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創作大賞「ドラゴン・シード」#17

#創作大賞2024 #ファンタジー小説部門

17話

 それから、二人はフレーネの手掛かりを探して、まずは魔石協会の裏にあるフレーネの魔法道具屋を確認した。思った通り、ドアにはクローズの札がかかり、鍵がかかっていて人の気配がない。ウィンドウから見える店内の様子は、古ぼけた魔法道具や魔法薬の瓶が並んでいる、田舎によくあるごく平凡な魔法道具屋だった。カウンターに年寄りが座っていそうなくすんだ色合いだったので、先代の名残がまだ色濃く残っているのだろう。ここにはなにもなさそうだ。
 次に、表の通りに立つ魔石協会だ。フレーネはここを通じて、様々な魔石を仕入れていたはずだ。
 そこは、役所にありがちな、平均的な設備はあるが味気ない四角い平屋建てだった。魔石協会と書かれた看板の文字は、すでに汚れで読めなくなっている。中に入ると古ぼけたショーケースの中に、小さな名札のついた様々な魔石の見本が飾られている。ジンとケイト以外、客は誰もいなかった。
「すみません、以前ここで起きた龍涎香の盗難事件について聞きたいんですが……」
 そこにいる若い女性事務員にジンが声をかけると、きょとんとした顔で、「龍涎香の盗難事件ですか?」とオウム返しだった。
「ええ」
「えーと、ちょっとお待ちください。所長! ここで龍涎香の盗難事件ありました?」
 事務員が奥にいるらしい上司に声をかけると、奥から出てきた所長が、「ああ、十年ぐらい前にそんなことがあったような……? でもありゃ未遂で……」
「あ、いや、せいぜいここ半年ほどのことです」
「半年? いやあ、ないよそんなこと」
 職員がそろって首を振った。
 念のため、金庫に保管されているという龍涎香を見せてもらったが、そこには親指の爪ほどの赤い龍涎香が、真綿にくるまれガラスの瓶に入れられ厳重に保管されていた。長いこと触れられた形跡がなかった。
「いや、すみません、どうやら我々はガセネタを掴まされたみたいだ」
「あの、ここへ出入りしていた、魔法道具屋のフレーネの下宿先を知りませんか?」
 ケイトが女性事務員に聞くと、老魔術師の家だと思いますがという答えが返ってきたので、礼を言って二人はそこを出た。
「モリソンは龍涎香をふんだんに使ったアクセサリーを作ってたんだ。中にはかなり大きな龍涎香の粒もあった。あれをフレーネがモリソンに与えたのだとしたら、フレーネはあんなものをいったいどこで……?」
 ジンが通りを歩きながら漏らすと、ケイトが考えながら言った。
「どこか、フレーネしか知らない秘密の隠し場所があるんだ……」
「あるいは鉱脈を知っているとか」
「……」
「老魔術師の家に行ってみよう。誰もいなければ近所に聞き込みだな」
 街の郊外に立つ老魔術師の家は、農家を改築した広い庭のある大きな家だった。ところがそこも、すでに人の住んでいる気配がない。玄関のポーチから見える屋内の家具には、埃よけの白い布が掛けられていた。鍵がかかっていたので中には入れず、どこか入れる場所はないかと、裏口を探して二人で庭に回ると、誰かが家庭菜園で作業していた。
「あの、失礼ですが……」
「はい、どちらさま? どこかでお会いしたかしら?」
 老師の庭でハーブを収穫していたカーラというこの女性は、近所に住む主婦だった。太りじしの丸い身体で明るく笑う彼女は、四十歳前後に見える。
「我々は、以前ここで住み込みの修行をしていたフレーネという魔術士の女の子を探してるんですが……」
「フレーネを? あの子が何か……?」
 きょとんと二人を見るので、とっさにケイトが言った。
「私たちが今度追うことになった亜種に効く魔法を、彼女が得意だと聞いたんですが、商売であちこち飛び回っているらしくてなかなか会えず、彼女の行き先が知りたくて……」
 そのあとをジンが付け足した。
「ついでにその魔法のための魔石が老師の家にあると聞いたので、取りに来ました」
「あらそうなの」
 とっさについた嘘にしてはよくできていたかもしれない。人の好さそうな彼女は、軍服を着ている二人を見て、さして疑いもせず受け入れてくれた。
 カーラは今は誰もいないので、この家の管理と家庭菜園の手入れをしているだけだが、老師が生きている頃は、まだ子供と言っていい若い魔術士見習いたちのために、もっぱら食事や洗濯など、彼らだけで手の回らない身の回りの世話をしていたと言った。いわば通いの家政婦さんだ。
