「平林さんはなんの人なんですか?」
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この10年近く、フリーランスで編集やら執筆やらを生業としており、分野的な振れ幅が大きいこともあって、表題のようなことを聞かれることが多い。
たしかに自分でも「僕はできの悪いごった煮みたいな人間だな」と思うことが多いのだけれども、2019年2月末時点での平林緑萌というものを、自分のためにも一旦整理しておこうと思う。
①出版業界の僕
業界歴は13年ほどで、経験した職種は以下のとおり。
書店バイヤー、版元営業、雑誌編集、広告営業、小説・ノンフィクション・漫画・ウェブ編集など。現在は出版社の代表取締役も兼ねる。たまに講演を頼まれたりする(顎足出ればどこでも行きます)。
②歴史学徒としての僕
中国古代史が専門で、日本中世史と日本古代史を独学で少しやっている。
『墨子』研究から始まり、現在は日本中世史の成果を援用しつつ、『史記』戦国〜漢初部分の史料批判のやり直しをやりたい。近々書いたものが少し出る。
③書き手としての僕
雑誌編集時代からかなり書いてはいたものの(雑誌編集者というのはかなり書くことが多い)、ムック本の突貫作業に動員がかかったのがきっかけで、ライターとしてちょこちょこお声がかかるようになる。
歴史系のムックや、ソーシャルゲームのキャラクターやイベント作成、はたまた『新字源』でのお仕事(これは編集とか校閲にも近い)までジャンルはやっぱりバラバラである。
現在は草香去来名義を主に使用して、インタビューや漫画原作をやっている。『半助喰物帖』を買ってください。
④読者としての僕
あまり多読ではないが、人文書やノンフィクション、古典の類を好み、博物館の企画展にちょくちょく行く。
また、古本をやたらと買う。財布に金を入れた状態で神保町に行くのは大変に危険である。なお、買う古本の種類も雑多で、系統だったコレクターとは言えない。
文学では北杜夫が好きで、アニメやゲームもいくつか「好き」と言える作品がある。オタクなのかどうかはよくわからない。
⑤趣味人としての僕
お酒が飲めなくなったので、釣りと料理が現在の主な趣味となっている。
釣りと料理は強く紐付いているので、特定の魚種や釣法にこだわりはなく、五目出れば嬉しいタイプである(料理にバリエーションが出るので)。
料理も現代日本の家庭料理からエスニックまで割となんでも作る。男性にありがちな、やたらと時間と金をかけて作るというのもできなくはないが、あるものでそれなりに食えるものを作ることが多い。
今年からは園芸に本格的に取り組みたい。
⑥その他
歩くのが好きである。そこらへんを散歩して寺社仏閣や石碑石灯籠、あるいは植物や落書きや看板や犬猫の写真を撮る。撮ってどうにかするわけではない。スマホでしか撮らないがカメラはちょっと興味がある。
歩き疲れたら喫茶店でタバコを吸いながらコーヒーを飲む。喫煙できる喫茶店が減って大変困っている。
鬱病になってから行っていないが、一時期は東南アジアに年2回くらい行っていた。暑いのがいい。
アイドレスというゲームで藩王をやっている(これだけ書いても意味不明だ)。
鬱病患者である。とても苦しい。
⑦目下の悩み
お金がないことと、ここまで書き出してみても、自分がどういう人間なのかよくわからないことである。文章としてもまとまりがないことおびただしい。
誰か助けてください。
(これより下に文章はありません)
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