「治療より、予防」が大切
ヘルスコーチ萌です。
今回は、私がなぜヘルスコーチになったのか、をお伝えします。
まずは、きっかけから。
リハビリ病院でみた現実
私は、管理栄養士として回復期リハビリテーション病院(以下、リハビリ病院)で入院患者さんの栄養管理に携わってきました。
リハビリ病院に入院される方は、脳梗塞や心臓発作など突然の大きな病気から一命をとりとめたものの、心身の機能に障がいが残り、社会復帰の為にリハビリの必要がある方々です。
ほとんどの方は、高血圧や糖尿病などの慢性疾患があり、何種類もの薬を服用していました。
お話を伺えば、
・ストレスの多い生活の中で体調不良を感じていたけれど、無理を続けていた
・不摂生だとわかっていながら生活習慣を改善できずに過ごしてしまい後悔している
・まさか自分がと思っていた
・障がいをもって初めて健康の大切さに気付いた
そんな方がたくさんいらっしゃいました。
自分だけではなく、家族や大切な人の生活も一変
そして、ご本人はもちろん家族の生活も一変する様子も目の当たりにしてきました。
家族の介護なしに、自分一人では日常生活が送れない状態で生きる人生…
実際に経験していなければ、なかなか想像しづらいと思います。
誰もが、想い描かない未来だからです。
私は、リハビリ病院という環境で、少し先に現実をみました。
入院されている方は、現実を受け止め、一生懸命、前を向いて歩もうとされる方だけではなく、自分の人生に対して投げやりになってしまう方、自分の意志ではなく、病気により人格が変わってしまった方もいて、
そんな本人に困惑する家族も数多くみてきました。
正直なところ、自分は絶対そうなりたくないと思いました。
自分のまわりの大切な人達にもそうなってほしくはない、少しでも多くの人に、最後まで元気に笑顔でいてほしい。
そう思いました。
もっとできることがあるんじゃないか?
日本人の平均寿命と健康寿命(制限なく日常生活を送れる状態)の差は約12年です。
e-ヘルスネット(厚生労働省)より
12年間も日常生活に制限がある期間を過ごす・・・
つまり、何かしらの不調や痛みを持ち、健康不安を抱えながらの人生。
こうなる前に、もっとできることがあるのではないか・・・
病気になってから、治療や再発予防の為の健康管理をするのではなく、病気にならない為の健康管理の方が大切。
それが、私が「予防」の道に進むきっかけでした。
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