 ケイトとジンは、歩いて十五分ほどのカーラの居心地のいい家にお邪魔することになった。鍵を家に置いてきたというのだ。
「ごめんなさいね、わざわざ。もう誰も住んでないし、家の中には滅多に入らないの。あたし、畑を別にすればあの家あんまり好きじゃなくて……。鍵を渡すから、あとで二人で行ってちょうだい。帰りに玄関ポーチのアロエの植木鉢の下に鍵を隠してくれればいいから」
 そう言って首をすくめるカーラは、自分の雇い主が好きではなかったのかもしれない。怪訝な顔でカーラを見る二人に、言い訳するように言った。 「まあ、先生のこと…いえ、あの家は好きになれなかったけど、あそこに通う子供達が可愛くてね。だから手伝ってたの。あ、でも先生は、決して悪い人じゃないのよ? 優しくて魔法うたの教え方も上手かったみたいだし、近所の評判も良くて、先生のところからは何人も優秀な魔術士が出てるのよ」
「……でも、嫌いだった?」
 ジンが伺うように聞くと、カーラがいたずらを見つかった子どものように首をすくめた。
「……なんていうか、申し訳ないんだけど生理的なものだった気がするわ。匂いとか声とか仕草とか……。それに、実家が遠方だったり親を喪っている子はあの家に住み込みで修行していて、そういう子の中から時々、心をひどく病んでしまう子がいたのよ。リゼみたいに自殺する子は稀だったけど、未遂は十年ほどの間に私が知ってるだけであと二人いたわ。みんなその後すぐ故郷に帰って行ったけど」
「リゼ?」
「自殺……ですか?」
 ケイトとジンが順番に聞くと、カーラはそうなのと話を続けた。
「あなたたちが探してるフレーネの親友だった子よ。フレーネより一年先輩で、二人とも孤児ですぐに仲良くなってね……。でも、リゼがもうすぐ修了だっていうのに、ある朝納屋で首を吊ってるのをフレーネが見つけたのよ。リゼはあなたみたいなキレイな緑色の目に赤毛で、大人しい子だったけど、魔術士としての才能がちょっとね……。それを苦にして自殺したんじゃないかってもっぱらの噂よ。他の生き方がなかったのかしらね……」
 カーラは、二人にハーブティとお菓子を振舞いながら、こちらがきっかけを手向けなくともひとりでおしゃべりを続けてくれる。話し相手に飢えていたのだろう。二人は黙って耳を傾けているだけでよかった。
「フレーネはね、先生が亡くなってすぐあの家を出て、下宿屋を借りて独りで暮らし始めたんだけど、本当はリゼが死んですぐにでも家を出たかったんじゃないかと思うわ。だって、あの先生と二人だけで暮らすなんてぞっとするもの」
 カーラはもう老師に対する感情を隠そうともしなかった。
「もしかして、リゼや他の魔術士見習いの子のケースも、全部老師に原因があったのではないかとあなたは考えている? ひどい暴力が……?」
 ジンが更に聞いた。
「……いいえ。子供たちにアザや傷はなかったわ。でも、心を病む子は女の子ばかりで、そういう子がひっそりと畑の隅でひとりで泣いてるのを何度も見たの。その時は修行が辛いのねって、私みたいな普通の人間にはわかんない苦しみがあるのかしらって。ほら、魔術士の才能もそれぞれだから……。そういう子見かけたらうちに呼んでこんな風にお茶をご馳走したりしてたんだけど、今にして思えば……」
 カーラは悔しそうに唇を噛み締めた。もっと早くに気づいていれば、もしかしたら救ってやれたかもしれないと悔やんでいるのだ。
「あなたのせいではありませんよ、カーラさん。それより、なぜそれに気づいたんですか?」
 ジンが静かにそういうと、カーラは当時を思い出すように目線を窓の外に彷徨わせた。
「先生がトイレで心臓発作で亡くなった日、フレーネの笑い声を聞いたの」
「笑い声、ですか……」
「最初は悲鳴かと思って、畑で作業していてすぐ家の中に入っていくと、誰かがゲラゲラ笑っているのが聞こえて、その声のする方にいくと、フレーネがトイレで亡くなっている先生を見て、腹を抱えて笑ってたの」
 二人が言葉を失った。
「私は、後にも先にも、あんな悲しい笑い声を聞いたことがないわ。その時になんとなく気づいたのよ。ああ、先生はやっぱり女の子を食い物にしてたんだなって……。涙を流しながら爆笑してるフレーネがあまりにも哀れで、悲惨で、でもどうしていいのかわからなくて、笑ってる彼女をぎゅうって抱きしめたら、あの子、いきなり私の胸の中で気を失ったのよ」
 過去を覗き込んでいたカーラが、気を取り直したようにケイトとジンに視線を戻した。
