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苗木を育てることから、楽しい関わり合いを増やす。〜戻り苗導入事例〜

植林用苗木を観葉植物として育てることで、直接森林保全に参加できる「MODRINAE-戻り苗-」。

今回は従業員様と共に参加いただいている明友産業株式会社様(以下、明友産業様)にお話をお伺いしました。

大阪に本社、和歌山に工場を構え、化学薬品の製造・販売を行う明友産業様。一般的にはCO2排出量が多いとされる業種であることから環境への取り組みに関心があり、戻り苗をご導入いただきました。今回は、本社・工場の両方のご担当者様にご参加いただき、それぞれどのように取り組んでいるのか、実際に導入するときにどのようなことに困ったのか...などリアルな声をお聞きしました。

明友産業様と戻り苗

ー 明友産業様には木鉢で育てるMODRINAEをご導入いただきました。現在はどのように育てていただいているのでしょうか。

大阪本社と和歌山工場の2箇所で育てています。働く環境や日々の業務が異なるので、運用方法はそれぞれに任せていますが、どちらも様々なメンバーと共に可愛がっています。

ー 本日お集まりの皆さんの雰囲気から、本当に可愛がってくださっていることを感じます。まずは本社のご様子からお伺いできますか?

本社では事務所の入り口で戻り苗を育てています。私たちが育てている戻り苗はもちろん、写真も飾り、成長を楽しみにしています。いつの間にか通るたびに様子を伺うようになって...日々、小さな成長に一喜一憂しています。


事務所の入り口の様子

ご来訪いただいたお客様から「これ、なんですか?」とお声掛けいただいたこともありました。初めてお会いする方だったのですが、戻り苗をきっかけに話も弾み、最終的には「会社全体の優しい雰囲気が伝わった」なんてお言葉もいただいて。予想もしていなかった効果でしたが、嬉しかったですね。

ー 皆さんの温かな雰囲気は皆さん方から滲み出るもののようにも感じますが...戻り苗も一役買えたようで嬉しいです。工場でも育てていただいていますが、どのような経緯があったのでしょうか。

本社から案内があり、工場でも参加を決めました。戻り苗は、現在は和歌山県を拠点に運営されていますよね。私たちの工場も和歌山県にあるので、地元のためになるという点でも惹かれました。

一方で、正直最初は少し不安に思うこともありました。

例えば、工場がお休みの日の水やりはどうするのか...というのは悩みどころでした。その他にも、どこで育てよう?とか、ちゃんとお世話できるかな?とか...

ですが、メンバーにアンケートをとってみると、家庭で育てたいという人がいたり、「土日は休日出勤のメンバーが水やりをするよ」という声があったりして「なんとかなりそうだ」と思いました。

今ではどんぐりの発育状況でマウンティングしたくなるくらい、私たちの生活に馴染んでいます。

ー オフィスと家庭だと、また違う発見があるように思いますが、いかがでしょうか。

生き物の成長を観察するのは、子供たちにとっても良い学びになるなと感じています。

中々芽が出ないと本当に生きているのかなと心配になったり、子供なので飽きてしまったりすることもありますが、こうやって大きな木になっていくんだと実際に感じてもらえたら嬉しいです。

また、子供だけでなく妻も楽しんでいるようです。育てていると親心が生まれるようで...水やりの取り合いになることもあります笑

ー 和やかな風景が目に浮かびました。今回の発起人は西口常務だったとのことですが、どのような背景があって導入いただいたのでしょうか。

ソマノベースさんと初めてお会いした時にお聞きした起業の経緯、またMODRINAEというストーリー性のあるプロダクトにとても感銘を受けました。

そして私も育てたい!会社のみんなと取り組みたい!と即座に思い、まず一人で育て始めました。

正直ちゃんと育つのか心配でしたが、2ヶ月後にはちゃんと根を張り、芽が出て...半年かけてしっかり成長し、これはみんなで取り組めるぞと社内展開に至りました。

ですが、言われたからやるのではなく、みんなが賛同して取り組まないと意味がありません。

SDGsという側面ももちろんですが、地元をより良くしたいという思いはみんな持っているものです。和歌山を拠点に活動されるソマノベースさんから直接みんなに話していただいたら、理解が深まり巻き込めるかも…と思い、直接のご提案もお願いしました。

結果的に、こうしてみんなで楽しんで戻り苗を育てることができ、うれしく思っています。

ー 私たちの話が少しでもお役に立てていたら、光栄です。最後に、今後、戻り苗を通して叶えていきたい未来についてお聞かせください。

まずは植林するまでの2年間大切に育てたいです。そこから、「続けていこう」という私たち自身の前向きな思いを育んでいきたいと思っています。

また、続けたいと思って続けられない場合もあるように感じます。例えば、家庭のご事情があったり、育てることが苦手だったり。

そのような方も参加できるように、関わり方の幅が増えたらいいなと思いますし、私たちも考えていきたいです。

葉っぱやどんぐりを使ったワークショップや、どんぐり拾いや植林、植林後の成長を見るなどで現地に行くツアー、行けなくても動画で様子が見れるなんていうのも素敵ですね。

ー これからいろんな関わり方を一緒に探して行けたら、わたしたちも嬉しいです。本日は貴重なお話をありがとうございました。


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