見出し画像

大学3年生の留学と就職活動の両立は可能なのか。実際にやってみた感想(後編)

こんにちは!大学4年生のmoeです。この記事は前編に続く後編です。大学3年生での留学と就職活動の両立は難しいといわれることが多いですが、不可能なわけではありません。ただもちろんたくさんの人がやめておけというだけあってデメリットはあると感じました。今回は実際にやってみて感じた5つのデメリットのうち、後半の3つについて書いていきたいと思います。

ちなみに、私が感じたデメリット5つはこちらです。

  • 夏に本選考をする企業はあきらめざるを得ない

  • 早期選考や本選考優遇を獲得するチャンスを逃してしまう

  • 1年間就活してきた就活生に比べて選考に慣れる時間がない

  • 行きたい業界や企業を絞っていく時間がない

  • 留学と就活、両方のことを考えないといけないのがストレス

前半の二つや、就活全体の流れ、どうにかなる理由については前編で書いているので、ぜひ読んでみてください。

では後半の三ついきます!

③1年間就活してきた就活生に比べて選考に慣れる時間がない

前編で述べたデメリット①②は分かりやすいデメリットでしたが、正直特定の業界の人以外はどうにかできる問題です。私的に大きなデメリットだと感じたのはここからの3つです。そのうちの一つがこれ。エントリーシートの書き方だったり、学生時代に頑張ったこと(いわゆるガクチカ)や、自分の長所・短所は基本的にどこでも聞かれるので、夏や秋冬にインターンシップの選考を受けてきた就活生はもう本選考前には話慣れて完成した状態になっています。その状態の人たちと闘わなければいけないのがデメリットだと感じました。

私は、経験を得るために出発前の5・6月に、もし受かっても本番の対面インターンにはいけないこと覚悟でインターンシップの選考を受けていたので、そこで少し経験を積んでいました。あとは、帰ってきた後の1・2月に行われているベンチャー企業の早期選考に参加して面接慣れできるように頑張りました。これ以外でも、友達や先輩に模擬面接をお願いして何となくイメージをつかんでおくのも効果的だと思いますし、よく聞かれる質問をネットで調べて想定解答を用意しておいたり、実際に口に出して話してみるのも対策になるかなと思います。

④行きたい業界や企業を絞っていく時間がない

これも私的には大きなデメリットでした。初めからやりたいことや行きたい業界が決まっている人は関係ないのですが、多くの人はあまりやりたいことが無い状態から就活を始めるのではないかと思います。多くの就活生は3年生の春~夏にいろいろな業界の説明会やインターンシップに参加する中でだんだん行きたい業界を絞っていくのですが、夏から冬に留学しているとその時間がありません。

行きたい業界が絞れていないと、事前に情報を調べておくことができないので、最初に述べた①②の情報を逃す可能性が大きいです。実際に私も帰国後に本格的に就活を初めて、行きたい業界が固まってきたのが3年生の3月後半(解禁後)でした。そのあと、オープンチャットなどに入って情報を集め始めて、インターンからの囲い込みが強い業界であることを知りました。この事態を避けるために、留学前にある程度先輩に話を聞いたり、自分より上の代を対象にしている説明会に参加したりして、あらかじめやりたいことや行きたい業界を絞っておいてその業界の情報を得られる状態にしておくことをお勧めします。

やりたいことが固まっていないと、情報不足以外にもデメリットがあります。それは、「志望動機の説得力を上げるのが難しいこと」です。あまりやりたいことが決まっていない状態で本選考に臨み、とりあえず色々受けてみる戦略をとると、結局なんでその企業に行きたいのかが伝わらず、就活が上手くいかない、ということになりかねません。私の実体験としても、最初は全く就活が上手くいかず、やりたいことが固まり始めてからうまくいくようになったという感覚がありました。

留学に行かなければやりたいことが見つかるか、といわれるとそうでもないのですが、私は色々な企業の人と一対一や座談会などのラフに質問できる場で話す中でいろいろと考えられたので、そういった場に参加するのは大切なのかな、と思いました。今はビズリーチキャンパスなどのアプリからオンラインでOBOG訪問できる機会も増えているので、そういったシステムを活用すれば留学しながらでも就活を進められるかもしれません。

⑤留学と就活、両方のことを考えないといけないのがストレス

最後はこれです。意外とこれがつらかった、、、笑

私も留学前は、留学中にオンラインでインターン選考参加したり、エントリーシート書いたりするぞ!と思っていました。でも、実際留学に行ってみると、現地での生活をこなすこと自体が大変だし、せっかく大金を払って海外で生活しているので、なんでアメリカに来てまで日本語でES書かなきゃいけないんだ、と思い始め、結局最後の方はほとんど就活のことは考えずに終わりました。

また、留学前は経験のためにインターンの選考に参加していたと書きましたが、その期間(5・6月)は留学前の準備期間と完全にかぶっていたので、膨大な量のESの締め切りと、海外の大学からの英語の資料、住む場所の手配などが一気に押し寄せて半分パニック状態でした。

私は結局留学中はほとんど就活のことを考えずに終わりましたが、それでも就活しなきゃなということは常に頭にありました。私は特に複数のことを同時に考えるのが苦手な人間なので、そのような人は少しストレスの面も考慮に入れる必要があるのではと思います。

でも3年生で留学したいときは

ここまでいろいろとデメリットを上げてきましたが、それでも留学をしたいという人もいると思います。その場合は、デメリットの中でも述べてきましたが、留学前に説明会などに参加したり、留学中にオンラインでインターンシップや選考会、OBOG訪問に参加したり、留学後説明会などが開催されていない時期に知り合いをたどったりアプリなどを用いてOBOG訪問を行ったりすることで情報を集め、本選考解禁前に気になる業界を絞っておくことをお勧めします。

本選考解禁に間に合わないという人はアメリカのボストンで毎年11月の頭に開催される日本人の海外留学生向け対象の「ボストンキャリアフォーラム」に参加することもできます。(ロンドンなどでも開催されているそうなので調べてみてください)日本の選考とは別の時期に本選考に参加できるという点や、グローバルな人材を求めたポストが多いという点は魅力的ですが、4年間の正規留学生がメインで参加するので企業によっては半年や一年の交換留学生だとそもそも対象外になっていることがあったり、現地に行くための旅費がかかったり、11月の本番に向けてESの提出やオンラインでの面接など9月ごろから準備が必要だったりと、それはそれでいろいろと考慮すべきことがあるので、過去に参加された方のブログなどをしっかりと調べて決める必要があるなと思いました。

最後に

以上が私が感じた3年生で留学することの現実とデメリットでした。なんだかんだ何とかなっているので不可能ではないことも伝えたいと同時に、私の経験がこれから決断する人の助けになればと思います^^ またほかの記事でなんで3年生の後期に留学を決めたのかなどもかければなと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?