「ああ、ごめんなさいね。なんの証拠もないのよ。先生ももう亡くなってしまわれたことだし、そんなことを今更暴いたところで、いたずらに傷つく子が増えるだけだと思うわ。でもそう考えれば、どうしても好きになれないあの先生の匂いも、それで全部腑に落ちたっていうか……まぁ、あたしの女の勘ね……」
 カーラは最後は冗談めかしてそういったが、ケイトとジンの心を塞ぐ真っ暗で重たい蓋は軽くはならなかった。
 と、その時、玄関扉がバタンと勢いよく開く音がして、子供の明るい声が響き渡った。
「ただいまー‼ ママ、お腹すいたーー‼」
「あら、もうこんな時間⁉ おかえり! お客様なんだから静かにしてちょうだい」
 玄関に向かってカーラが声をかけると、八歳ぐらいの子供が二人、順番に駆け込んできた。男の子と女の子だ。
「私の子供たちよ。男の子がオリバー、女の子がノアでこの子たちは双子なの。ほら、ごあいさつは?」
「こんにちはー!」
 いきなり家の中の空気が一変した。暗い空気を一気に吹き飛ばすとはこのことだ。
 陽だまりのような二人の元気な子供たちは、ケイトとジンをまじまじと見るといきなり声を揃えて言った。
「「リリスのケイトとスキピオのジンだああああ‼」」
「えっ?」
 ケイトとジンが揃ってギョッとした。
「あら、なんで知ってるの?」
 カーラが驚いて目を丸くした。
 するとオリバーが、急いで家の奥に駆け込むと、すぐにカードケースを手に戻ってきた。その中には、誰がいつ撮影したのか、粗い画像のケイトとジンが、武器を手にそれぞれ亜種と闘っている姿がカードになっていた。 「こ、これは……」
「いつの間にこんなもの……」
 二人が絶句した。
「ああ、これチョコ菓子のおまけよ。そっか、どうりであなた方のことどこかで見たことあるようだと思ってたのよ」
 カーラが、よそ者のケイトとジンにあまり警戒心を抱いていないように見えたのもこれで納得がいった。
 そして、オリバーとノアの興奮は相当なものだった。
「特にジンが銃構えてるカードはレアカードなんだ! だって、作戦司令官だからほとんど亜種と闘わないんだ! このカードクラスで持ってるのボクだけなんだよ! これ、コルトガバメントなんでしょ?」
 オリバーに憧れの目で見上げられて、ジンは引きつった笑顔を浮かべた。 「お、おう、そうだ。よく知ってるな」
 そう言って、ジンは懐の銃をちらっと見せてやった。
「うわあああ、本物だぁあああ‼」
「でも、超人気カードはケイトだもん‼ ケイトは滅多にカメラ目線の写真ないけどあたし持ってるもん!」
 ノアが自分のカードケースを開きながら言った。
「ええ⁉ そんな写真いつの間に⁉」
「その剣、日本刀の脇差しなんでしょ? マサムネなんでしょ!」
 ノアの鋭い突っ込みにケイトがたじたじとなる。
「い、いや、そんな立派なものじゃなくて、ただの無銘の骨董品……」
「なあんだー!」
「ご、ごめん、安物で」
 ケイトとジンがざっとカードを確認したところ、おそらくこれは、様々な合同作戦の際に、混合チームの誰かがモバイルで撮った画像をスクリーンショットしたものらしい。昔の映像が多いが、ゴッシュをはじめ見知った顔が何人もいた。迂闊なことに、ジンはてっきり記録用の資料映像だと思って今まで特に何も言わずに放置してきた。それが、こんなふうに転用されていたとは夢にも思わなかった。
 これは落ち着いたら、しっかり調べ上げて全員まとめてぎゅうぎゅうに締め上げてやるぞと、密かに心に刻んだ。
「さあさあ、もういい加減にしないと。ケイトさんもジンさんも困ってるでしょ? 二人ともお仕事でおみえになったのよ。あなたたちはさっさと手を洗ってらっしゃい。おやつよ」
「まだ帰んない⁉」
「泊ってけば!」
 子供たちに期待のこもった目でそう問われて、ジンがなんて答えようかと思っていると、カーラがすかさず言った。
「お泊りは無理でも、あなたたちがいい子にしてくれれば、ママがお二人をもう少しお引止めするわ。ね? ケイトさん、ジンさん?」
 賢い母親にそういわれ、ケイトとジンは思わずうなずいた。
「は、はい」
「ほらね、二人とも、さ、早く言う通りにしてちょうだい」
 オリバーとノアは顔を見合わせると、早速洗面所に飛んで行って今度は我先に手を洗おうともみ合っている。
 カーラが子供たちのおやつを皿に盛ってテーブルに置いた。
「ふふ、ごめんなさいね、もう少し付き合ってやってちょうだいね」
 二人は苦笑しながら言われた通りにした。
「でも、その顔を見ると、二人ともこのカードの存在知らなかったみたいね」
「ええ、まぁ」
 二人が同時にうなずくと、カーラが苦笑しながら言った。
