を改変したくなりますよね。
実は新しく作ったり、設定されているものを入れ替えたりってめちゃくちゃ簡単にできます!!
ということで今回は、表情改変の仕方を説明します!
体感では技術系のnoteを書くのめちゃくちゃ久しぶりなんですよね。頑張ります。では、本編です。
まず最初に
表情はアバターの動きですから、つまるところアニメーションです。ですから、アバターの表情はAnimation関連の機能で制御されています(そして、UnityのAnimation関連は機能も用語も多いから難しい…)。
そして、「Animation Controllerガー」「Stateガー」と書くと、わからなくない方には酷だと思うので、便宜上言い換えます。
・表情アニメーション=Animation
・表情設定=Animation Controller
必要なもの
僕の記事だと度々出てくるこのツール。こちらを使うとかなり表情改変がかなり楽になります。
類似ツールに”Face Emo”がありますが、VRCAvatarEditor betaの方が見やすいと思います。
基本操作
①VRCAvatarEditor betaをImport
②VRCAvatarEditor betaを開く
開くとアバターも何も表示されないと思います(表示されていたらそれはそれで気にしなくてよいです)。
画面上部の”アバター”から対象のアバターを選択すると、アバターと設定されている表情が表示されます。
これで表情改変の準備はOK!
表情をいじる方法
表情のいじりかたは二通りあります。
既存の表情アニメーションを改造する
一から新しく作る
一から新しく作る場合は”表情”タブから作るだけですし、既存の表情アニメーションを選択して”デフォルト表情に戻す”を押して作業すれば良いため、既存の表情アニメーションを改変する方法を説明します。
①右手もしくは左手のLayerを開く
Layerから右手もしくは左手のLayerを開きます。アバターによってLayerの名前は違うと思いますがシノノメの場合は"Right Hand"という名前です。
②編集を押す
改変したい表情アニメーションの”編集”を押します。
今回はRockNRollに設定された「Face_RockNRoll」を編集します。
すると、そのハンドジェスチャーに設定された表情アニメーションとBlendShapesが表示れます。
チェックを入れたBlendShapesの値を調整すると表情が変わります。
③完成した表情を作成する
作成出来たら”アニメーションファイル名”を設定して、”State”(ハンドジェスチャーの適用先)を選択し、”表情アニメーションを作成”で表情アニメーションが作成されて対象のハンドジェスチャーに適用されます。
作られた表情アニメーションの保存先は”保存先フォルダのパス”を参照してください。
作成済みの表情をハンドジェスチャーに設定する方法
各ハンドジェスチャーにお好みの表情を設定できます。
また、VRChat内でオブジェクトを握ったときに表情が変わってしまうのを防止することもできます。
①Layerに表情を設定する
既に作成済みの表情Animationを対象のハンドジェスチャーにD&Dしてあげることで、表情が適用されます。
余談ですが、個人的には体感で使用しやすくするために全アバターで大体表情の種類を統一しています。
Finger Point☝️:悲しげ
Fist✊:未設定
Gun👉:喜び or msgk煽り
Open🖐️:笑顔
RockNRoll🤟:怒り
Thumbs Up👍:笑顔2
peace(Victory)✌️:喜び2
といった具合です。
EX)握った時に表情を動かなくしたい
”Fist”が握るハンドジェスチャーです✊。そこに設定された表情を消すことで握ったときの表情が動かなくなります。できれば、表情Animationを消した時は空のAnimationを入れてあげましょう。
もし、LayerにRight HandもLeft Handもなかったら…
下記の記事で解説する予定です。
(一つの記事にまとめるとかなり長くなってしまったため)
Quest対応させたアバターの頬染めや涙、汗等が変な見た目になってしまう
↓こちらの記事↓で解説しています。
最後に
表情改変はテクスチャや衣装改変と同じくらい自分の個性を出せる方法です!コミュニケーションが主な要素であるVRChatでは特に!
是非、表情改変に挑戦してみてください!
今回のWriting Background Music♪
では、また今度。