見出し画像

KDPで生まれて初めて小説の同人誌を作りました④:本文を考える編

こんにちは。こちらは続きの記事です。前回分はこちらです。
KDPで生まれて初めて小説の同人誌を作りました③:表紙を考える編



表紙とサイズが大体決まったので、最後にしてメインの中身のデータを作ります。
正直これが一番正解がわからなくて、悩みました…

各章に扉ページを入れたり、イメージイラストを入れたり、色々考えてみましたがどれもしっくり来ず。
最初に立ち帰って考え、そもそもこれは小説の本なので小説として読みやすいのが一番だと思い、目次や奥付けなど、自分や必要だと思った最低限の情報だけを入れることにしました。

WordとPagesを試してみたのですがやっぱりフォントを色々と試したかったのと、字間とか色々と細かく指定したかったので、Adobe Fonts(サブスク形式のフォントライブラリ。ものすごく大量のフォントが自由に使える)が使えて微調整も効くInDesignで作ることにしました。

操作が不慣れすぎてめちゃくちゃ時間がかかってしまいましたが、次はもっと早くできる…はず…

InDesignは一応かつて使ったことがあったのでまあ何とかなるだろ!と思って軽い気持ちで使い始めたのですが、実際は使い方すっぽり忘れていてかなり苦労しました。ネット上にあるチュートリアルを梯子して何とかデータ作成しました。

文章のデータもかなり直しました。文字の揺れ(「できた」と「出来た」が混ざってる)は置換でかなり直したのですが変に置き変わってしまって再度直したところもあったり…永遠に誤字が気になってしまいます。(あったら教えてもらえると嬉しいです…)

また、行の一番上に1、2文字だけある場合、 例)した。
読みにくいし余白が勿体無いので、そうならないように言い回しを書き換える修正をかなりしました。めちゃくちゃめんどくさかったのですがお値段を落とすためにページ数を極限まで減らしたいので頑張りました。これでかなりページが減ったと思います。

イラストレーターさんのご提案でモノクロ挿絵を入れてみることにしたのですが、ここでもちょっと変わったことやりたい欲が出てきたので一番最後のシーンの挿絵を見開きで書いて頂きました。
見開きで挿絵入ってる小説ってあんまり見ない気がするので……
こちらには挿絵は載せていないのでよかったら現物で見てもらえたらいいなあと思います。

あと、表紙イラストで二人が持ってる武器の形状を私の方からスケッチを渡してその通りに描いていただいていたので、元のスケッチもどこかに入れたいなーと思って裏表紙と表表紙の次のページに入れてみました。
鉛筆感のあるスケッチのままだと表紙と調和しなすぎで変だったので少し漫画絵っぽくなるようにクリスタで加工してみました。

表紙めくった1ページ目にナイフの絵が入っているところが個人的にお気に入りポイントだったりします。


データが一通りできた後はヘルプを見ながらKDPの個人ページからUPして、無事発売になりました。発売になるまではかなりスムーズで驚きました。

Amazonによって自動生成される表紙のプレビュー画像の画質がかなり荒いのですが、こちらから直す術がないっぽくてちょっと気になっていますが、それ以外はトラブルなくできたと思います。

独自の単語や設定が多くて最初はかなり戸惑ってしまい、作っている途中は、すでに作られている方のいろんな体験談記事やブログを参考にしました。特に参考にしたのは下記です。

このページがなかったらInDesign挫折してたと思います…
ありがとうございます。
InDesignで小説本の組版を作る方法とは?実例付きでやさしく解説Fare.(ファーレ) | 同人作家のための「つくる」を支えるWebメディア

カクヨムから小説を書き出すとテキストファイルが各話ごとにバラバラになっちゃってそこでまず絶望して諦めそうになったのですが、この方法で何とかなりました。良かった。
Macで複数のテキストファイルを一瞬で結合する方法 - 垂流

以上で終わりです〜。
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました!


2023年3月16日追記:半年ぶりになってしまいましたが続きの記事を書きました!よろしければどうぞ!