「あなたたちの画像を勝手に使って儲けている人たちはどうにかしないとダメだと思うけど、できればあまり強く締め付けないでくれると嬉しいわ。子どもたちの間で、亜種討伐のソルジャーカードは大人気シリーズなのよ」
「そうだったんですか……」
 子供たちは、濡れた手を服で拭いてカーラに叱られながら同じテーブルに着くと、皿のスコーンにたっぷりのジャムをのせて思いっきりかぶりついた。ただでさえぷくっとした頬を更に倍の大きさに膨らませながら、ずっとケイトとジンを交互に見つめているキラキラした瞳が眩しい。二人は大いに照れたが、ジンは悪徳業者の追及の手を、少しは緩めてやってもいいかという気になっていた。
 と、カーラがふと席を立ち上がって椅子に座っているケイトの背中に回った。
 ジンが何をするのかと見ていると、彼女はそれがさも当たり前みたいに、子供たちに「ほらちゃんと座って」と言いながら、ケイトの雑に結んだ髪のゴムをほどくと、棚の上にあったブラシを手にとって髪を梳かし始めたのである。
 その一連の動作があまりにも自然で当たり前そうだったものだから、ケイトもジンもまるで油断していて、ケイトなどはカーラにされるままに、もつれた髪を梳かされ、時々痛そうに顔を顰めながらもじっとしている。
「やだあなた、最後に髪梳かしたのいつ? え? 昨日の朝? 今朝は? 梳かしてない? やだもー、ダメよ、女の子がこんな雑なことしちゃ」
 ケイトが「すみません」と小さく謝っている。
 ジンが笑いをこらえていると、子供達も顔を見合わせてくすくすと笑っている。
 あれよあれよという間に、ケイトは綺麗に梳かされた髪を後ろで一本の三つ編みにされ、最後に顔に化粧水を叩かれ、リップクリームを塗られて「はい、これで更に綺麗になったわ」と言われた。
 すると、ノアが席を立って家の奥に飛んでいくと、すぐにブルーのリボンを持ってきてケイトに差し出した。
「これあげる!」
「え、私に? いいの?」
「うん!」
「じゃあ、つけて」
 ノアはケイトの髪にリボンをつけながら、内緒話をするようにひそひそ声で言った。
「あのね、このリボンね、内緒だけど、ママの香水つけてあるからいい匂いするんだよ」
 ひそひそ声になっていないのがまたかわいい。
 ケイトはリボンの端をつまんで匂いを嗅ぐと、「ホントだ。いい匂い。ありがとうノア」と言った。
 それを見ながら、カーラがふと思い出したように言った。
「そういえば、フレーネも時々独特の香水をつけてることがあったわ」
「え?」
 リゼが自殺し、それ以降、フレーネが不意にこんな風に一日姿を消して帰ってくると、独特な香りがしたと言うのだ。
 そして、その頃から、フレーネの周囲がにわかに慌ただしくなって来たように思うとカーラは言った。
 フレーネから頻繁にその匂いがするようになって、老師の金回りが急に良くなった。その後すぐに亡くなったかと思ったら、今度は魔石協会の顧問であるスミスや、もっさりと冴えない大柄な男がフレーネの周囲をうろうろするようになったという。
 もっさりと冴えない男というのは、おそらくモリソンのことだろう。
「そういう男たちがフレーネに群がると、逆にその匂いはフレーネからしなくなったわ」
「逆にですか……?」
「フレーネには、誰にも知られたくない秘密の場所があったんじゃないかしら。そこへ行くとその香料の匂いがつくから、封じちゃったんだわ、きっと。前に匂いを封じる魔法があるって聞いたことがあるの」
「そうなんですか」
 ケイトがへえと感心している。
「便利よねぇ。うっかり腐らせた残り物始末するときとか、パパの靴下洗うときとか」
 ケイトが思わず噴き出した。
 そういえばジンは、フレーネがプラスチックケースに入った龍涎香の匂いを封じるところを見ていた。
「あの子に会ったら、またうちにシフォンケーキ食べにいらっしゃいと伝えてくれる?」
 カーラに笑顔でそう言われて、ケイトもジンも一瞬胸を突かれた。
「はい」
 ケイトがかろうじて返事をし、そろそろ本当に失礼しますという二人に、カーラは可愛い子供たちと玄関まで見送ってくれた。
 最後に子どもたちと一緒に何枚か写真を撮って別れた。
「またいつでも遊びにいらっしゃい!」
 二人に向かって振られる、ひらひらと可愛い花のような小さな手のひらが愛くるしい。
 明るい陽光で満たされている暖かく居心地のいいカーラの家にこれ以上いたら、この先に待っている厳しい現実と折り合いをつけるのが嫌になる。

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