見出し画像

【絵本紹介】入園準備に◎親子で園生活のイメトレができる絵本5選

3月、桜が楽しみなこの季節ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でなんだかざわざわ。図書館も児童館も閉まってしまい、遊べるところを求めて行った公園では、乳幼児から小学生まで入り乱れてすごい人の多さ。小さな公園に人が集まってるので、何とかなるべく家の中で遊ぶ工夫をして過ごしたいものです。しかし2歳男児に家の中だけで遊べというのはなかなかつらい。。。

そんな我が家の長男もついに4月から園生活デビュー!生まれてから四六時中、いや妊娠中のことも考えると生まれる前から24時間ずっと一緒にいたわが子。「ママと離れて寂しくないかな(←私が寂しい)」「抱っこじゃなくてもお昼寝できるかな」「お友だちと仲良くできるかな」と色々考えてしまいます。入園式が中止になってしまい残念ですが、今からドキドキワクワクしています。今回は入園シーズンに向けて、親子で園生活のイメージトレーニングができそうな絵本をご紹介します。

ほっこり保育園◎ぐりぐらコンビの『こぶたほいくえん』

『ぐりとぐら』シリーズで有名な中川李枝子さん&山脇百合子さんの作品。このお二人は実の姉妹です。姉の李枝子さんがお話で、妹の百合子さんが挿絵を描いていて、どの絵本も素朴でとてもほっこりできます。

中川李枝子さんは元々保育士さんだったこともあり、この『こぶたほいくえん』では園の様子がシンプルかつ優しく描かれている絵本です。とてもわかりやすいので個人的には0才からでも読み聞かせできる絵本じゃないかなと思っています。0才児でもこの絵本を読みながら「保育園には先生がいるんだね」「お友だちもいるね」など声をかけてあげれば赤ちゃんなりに心構えができて、いざパパ・ママと離れる時が来てもわかってくれるのではないかなぁと思っています。

幼稚園生にはこちら!『えらいこっちゃのようちえん』

この絵本を初めて息子に読み聞かせた時、ラスト3めくりで私が泣きました。主人公の男の子が初めての園生活に戸惑いながら大泣きしながらがんばるお話なのですが、その姿が息子に被ってかぶって。園は家とは違うし、いつも助けてくれるお母さんもいない。子どもにとっては"えらいこっちゃ"の連続です。

たくさんの遊具やクラスのお友達など、園の様子が細かく描かれているので、子どもにとっても「こんなところなのか」とイメージがしやすいように思います。朝バスに乗るところから始まり、バスに乗って帰ってきて終わるので、バス通園がある子にもぴったり。このシリーズで『えらいこっちゃのいちねんせい』もあります。小学校入学前にはそちらもおすすめです。

えらいこっちゃな1日の終わりには『えらいえらい』で褒めてあげたい

こちらは園が出てくる絵本ではないのですが、なんなら歌って拍手する絵本なのですが、お気に入りの一冊です。

♪くーつはえらい えーらいえらい なーんでえーらーいー? ‥‥まいにちいっぱいあるくから! えらいこっちゃ えらいこっちゃ はくしゅー!(パチパチパチ) 。と、えらいものがたくさん出てきて、そのたびに拍手で盛り上がれる絵本です。これを子どもに置き換えて、♪○○ちゃんはえらい えーらいえらい♪「ごはんぜんぶたべたから!」「先生にごあいさつできたから!」いっそ「行って帰ってきたから!」などなど、慣れない園生活を頑張ってきた子どもをたくさん褒めて労ってあげたいなあと思います。

ちなみに作者の増田裕子さんは子どもに大人気のミュージックユニット「ケロポンズ」のケロちゃんです。あの有名なエビカニクスで言うとエビの方です!どうりでノリノリになれる絵本なわけだ、とひとり納得しました。

『きょうなにしてた?』で振り返る親子それぞれの一日の様子

もう一冊、登園した日の締めくくりにもってこいなのがこの絵本。子どもが園に行っているあいだ、大人たちがどうしているのかも描かれている本です。

離れている時間を、親子それぞれがどう過ごしたのか話が弾みそうな内容です。なんだか馴染みのある絵だなと思っていたら、はまのゆかさんは『13才のハローワーク』のイラストを担当されていた方でした。就寝前にもぴったりな、穏やかであたたかい気持ちになれる絵本です。

きっと行きたくない日もあるよね。登園拒否には『ようちえんいやや』

まだ入園すらしていないですが、既に息子のお気に入り絵本になっている『ようちえんいやや』。作者の長谷川義史さんは大阪の人なので、関西弁の絵本です。

「ようちえん いややー」と泣いてる子がたくさん出てきます。しかし、その理由がなんとも可愛いらしい。「えんちょうせんせいに おはようのあいさつするのが いややー」「いちごがすきやのに ももぐみやから いややー」「わたしのげたばこが いちばんしたやから いややー」などなど。大人からみれば大したことないかもしれないけれど、子どもからするととても大きなことかもしれない。

もしも「行くのいややー」となった時は、我が子なりの理由があるのかも?と思って一緒にこの絵本を読みたいです。「いややー!いややー!」と大きな声で気持ちを叫べば意外とスッキリしてくれたりしないかな、なんて。絵本の方はいやいや言っていても、さすが長谷川義史さん、しっかりオチをつけてくれています。それも二段構えで。読んだら行きたくなるかも?な絵本です。

親も子も!入園前に絵本で体験入園◎

新生活のスタートは親もドキドキしますね。子どもにも伝えてはいるものの、うちの2歳はどこまで理解出来ているのか、、、と思うこともあります。そんな時でも絵本を通して園生活を体験していれば、少しは4月からスムーズなんじゃないかと思い、日々息子と読んでいます。

入園準備は親も子も楽しんで、どうぞ素敵な園生活を!

この記事が参加している募集

#私のイチオシ

50,822件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?