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感じる、私だけの音 《cankoto》

「私、このままでいいのかな」

大切なパートナーがいたって、充実した仕事があったって、何度も迷ってしまう。だって、人生の正解なんて誰も知らないんだから。

幸せの定義が曖昧になったこの世界で、唯一の手がかりになるもの。それは、あなたの内側に眠る「心の声」ではないでしょうか。

《cankoto》は心からあなたを生きられるように、安心して自分と向き合い、言葉にして表現できる場やきっかけをつくるブランドです。

"らしさ" なんてわからない。本当の気持ちに気づくのは怖い……それでも。自分だけの人生を自分らしく生きることを、諦めたくないあなたへ。

《cankoto》の想いが届くことを願って、このnoteを綴ります。

cankoto produce:上田萌花 | moeca*
1993年生まれ。言葉と音の創作家(音楽家・インタビューライター)。
21歳からシンガーソングライターとして活動。その人らしさを温めるインタビュー・ライティングが得意。人生のテーマは「わたしらしい表現探索」。

【cankoto】ものがたり

cankotoはまだ、できたてほやほや。最近やっと形が見えてきたばかりのブランドです。そこで「cankotoとは」を語る前に、まずはどういう経緯でこのブランドが生まれたのかを綴っていきます。

※想いやコンテンツが知りたい方は、目次から後半へお進みください。

初めてのオンラインイベントが大成功

2021年春。音楽を使ったワークショップがしたいと模索していた頃、偶然知り合いに企画の機会をもらいました。

最初は声を出して歌う内容も考えたのですが、当時はまだオフラインでは集まりにくい時期。そこで企画したのが、オンラインでもできる対話型音楽鑑賞のイベントでした。

対話型鑑賞とは、芸術作品を鑑賞して感じたことを対話するというもので、主にアートの分野で広がっています。「感じたことを言葉にするっていいな」……当時ちょうどそう感じていて、ピンときたんです。

意見って頭の中で何度か濾過されたものだけど、感覚って生身な感じ。何度か対話イベントに参加して自分の感覚を言葉にしてみるうち、自分でも気づかなかった想いに出会えたり、相手をより深く知れたりして。そんな機会を私も作ってみたくなった。

そうして初めて開催したオンラインイベントの名は『感覚をコトバに』。参加者がみんな途中で涙を流し、「幸せな時間だった」と心から言ってもらえる素敵すぎる時間になりました。

キーボードやマイクまで用意したのでごちゃごちゃ

『感覚をコトバに』が世界をやわらかくするかも

1回だけのつもりだった、『感覚をコトバに』というイベントは。でもイベントの余韻は、夏になり秋になってもずっと、頭の中に残り続けたんです。

私は21歳の頃から、シンガーソングライターとしてライブ活動をしてきました。けれど、どんなに試行錯誤しても、ライブという形では心が満たされなくて。

私がステージに立って歌を届け、お客さんは客席で聴く。その一方通行な関係性にどうしても慣れなかったから、お客さんも参加して楽しめる "ワークショップ" の形を模索し始めたんです。

たぶん "返事" がほしかった。私にとって歌は「想いを乗せた手紙」だから、聴いてくれた人からの返事を待ってしまう。ライブではなかなかもらえなかったけれど、対話型鑑賞ならその返事が聴ける……!そのことにじわじわと新たな可能性を感じ始めました。

そしてもうひとつ、音楽をやり続けて感じた違和感が "評価"。売れているかいないか、上手いか下手か。音楽業界には評価が溢れている。

でも、音楽ってそんなもんだっけ?

「人は存在するだけで価値がある」と聞いたことがある。それと同じで音楽にも、生まれた瞬間から持ち合わせた力があるんじゃないだろうか。

音楽を聴いて感じたことを言葉にする時間は、音楽そのものの存在価値を肯定してくれる。それに「聴く文化」も育てられる。「評価せずに受けとめ合う」そんな文化が広がれば、音楽にとどまらず、あらゆる表現を認め合える世界になるかもしれない……。

そんな夢のような妄想が次々と生まれたんです。

私が本当にやりたいこと

ずっと、表現するのが怖かった。何かを作って誰かに届けた途端、オークションにかけられているようで。値段がつけば価値あり、誰も買わなければ価値なし……。それでも戦おうとしてきたけど、心が削り取られていくような苦しさがありました。

もっと純粋に自分の表現を楽しみたい。
自分の中から生まれるものを、抱きしめてあげたい。

そう感じている人は、もしかしたら私だけじゃないかもしれないと思ったんです。優しく人の表現を受けとめる世界になれば、もっと自分の想いを形にしやすくなるはず。そうすれば、自分らしく息をできる人が増えるかもしれない。

ずっと怖くて仕方なかったから。傷つく苦しみを知っているから。
そんな私だからきっと『感覚をコトバに』が生まれた。

歌いながら何年も探してきた "本当にやりたいこと" ってこれかもしれない。

やっと今までの人生がすべて、ひとつの線で繋がった気がして。これを時間がかかっても、私の人生の中で形にしていこうと決めたのです。

【cankoto】想い

名前に込めた想い

cankotoは、2021年6月に開催したオンラインの対話型音楽鑑賞イベント『感覚をコトバに』を事業化したい、と思ったのがきっかけで生まれました。

イベントのことを半年近く "感コト" と略して呼び続けていたため愛着がわき、そのままブランド名にしています。

さらに別の意味も加えられたらと、表記を工夫しました。調べていくうち、「cank=おしゃべりする」という意味があると知って。

「oto(音)」と「cank(おしゃべりする)」

対話型音楽鑑賞から始まったブランドにはぴったりすぎる!

