骨折の記⑥
039
今回でようやくこのマガジンを終えることができる。まだ通院はあと一回残っているのだが、固定は外れ、痛み止めの処方もなくなり、段階はリハビリへと移った。
今週の診療でもレントゲンを撮ったのだが、整形外科医氏曰く、「実に理想的な状態」で「大変嬉しい」とのことであった。
患者ひとりひとりに感情移入するのは大変なのではないかと少し思ったが、回復を喜んでもらえるのがありがたいことであることに変わりはない。
当初より、この医師はとても説明も丁寧で、大変好感を持ったので、また何かあれば(ないほうがいいに越したことはないのだが)ここに行こうと思った次第だ。
なお、リハビリは通院不要で、自宅で行えばよいという。
整形外科医氏が僕に手渡したのは一冊のパンフレットであった。
題して曰く、『四十肩、五十肩の運動療法』。
まだ四十の声も聞いていないが、リハビリの方法は同じだからこれでいいらしい。
じっくりリハビリしつつ、来るべき四十肩、五十肩にも備えようと思う次第である。
そんなわけで、このマガジンを終える。
これまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
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