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苦手なことから逃げたくない

「よく頑張ってここまで来たね」

誰しも苦手なことってある。でも苦手なりに取り組めば、取り組む姿勢を見てくれる人はいるんだ、そう思えた日。

今日、ハローワークに通所して、職員さんと面談を行った。そこで、電話対応はどう?苦手?と言う話になって、正直に"苦手意識がある"ことを話した。

でもだからと言って、やらないんじゃなくて、寧ろやろうとするし、意欲はある。出来ないなりの、自分の精一杯を見せる。その結果、失敗しちゃうことは、正直多くて。ハロワさんに電話させてもらう時も、そういう時がありました…苦笑。

上記のようなことを職員さんに話した時、私に掛けてくださった言葉が、冒頭のそれ。この言葉で、とっても心が温かくなったし、私は当時の自分が救われた思いがしたんだ。

実は、これまで深く書いたことは無かったけれど。調子が悪い時、私はよく、言葉が詰まる。吃音のような症状が、小学生の頃から、ずっとある。現在も、頻度は減ったけれど、時折ある。家族や心許せる友達と話している時でも、そうなる時はそうなる。

特に、第一声が、母音から発する言葉の場合。一語目の母音が思うように出てこないことが多いと、最近になって、私は感覚的に分かるようになった。

あと、"か行"も苦手。かきくけこ。実は自分の苗字、か行なのだ。だから小中高で新学期あるあるだった、自己紹介。これが本当に苦痛だった。

書き表してみると「……っ、あ、ありがとうございます」←こんな感じ。ありがとうございますとか、会話の常套句だろよ。

電話越しだと特に、その第一声を発するまでの無言の時間が、体感よりも長く感じる。すると相手から「もしもし?」と畳み掛けるように言われる。だから余計に焦る。そんな時は「失礼しました!」と言って、なんとかしてその場を切り抜けるんだけども…笑。

そりゃそうだよなって思う。応答しなかったらそりゃあ、言うよなって。私だってきっと、悪意なく同じことをしてしまうと思う。吃りなのかもしれない、と思うこともある。でも滑らかに話せることもあるから、何とも言えない。通院先でも、医師にこれを伝えてはいない。そこまでじゃないなって、自分では思っているから。

中学の頃、指名されてクラス全員の前で、教科書を音読することが本当に苦手だった。次、自分が指されるかもしれないと思うと、心なしか心拍数が上がっている気がして、授業どころじゃなくて。つっかえたらどうしよう、声が震えたらどうしよう、笑われないかなとか。周りからしたら些細に思われるであろうようなことを、まあ本気で悩んでいた。幸い、ちょっと転けても、何か言われることは無かった。

そんなことを経た今、自分の中で、緊張と不安が過度にある時に、そうなることが多いなと感じるようになった。だから自分なりの対処の術を、日々習得中なのだ。

苦手なことは、誰だってある。私だけじゃない。その中で、私は自分の苦手なことから逃げないと、ここに誓う。いや誓わなくとももう先に、実行してるか。今更だったかも笑。

逃げない。

と言うよりも、私は苦手なことから、逃げたくないんだ。とは言え、苦手を得意にする必要は、きっと無いと思う。ただ、苦手なりに、とりあえずそれに取り組んでみる。その代わりに、失敗してもめげない。自責しない。寧ろ、苦手に挑戦した自分を、よしよし頑張ったねって、頭なでなでしてあげるくらいの、心持ちでいよう。

同じように、私が今抱えている、このどうしようも無い焦りと不安からもまた、逃げない。それどころか、真正面から立ち向かう。

ただ、馬鹿真面目でいる必要は、無いとは思う。それでもいつだって私は真っ直ぐに、自分と向き合うんだろうと思う。だって、今の私がそうだから。



読んでくださってありがとうございます。

また飲みたいなあ、タリーズのハニーミルクラテ。これ飲みながら書くと、執筆が捗るんです…!