またタグラインは「感じる、私だけの音」。この「音」は、自分にしか聴こえない「心の声」を表しています。つまり、cankotoには「心の声と対話する」という意味も込められているんです。

ロゴにもそんなcankotoの想いが詰まっています。

「感じる、私だけの音」というキャッチコピーを見た時に心臓の音が思い浮かびました。自分だけの音=心の音 は、無意識だけど毎日感じている音。その無意識を「意識してほしい」という想いで、こちらのデザインにしました。

logo design:光莉

Vision / Mission

Vision:心から "わたし" を生きる

Mission:安心して自分と向き合い、感じた想いを表現できる場やきっかけをつくる

cankotoが目指すのは、本当の意味で自分らしく生きられる世界

私には時々「嘘っぽい」と感じてしまうことがあるんです。「生活のために働く」とか「子どものために我慢する」とか。もちろん必要なときもある。でも無理矢理言い訳して、諦めてはいないですか?

私自身、自分の気持ちに気づかないフリをしていた時期があります。本当はつらいのに、隠して笑うのがかっこいいと思っていた高校時代。自分の歌を歌いたいのに、「まあサークルでライブできたし」と就活を始めた大学時代。

だって怖いもん。本当の気持ちを知るのは。
だって叶わないもん。気づいたところで。

たしかに、その先は苦しいことも多かった。頑張って踏み出しても、うまくいかないことだらけ。それでも蓋をしていたあの頃より、ずっとずっと私らしく生きられて幸せです。

本当の自分を知るのは、怖いことかもしれない。でもその先には心から笑える未来が待っていると思うから……。

ただ「自分らしく生きよう」、ではなく「心から」。cankotoでは「それなりに幸せ」の一歩先にある、本当に心満たされる人生を歩めるようなコンテンツを提供したいと思っています。

【cankoto】3種類のコンテンツ

コンテンツのテーマは「わたしと五感と言葉の魔法」。cankotoではこの3つを軸に、イベントや共に創るサービス、SNSでの言葉の発信を行なっています。

  • 安心して自分と向き合う場

  • 心を動かし、想いを表現する機会

  • 優しい言葉の贈り物

Event

「心から "わたし" を生きる」には、まず自分を知る必要がある。そのためにcankotoでは「内省を深める」コンテンツに加え、「感覚にフォーカスする」コンテンツもお届けします。

私は内省が好きで、1年の半分は考えているんじゃないかと思うほど時間を費やしているのですが、最近ノートに向かって頭を動かすだけでは不十分だと感じるようになりました。

音楽を聴いたり、美しい景色を見たり。些細な心の動きが、混じり気のない本心を教えてくれることがある。だからこそ、cankotoでは心を動かすことも大事にしています。

またもうひとつ、cankotoの場づくりで大切にしているのが「対話」。自分のことは一人でも考えられますが、人と話し、違う価値観と出会うことで、自己理解のスピードは格段に上がる。これは私が対話と出会って実感してきたことです。

せっかく人が集まるイベントを企画するのだから。cankotoでは、一人で考える以上の効果をお届けできればと考えています。

Co-creation

私は現在インタビューライターをしており、これまでシンガーソングライターとしてライブ活動をしてきました。それらの力を活かして、「co-creation(共創)」では "あなたらしさ" の表現をお手伝いします。

●あなたらしさを言葉に
自分を言葉で表現するのって、案外難しい。でも改めて言葉にしてみると、気づかなかった "らしさ" に出会えるかもしれません。

こちらのコンテンツでは、打ち合わせとインタビューを通して、"あなたらしさ" を言語化します。たっぷり相談しながら進めていきますので、一緒に素敵な原稿を作っていきましょう!

●想いを形に
映像は作れるけど、音楽がなぁ。デザインは得意だけど、言葉がなぁ。創作をする上で「誰かに担ってほしいな」と思う部分はありませんか?

このコンテンツは、あなたの想いをより素敵な形にできるよう、私の持っている力を尽くしてお手伝いさせていただく、というものです。

具体的に何ができるのか、まだまだ未知数なのですが、興味を持っていただけた方はひとまずお話を聞かせてください^^

SNS

Instagramでは主に、これら3つのコンテンツやcankoto最新情報をお届けしています。

  • ストーリー:cankotoらしくあなたに寄り添う言葉を毎日配信/cankoto最新情報も

  • 投稿:毎週日曜日に「わたしと五感と言葉の魔法」なコンテンツをお届け

  • インスタライブ:気軽に参加できる「ゆるまり対話」を月1回開催

またnoteでは「心から"わたし"を生きる」マガジンをお届け。自分と向き合う際に役立つ情報やエッセイを投稿していきます。

あなたらしい幸せの糸口が見つかりますように

「私、このままでいいのかな?」

もしかしたらこの迷いは、自分らしい人生を真剣に生きている限り、なくならないのかもしれません。

どうすれば幸せになれるのかなんて、私にもわからない。ずっと試行錯誤の繰り返しです。でも一人で考え続けるよりも、みんなでゆったりお話ししながらの方が、こたえに近づけるような気がしています。

あなたが安心してあなたらしく生きられますように……cankotoは少しずつ成長していきます。あなたらしい幸せへの糸口が、ここで見つかることを祈って。

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