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◇手を差し伸べてもらえるのは悲劇のヒロインではなく、本当のヒロイン。#117




みなさんは悲劇のヒロインと本当のヒロイン。
どちらが手を差し伸べてもらえると思いますか?

「私ってこんなにもかわいそうでしょ?」と
シクシク・メソメソしていた方が
一見助けてもらえそうに見えますが

実は悲劇のヒロインは究極なかまってちゃんなため
次第に「あーまたか。」と飽きられてしまいます。


今期のドラマ『私たちはどうかしている』の主人公、七桜は
母親の犯人の真相を探るべく、普通ではあり得ない契約結婚を果たしました。

(ドラマを見ていない方は詳しくはあらすじをお読みください。)


その嫁ぎ先の女将からは
どうにかして七桜をこの家から追い出そうと

一生懸命作ったお菓子をぐちゃぐちゃにされたり
大事な道具を池に落とされたりと
めちゃくちゃな意地悪やいたずらを受けますが

「どうして私ばかりこんな目に遭わなきゃいけないの…」
「私ってなんてこんなにもかわいそうなんだろう…」

という悲劇のヒロインになったことは一度もなく


どんな意地悪にもいたずらにも負けずに
「絶対私は負けない。」と強気でいます。


そうなんです、七桜のすごいところは
「私ってこんなにもかわいそうでしょ?」と
悲劇のヒロインを演じて
相手に同情を求めたり、言い訳を決してしたりしないのです!


では、七桜はなぜ女将の悪さに負けずと
戦えているのでしょうか?


▪絶対に折れない信念がある。


七桜にはとある信念があります。
信念というよりは強い想いと言った方がふさわしいかもしれません。

それは、自分の母親を犯人した本当の真犯人を見つけるということ。

七桜が幼い頃、母親は光月庵で住み込みで働いていました。
そのため光月庵で七桜は幼少期を過ごしたのです。


そしてある時、光月庵の当主が誰かに殺されてしまいました。


その際、当主の息子である椿が
七桜の母親が殺したと言ったことで

犯人は七桜の母親になったのです。


ですが、本当に自分の母親が殺したとは納得できないため
本当の犯人を見つけるために覚悟を決め
犯人の主の元へ嫁ぐことにしました。

結婚を決めれば自分の身にどんなことがあろうと
もう元には戻れませんし、後戻りなんて一切できません。


腹を括ってまで母親を殺した犯人がいるところへ
嫁ぎに行くには相当な覚悟を持っている証拠ですし

なによりも「絶対に犯人を見つける。」
という強い想いがあるからこそ

女将に意地悪されも
シクシクメソメソせずに立ち向かうことが出来ているのでしょう。


そして七桜は、自分の中に強い想いや信念があるからこそ
どんな逆境だろうと試練だろうと
何度も立ち上がることが出来ているのだと思います。


▪「なんで私ばかり…」と落ち込まない。

七桜のすごいところはそれだけではありません。


どんなに意地悪されようがいじめられようが
絶対に「なんで私ばかりこんな目に遭うの?」と
落ち込みません。

普通、一生懸命作ったお菓子にいたずらをされたり
濁っている池に自分の大事なモノを投げられたら

泣きたくなりますし
「なんで私だけこんな目に遭わなきゃいけないの!?」とも
思ってしまいますよね。

私ならそう思ってしまいますし
きっとしばらくは立ち直ることは出来ないと思います。


ですが、七桜は涙をこらえ
女将に何度でも立ち向かっていきます。

決して女将を悪者に仕立て上げ
「私ってかわいそうでしょ?」という立ち振る舞いをするのではなく

自分が今できることを探して、犯人を見つけるために
「絶対に負けない!!」と思いながら
がむしゃらに行動しています。

そのような姿こそが周りの人へ
とても強くたくましく美しく映るのでしょう。


▪手を差し伸べてもらえるのは悲劇のヒロインではない。



七桜には手を差し伸べてくれる人がたくさんいます。

婚約者である椿。

これから真実を知った後や
椿自身何を考えているかまだ見えないため

今後どうなるかはわかりませんが
第4話時点ではいつも女将から七桜を守っています。

そして、母親の知人である多喜川さん。

つらいときや困っているときに
必ず助けてくれると言っても過言ではありません。


七桜は一見誰も手助けがないように見えますが
実はあらゆるところから手助けがあります。


なぜ助けてくれるのか?

おそらく七桜の強く美しくたくましい姿に
惚れているからでしょう。


たとえば、七桜がいつもシクシクメソメソして
「私ってこんなにもかわいそうでしょ?」と同情を求めていたら
どうでしょうか?

たまにならいいとは思いますが
それが毎回だったら「またか…」と疲れてしまいますよね…。


ですが、私はなんとしてもやり遂げる!絶対負けない!という姿で
がむしゃらに立ち向かっていたらどうでしょう。

「この子応援したいなあ…」「助けてやりたいなあ…」
と思わず手を差し伸べたくなりませんか?



悲劇のヒロインの方が
助けてもらえそうに見えますが

実際は本当のヒロインが
助けてもらえる理由はここにあります!



「私ってこんなにも可哀相でしょ?」と
いつもシクシク・メソメソしている悲劇のヒロインになるか。

それとも

「こんなつらいことがあったけど絶対に乗り越えてやる!」と
立ち上がりひたむきに行動する本当のヒロインになるか。



最初は悲劇のヒロインのほうが助けてもらえるかもしれませんが
それは最初のうちだけです。


もしあなたが誰かに手を差し伸べてもらいたいのなら
また、これから差し伸べてもらえるような人になりたいのなら

悲劇のヒロインになるのではなくて
本当のヒロインになり強く美しくたくましく生きていきましょう🌹


目に見えない輝きに惹かれ
あなたの手助けをしてくれる人が
きっとあらわれるでしょう。


私も悲劇のヒロインではなく
真のヒロインとして生きれるように頑張ります!


_


ドラマ「私たちはどうかしている」は
ミステリー×ラブストリーで

椿の父親を殺した犯人が本当は誰なのか?を
知るために様々な展開が用意されていて

あらゆる場所で裏切りが起きたり
今まで味方だった人が手のひらを反すように
敵になったりとものすごくハラハラします。

ハラハラもありつつも
最初は本当の恋心なんて1ミリもなかったのに
お互いがお互いに惹かれ合う姿が
またドラマを面白くさせてくれています♡


ぜひぜひみなさんも気になったら
「私たちはどうかしている」を見てみてくださいね♪




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