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悲しみを拾う

そのままでいいと言われたから、そのままでいたくなくなっただけ。

夜中って何時からだと思いますか。わたしは大体25時ごろから始まり、ピークは27時。28時は朝が始まる時間帯という感覚です。
今これを書いている時間がまさにわたしが思う夜中なのですが、この時間帯は本当に良くない。とても魅力的で怖い時間です。例えば、読み出した小説の終わりどころかわからなくなるし、深夜のバラエティは面白いし、眠るタイミングが見つからないです。元気なときほど夜中は満喫できます。

ただ、元気がないときは本当に怖い時間です。昼間のちょっとした傷が広がること広がること。血がだらだらと流れ、膿んできます。治る気配がありません。一瞬でも悩み始めると駄目になります。そのくせ、数時間眠って朝を迎えるとけろっとしている。まるで何事もなかったかのように。テンションの落差に自分自身が戸惑います。冒頭の一文はわたしがさっきまでくよくよ悩んでいたときにふっと思い浮かんだことです。何があったのかは伏せますが、過去の出来事がフラッシュバックした際のわたしの精一杯の反抗です。そのまま書き続けようと思ったのですが、踏みとどまってだらだらとこの文章を書いています。

こういうとき、気持ちを淡々と綴れる場所があることが大切なのだということには最近気づけました。昔のわたしに教えてあげたいくらいです。当時も書こうとしたことはあったのですが、余計惨めになる気がして書きませんでした。たぶん数時間後これを読んだら消したくてたまらないんだろうな。ただ、気分は落ち着きますね。

好きな音楽をイヤフォンで聴きながら、部屋を明るくして、パソコンと向き合います。ホットミルクに蜂蜜を垂らして、体を暖めます。浮かんだことだけを書く。明日には大丈夫になっていますように。全部元通りになっていますように。もう少し強くなっていますように。壊れませんように。おまじないみたいにぐるぐる考えてしまう自分のことが心底嫌いです。こんなの誰にも見せられませんね。みんなそういう一面を持っているといい。そうであってほしい。

早く寝ればいいことは百も承知なのですが、目を瞑るといらないことばかり考えてしまいます。なので、そんな暇もないくらい微睡むことができるまで、だらだらと過ごします。
明日(というか今日ですが)は何をしようか。何を食べようか。簡単なことばかり考えるようにしています。ごちゃごちゃ考え出すとまたおかしくなるので。

noteには楽しいことばかり書く予定でしたが、中々そうは行かないですね。せめて、書きたいと思ったときに持っている感情を大切に文章におこしていきたいです。

余談ですが、夜中のネットショッピングほど無駄で楽しい行為はないと思っています。今日も少し商品を眺めようと思います。楽しいことで今日が終われるように。