見出し画像

花の慶次

時は戦国時代。
今や、ゲームやアニメ等のメディアでは欠かせないキャラクターである「前田慶次」
実は少し前はそんなに知られていない、いや、むしろほとんど無名に近い人物でした。
その前田慶次をピックアップした作品を描いたのが「北斗の拳」でお馴染み、原哲夫先生です。

作品名は「花の慶次―雲のかなたに―」

週刊少年ジャンプで戦国時代!
驚きです。

「花の慶次―雲のかなたに―」
原作/隆慶一郎
漫画/原哲夫
脚本/麻生未央

1989年に読切、1990年から1993年まで連載との事。(Wikipediaより)
コミックは18巻らしいですが、私が持っているのは文庫版全10巻。上⬆参照。
慶次、カッコイイ!

「花の慶次―雲のかなたに―」から模写

好き過ぎて模写してしまいました(,,>艸<,,)♡
それが上⬆
原哲夫先生は「描き込みを少なくした」と仰ったようですが、模写してみますと原哲夫先生の緻密さに驚きました。
素人の模写ですので、どうか温かい目で見て下さい🙇💦 


この「花の慶次―雲のかなたに―」
原哲夫先生が隆慶一郎先生に頼み込んで漫画化にこぎつけたとの事。
すると、今度は原作が気になりました。
隆慶一郎先生。
調べると歴史小説の第一人者。
「一夢庵風流記」と言う小説が原作。
図書館で探し読ませて頂きました。

小説と漫画では少し雰囲気や舞台設定、登場人物が違いました。
隆慶一郎先生が原哲夫先生の漫画がまだ完成されてない時に亡くなり(1989年没)。
小説の全てを漫画化にするには諸事情があったのかな?と勝手に推測しています。
その違いは、ぜひ、漫画と小説を読み比べてみてください!


雑誌「花の慶次」より①前田慶次
雑誌「花の慶次」より②真田幸村と奥村助右衛門
雑誌「花の慶次」より③伊達政宗と直江兼続

上⬆の写真は、私が持っている雑誌からパチリ。
漫画でも人気の4武将。
伊達政宗、真田幸村、直江兼続、そして莫逆(ばくぎゃく)の友、奥村助右衛門。
格好いいよ~~~(⑉• •⑉)…♡

⚫伊達政宗は有名ですね。隻眼。仙台藩の武将。
⚫真田幸村も有名。日ノ本一の兵(ひのもといちのつわもの)と称された。大坂夏の陣では真田丸を築き、大坂冬の陣で華々しく散った武将。
⚫直江兼続は上杉藩の武将。上杉謙信の養子、上杉景勝の側近。NHKの大河ドラマ「天地人」(著/火坂雅志)の主人公にもなりました。
⚫奥村助右衛門はこの中ではマイナーかも知れません。加賀百万石の前田藩の重鎮で、前田慶次とは幼なじみ。


小説から漫画へ。
そして。
2007年!
パチンコになりました!


当時はビックリしました。
セリフやボタン演出、ギミック、大当たり後の演出が通常時と違う等。
今では当たり前ですが、当時は画期的な事でした。
そして、前田慶次は傾奇者(かぶきもの)派手な格好を好みます。
ですが、ただの派手好きではありません。
ちゃんとポリシーと覚悟があるのです。
そこがまた格好いい!

漫画では虎柄の着物も羽織ります。
パチンコは虎柄を熱い演出に昇華させ、虎柄はレアで激アツ!

更に前田慶次と言えばキセル。
このキセルもただのキセルではありません。
ずっしりと重く。
それを軽々と持ち。
何事もないように美味しそうに味わいます。
そこもまた格好いい!
そのキセル演出が出たらワクワクしました。
これも熱く、大当たり濃厚♡
逆に外れたら思い切りガッカリしました(^_^;)

更に慶次と言えば朱槍。
合戦の時に朱色は双方にとって目立ちます。
この朱槍もまた重たく長い。
慶次は難なく使いこなします。
愛馬「松風」にまたがり、グルングルンと朱槍で敵陣を攻め、また味方を守り。
格好いい!
パチンコでは演出も然る事ながら、ギミックとしても活用されています。

そして決めゼリフ「だが、それがいい」
これは復活演出の時に出ます。
ハズレて諦めていたら「だが、それがいい」
ヤタ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪
楽しかったです♡

そして、パチンコで使われる楽曲がまた素晴らしい(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
角田信郎さん始め、沢山の方が歌われています。カラオケにもなってますし、プロ野球の応援歌にも使われています。


上⬆の写真、雑誌「花の慶次」はパチンコ攻略本です。
いまだに取ってあります。
当時の台自体は既に撤去されていますが。
それでも「花の慶次」の人気は物凄く、後継のパチンコやパチスロも次々と出ています。
また、若かりし頃の直江兼続と前田慶次を題材としたスピンオフの漫画「義風堂々」も連載され、その「義風堂々」もまたパチンコとなっています。

更に毎年8月7日は「花慶の日」として、タレントや声優、歌手、その他大勢のゲストを呼び、花の慶次を盛り上げるパチンコメーカーのイベントもあります。最近はYouTubeでライブ配信もあり遠方でも参加出来て嬉しいです。


それだけ「花の慶次」は愛されています。


私の場合、パチンコ→漫画→小説へと興味が湧いた訳ですが、きっかけがどうあれ、隆慶一郎先生を知る事ができ、「一夢庵風流記」と言う素晴らしい本に巡り会えた事に感謝です。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

この記事が参加している募集

読書感想文

歴史小説が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?