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#09 SNSやテレビの影響



こんにちは。

つい最近、ある芸能人がSNSに冗談で文字としても声としても言ってはいけない言葉を発信してしまったというニュースがありました。

(話題になってるからきっと知ってる方も多いよね)


たしかにそのポストを見たときに「それはひどい」と感じたのは事実だけど、
そのあとにその芸能人の誹謗中傷がものすごいことにもさすがにひどいなと感じました。

ある落語家さんがその芸能人について、ポストをしたのを先ほど見かけました。
内容は加害者から被害者になってしまった芸能人を擁護するものでした。

その内容にはわたしも腑に落ちましたが
他のコメントを見てみようと眺めていました。

その中で、あるコメントをしていた方の言葉にもとても考えられてしまいました。


その方のコメントの内容は「今回の件で1番の問題は子どもたちがこの件について真似してしまうかもしれない」ということでした。


SNSやテレビの影響ってとてつもないと思います。
今は小学生でもスマホを持つ時代。
SNSも当たり前の世界となっています。

当時、わたしが小学生の頃はSNSはまだそこまで普及していなく、「ガラケー」という携帯の時代で、山梨なのもあったので子どもがキッズケータイを持っていたら珍しい時代ですし「お金持ち」という認識の時代でもありました。


そんな時代でさえ、テレビでの影響は田舎の子どもには影響は強かったです。

実際、その「テレビの影響」でわたしが体験したことを綴ろうと思いました。

正直、とても苦い思い出です。
内容は不快と感じる方もいるかもしれません。

中学校時代以降でわたしと知り合った人は知らない内容ですし、同じ小学校だった人も覚えている人も少ないだろうし、詳しく知ってる人も少ないかもしれません。

周りの方は忘れていても、10年以上経った今でもわたしは鮮明に覚えている内容です。
まさしく「被害者は覚えている」というのはこのことでしょう。


ちなみにわたしの小学生の頃の記憶は
「とても楽しかった」です。
学年自体が仲良かったと思います。


…そんなわたしが小学5年生の頃です。


学年で飼っていた動物の世話をするために、朝は学校についたらその動物のところに行くというのが基本のわたしのルーティンでした。

小屋の周りには動物の世話で使う籾殻が散らばっているので掃除をしたり、餌やりをしていました。

いつも通りに何人かの友達と世話をしていると、
ある話題になりました。

「ねぇ〇〇ってドラマ観た?」
「観た!すごかったよね!」

そのドラマは当時話題となっていた
“イジメ”についてのものでした。

当時のわたしはそのドラマを観ていませんでしたが後からドラマと漫画を全てみました。

内容自体は過激ですが筋が通っていて作品として
訴えたいものも感じる素晴らしい作品だと思います。


「なんかさぁ、こんな感じだったよね」

と、言われ、急にわたしの背後から頭の上に
ホウキがのりました。

「そうそう!こんなかんじ!」
「〇〇!〇〇!(ドラマの名前を連呼)」

と、笑いながら。

わたしはびっくりしました。

そのホウキは籾殻だらけですし、動物のフンもついています。
そのホウキを平気でわたしの頭をはいたり、叩いたりしました。

その行為をやってきたのは当時仲のいい男の子2人でした。
周りでは当時仲のいい女の子が見ていました。「やめなよ〜笑笑」と


もう一度書きますが
わたしの小学校の頃の記憶は
「とても楽しかった」

常にいじめられているということはなかったです。


社会人になってからわたしと出会った方々は
ものすごくびっくりするかもしれませんが
高校生くらいまでのわたしは
「いじられキャラ」みたいなところはありました。

そのこと自体には自分自身大きい悩みはなかったですが、このいじられキャラで苦労した場面は多かったです。 

きっと仕事をするにあたって、「いじられキャラ」にされる部分がなくなっていったというのはあるかもしれません。(そもそも仕事は真面目にするものですし、そういう場面が少ないですしね)


なので、多分その汚いホウキで叩いた奴らは
「いじっていた」という感覚だったのかなと思います。

でも、小学生ながら、わたしはさすがに
「イジリにも度がすぎている」と感じました。

泣きながら怒り狂って「いい加減にしろー!」と叫んだのを今でも覚えています。

泣きながら教室に行って、
机の上に顔を突っ伏して
その光景をみた別の友達が全身についた籾殻をとってくれたのを覚えています。

意地でも保健室に行きたくなくて、早退もしたくなくて1日学校にいたと思います。

わたしは肌が弱くて、夜にお風呂に入ったあともずっと籾殻が肌を刺激したからなのか、肌が痒かった。

その日は母と夜一緒に寝て、
「大丈夫?」と母が声をかけてくれて
「…痒い」と小さく泣きながら答えたのも今でも覚えています。

すごく悔しかった。


その2日後くらいに当時担任していた先生が
「テレビの影響について」みたいなかんじのことを授業に取り入れてくれました。



SNSが今ほど普及をしていない世の中、
テレビでほとんどの情報を得るような世の中だったこの頃でさえ、影響するものは大きかった。

倍以上に普及している今の世の中なら、
前よりずっと影響されることが多いと思います。




「今回の件で1番の問題は子どもたちがこの件について真似してしまうかもしれない」

真似して良いこと、だめなこと。
小学校高学年でも判断が難しい子はたくさんいると思います。

今回のこの文章で思い出させてくれました。



少しでも悪い影響が減るように、
誹謗中傷も減ることを願います。

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