◇実際に体験してみないと、大変さは分からない。＃242

今年の目標のひとつとして
料理を頑張ることにした。

まだ始めたばかりだが
出来るときはちゃんと自分でご飯を作ろことを
心がけている。


私の母親はものすごく料理が大好きで
作るものはどれも美味しい。

お料理番組は片っ端から見ていて
作れないものはないのではないか
というくらいなんでも作れちゃう。

しかも、「これが食べてみたい！」と
独り言で言ったものやただなんとなく言ったことも
覚えてくれていて

早ければその日のご飯、遅くても2日後には
その食べたいと言ったものが
食卓に並んだり、お弁当に入っていたりする。

本当に母親はすごい。


そんな母親が作る料理に

なんでこんなご飯出すの？
お弁当はもっとこうしてよ！
またこのおかず？？？

などと私は文句を言っていた。


このように文句を言えたのは
一切私が料理の大変さを知らなかったからだ。

その時は料理なんてしたことがなく
作ったとしてもせいぜい年に一回にある
バレンタインでチョコやクッキーのみ。

カレーやお味噌汁すら家庭科の調理実習でしか
作ったことがなかった。

だからこそ、料理の大変さを何一つ知らないため
母親が作る料理に対してああだこうだ言えたのだ。


でも、いまは文句なんて言えない。

こんなにも料理を作るのには大変で
美味しく作るためにあれこれ考えなくてはならない。

味付けを一歩間違えれば
料理はまずくなるし

工夫がなければ毎日同じメニューになってしまう。

毎日違う献立を考え作り
食材をダメにしないように、無駄にしないように
作るなんていまの私ではとってもじゃないけど出来ない。

実際に自分が料理をしてみて
料理の大変さを知ったからこそ

母親のすごさが身を持って分かり
尊敬の気持ちしかない。

本当に母親はすごいと思った。


文句を言うのはだいたい何もしていない人。

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それに加えて、体験をしたことがない人だ。


実際に体験してみないと
物事の大変さや難しさはわからない。

体験せずに物事を語るのは妄想でしかない。


妄想だからああだこうだ言えるけど
実際にやってみるとそうは言えなくなるのがほとんどだ。

それは実際に自分の体と頭を使って
大変さや難しさを知るからだ。


例えば、ドラマの女優さんの演技が下手と言えるのも
演技をする大変さや難しさを知らないから。


私はドラマを好きでよく見る。
たしかにたまに「この演技はちょっと…。」と
思うことはあるが

わざわざそれをネタにしたり
SNSでつぶやいたりしない。

だって、私は女優を経験したことがないからだ。

それに自分がその女優さんと同じように
演技しろと言われたら絶対に出来ないし
うまくなんて出来ない。

ドラマを見ている方は
見ているだけだから何でも言える。

だけど、演じている人は
演じる大変さや難しさゆえ演じているのだ。


実際に経験していなければ
大変さや難しさ、つらさなどを知っているから
文句なんて言えないし気持ちも分からない。


もしいまあなたが言っている文句は
実際に自分がやる側の立場になっても
同じことが言えますか？