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そんな人生

QHHTを受けて、早一月が経った。
まるで、昨日の事の様に感じる。

QHHTにしろ、ヒプノセラピーにしろ、
セッションを受ける前には必ず、自分の事を
プラクティショナーに話さなければならない。
家族構成や育った環境等多岐に渡り、自分の人生を
振り返る事になるから、人によっては辛いかも
しれない。

私は、QHHT、通常のヒプノセラピーと二つ
受けた事があり、進め方はどちらも似た様なもの
だった。プラクティショナーはそれぞれ別の人
だったが、私の子供時代を話した時の2人の反応は
違いはあれどほぼ変わらず、1人は涙を流し、
もう1人は驚愕して眉をひそめ、手で口を押さえた。
『10年以上この仕事をしてきているけれど、そんな
人生は聞いた事もない』、らしい。それが、日本であることが更に驚きだった様だ。当の本人である
私でさえ、20世紀(当時)の日本にそんな環境が
あるのかと思うくらいだからね。

そんな人生と言われてショックじゃないか?
と訊かれたけれど、私はこの人生しか知らない
から、何も言えない。比べようもないし。
それに、比べたからって何にもなりはしない。

私は7歳やそこらで、護身の為、刃物を枕元に
置いて寝なければならなかったし、大好きな
動物や植物が、平然と殺されて、捨てられていく
のも見てきた。公の前で怒鳴られ、折檻されたり。
色々あった。本当に。言葉の暴力も凄かったし。
私が見てきた世界には、暴力と死が渦巻き、
思いやりや優しさのカケラもなかった。
殺すより、殺される方が悪いという考えが、
大人から子供まで当たり前の如く罷り通る場所。
そんな話の一部を聞けば、そんな人生と言いたく
なる気持ちもわかる。

でも私は、この人生を無駄だとは思わない。
こういう道を歩まなければ得られぬ経験と学びを
得る事が出来たから。それはまだ継続中で、
これからも私は学び続ける。

私は逃げない。
前を向いて、生きて行く。




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