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◇2020年に行ったライブを振り返ったら、大切なことを思い出させてくれた。




2020年もたくさんの素敵な音楽と出会い
数えきれないほど多くの曲たちに助けられました。


2020年は誰も予想していなかった
新型コロナが私たちの生活を激変させました。

その影響で全国各地で行われるはずだったライブは中止となり
毎日音楽と人の笑顔で溢れるライブハウスでは

フロアには音が鳴らない、人が誰一人いないという状況が
何か月も続きました。

この影響でやむをえず閉店してしまったライブハウスもあったり
何かとライブハウスを悪者とする声も世の中では聞こえ
悲しい出来事が多くあった年でもありました。


音楽が大好きな人にとっても
音楽を作り届けてくれる人にとっても

とてもつらい1年だったかもしれません。


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本来なら、毎年15~20本ほど
好きなアーティストのライブに行ったり
様々なフェスに足を運んだりして

大好きな音楽を肌身で楽しんでいたのですが
今年は実際にライブハウスに足を運び
肌身で感じたライブはたった4つのみでした。


2つはコロナが大流行する前に行っていたもの。

残り2つは、コロナ禍でガイドラインに沿った形で行ったもの。


どちらも同じ『ライブ』には変わりないのですが
楽しみ方や過ごし方はコロナ前と後では
びっくりするほど大きく変わりました。


コロナ前のライブはマスクしている人はほとんどいない。
むしろマスクしていたらライブ中は暑くて倒れちゃうほど。

フロアに席はなく、みんながもみくちゃになる従来のライブハウス。

歓声やヤジ飛ばしはたくさんあり
アーティストとオーディエンスのやりとりもたくさん。


コロナ後はマスクをしていなければ強制退場。

フロアには席があり、ない場合は隣との境界線が引いてあり
周りとはある程度の距離を保たないといけない。

歓声は拍手に変わり、ヤジを飛ばすことは一切出来ない。
アーティストとオーディエンスのやりとりはない。


また、今まで配信ライブの形式は
そこまで多くはなく珍しい方だったが

今では現地に足を運ばなくても
スマホがあればその場で観れてしまう配信ライブが当たり前に。


たった1年でライブの楽しみ方が
そして私たちにとっての「当たり前」が

こんなにも大きく変わってしまうなんて
きっと誰も予想していなかったことだと思います。


この1年を通して改めて思ったのは
ライブが出来るのは決して当たり前ではない、ということ。

そして
ライブはみんなでつくりあげている、ということ。


この2つを本当に実感しました。


いままでは毎月のように
好きなアーティストのライブに行って

大好きな音楽を生の音で聴き身体で楽しみ

仲間と一緒に大好きなアーティストを
同じ空間で共有していましたが

これらが出来なくなった今だからこそ

ライブが開催されるということは
決して当たり前ではないのだと実感しました。


また私が行った2つのライブでは
感染者が誰一人出ていません。

それは運営側がしっかりとガイドラインに沿って
開催してくれたおかげであり

そこに行くみんなが
きっちりと感染予防対策をしてくれたおかげで

このような結果になったのだと思います。


いままでもみんなでライブという最高の空間を作っていたけど
このコロナ禍では運営側や演者側だけでなくて

ライブに参加する側も一緒にライブを作りあげているのだと
より一層強く思いました。


もし運営者側や演者側がどれだけガイドラインに沿って
ライブを行ったとしても

オーディエンス側が参加するうえでの
感染対策を守っていなければ
クラスターが発生する可能性もあるため

参加する私たち一人一人が
一緒にライブを作りあげているのだと思います。


どんな時もライブが出来ることは
決して当たり前ではなくて
どんな時もライブはみんなで作りあげていくもの。


きっとこれは従来のライブの方式から
新しいライブの方式に変わったとしても
変わらないものであり

どんな時も忘れてはいけないものなのでしょう。


今回のコロナはとても大切なことを
思い出すキッカケをくれたのかもしれません。



今年はライブに行く本数が少なく寂しさもありましたが

その一つ一つが私にとっては本当に大切で
たくさんの思い出が詰まっていて忘れられないライブになりました。


この状況でさまざまな意見が飛び交う中

ライブを開催してくれた運営側
そして今日この日まで活動を続け音楽を届けてくれる

アーティストには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


そして、大切なことを思い出させてくれるキッカケを
くださり本当にありがとうございます。


とても大げさですが
私は音楽と出会っていなければ
いまこうして生きているか分からないというくらい

私にとって音楽は大切なもので
自分の人生にも必要不可欠な存在です。


そして、私の大好きなライブハウスは
たくさんの素敵な仲間と出会わせてくれたり
全国各地にご縁を結んでくれただけでなく

日常では体験できない非日常の楽しさやワクワク感。
感動して涙が出るほどの世界観や空間。

その場でしか味わえない音や刺激を与えてくれた
とっても大切な場所です。


どうかその場所がこの先なくなりませんように。

そして、みんなが楽しむ場所が
これ以上「悪者」になりませんように。


いまも感染者が増加傾向にあり
いつ従来のライブの方式に戻ることが出来るのか
誰にも分りません。

しばらくは新しい方式で行う
ライブが続くのかもしれません。


だけど、
従来のライブが出来る日々に。
従来のようにライブハウスで楽しめる戻れる日常に

絶対にまた戻れることを信じています。


今年も最高の音楽と出会えたこと
素敵なライブにいけたことに感謝を込めて。




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