タイミング法スタート
4年間の交際を経てようやく結婚したわたしたち。
夫婦水入らずの時間もとても素敵だけれど、早く子どもに恵まれたいねと話していました。
だから子どもができる前提で、ゆとりを持って暮らせる広さの家を選び、チャイルドシート付の電動自転車を購入するなど、
家族が増える準備を少しずつ進めていたのです。
そんなわけで結婚式を終えた翌月、2022年5月から妊活を開始しました。
排卵検査薬「ドゥーテスト」で排卵日を予測し、タイミングを取ることに。
タイミング法での妊娠の確率は25〜30%。
だから4回タイミングを取ればどこかで妊娠できるはず。そう思っていたのに気づけば6回も生理がきていました。
これはおかしい、わたしに原因がある!そう思い近くの不妊治療専門の婦人科に駆け込みました。
生理痛はあるし、痩せ気味だし、経過観察ではあるものの、過去に多嚢胞気味だとか子宮内膜厚めと言われたことがあるからです。
採血にがん検査、子宮鏡、通水検査。
ひと通り終えた結果は
「なにも問題ありません」
強いていうならすこし痩せ気味だから太るといいと。
問題ない場合、1年あれば妊娠できることがほとんどだからタイミングで頑張りましょうという診断を受け、卵胞チェックに通うよう指示されました。
このとき夫の精液検査用の容器もいただいたのです。
けれど当時の夫は休みが月に1.2日しかない上に泊まり仕事も多く週に1〜2回は家をあける生活で、一応話はしたものの無理強いできる状況ではありませんでした。
忙しいけれど、健康的な食事と運動をしている夫は何も問題はないはず。それにただしくタイミングさえ取れば1年以内に授かるといわれたし、、
ということで、卵胞チェックをしてもらいながらタイミングを取る日々。
ドゥーテストも併用していました。
薬剤師さん「使い方は知っていますか?」
わたし「はい、知っています」
ドゥーテストは第一類医薬品、だから薬剤師さんからの説明に同意した上での購入が必要なんです。
来月には必要ないかもしれない!
そう期待して、いつも数の少ない方を買っては結局すぐに使い切ってしまう。
買うのはわたしの勝手なのだけれど、何度も繰り広げられるこのやりとりに心をえぐられました。
さらに、これまですすんで取り組んでいた夫婦生活がいつのまにか妊娠するための作業と化し、わたしたちにとって大きな負担となります。
今日全然そんな気分じゃないけど排卵日が近いから誘わなきゃ
排卵日直前だけじゃだめだから、生理が終わったらすぐ誘おう
プロフィールに記載のとおり計算が大の苦手なわたし。気分が最優先だし本来そういうものだと思うのだけれど、妊娠というひとつの目的を果たすために、スケジュールから逆算してどんなに気分が乗らなくても行為を遂行しなければいけない。
これが本当に辛かった。
頑張って気持ちを作って誘ったのに夫が気乗りせずできずじまい。
その度ごめんねと謝る夫。
今日は疲れてるんだね仕方ないよなんて返してましたが、妊娠できるタイミングは今日しかないのに!と内心は苛立ったり、わたしは夫にとって魅力のない存在になってしまったんだと悲しさを覚えたり。
夫婦の関係性が少しずつ変わってきたことに不安でいっぱいでした。
同じように夫も変わりゆく夫婦の関係に戸惑っていたとおもいます。
お互い大好きで尊敬しているという事実は昔も今もなにひとつ変わらないのに、妊活中の小さな傷の積み重ねが、お互いにとっての自分の価値が下がったかのように思わせてしまうのですよね。
子どもいる人すごくない?
みんなどうやって乗り越えてるの?
そんなことを思いながら
気づけば結婚して1年を迎えていました。
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